タヌキの土居くん (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 277
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834086522

作品紹介・あらすじ

さんかく山のふもとの小さな小学校では、一年生から六年生まで十人の子どもたちが仲良く学校生活をおくっています。4月の新学期がはじまったある朝、三年生のアカネちゃんが教室に入ろうとすると、隣の土居くんの席にだれかがいます。こちらをふりかえったその姿は、なんとタヌキ! それは土居くんの本当の姿でした。今学期の目標「なかよく、元気に、しょうじきに!」を守ろうと、土居くんは”正直”に姿を現したのでした。

感想・レビュー・書評

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  • 最近シリーズ化しつつある、絵本だと思ったら児童書だったシリーズ。
    ある日学校に行ったら人間だったはずの子?がタヌキになってたらそりゃびっくりするよねー!笑笑
    でもそれをみんな意外とすんなり受け入れて。
    先生達までもが偉い!と褒めて受け入れて。
    元々人間だった頃の土居くんも陽気でみんなに好かれていたんだろうね。
    だから姿形が変わっても土居くんに間違いないと受け入れられたんだろうね。
    先生の名前もなんだか怪しいなぁと思っていたら、ラストはやっぱり思った通り。
    短いけど短い中に大事なことがギュッと詰まったような、良い本読んだなって思える本でした。

  • 令和4年読書感想画指定図書 低学年
    今学期の目標が「なかよく、元気に、しょうじきに」となったから、自分の正体をさらしてタヌキとして登校した土居君。これには生徒十人しかいないけど、学校のみんなも、先生もびっくり。タヌキの土居君と楽しい授業です。
    土居君を見習った人たちが見せてくれるオチが秀逸で、読み聞かせしても、とても楽しく聞いてくれます。全部読んで25分位。

  • 山の小学校も新学期
    アカネちゃんの席のとなりの土居くん、あんなに茶色かったけ?あんなに耳はつったってたっけ?
    そう、タヌキは土居くんだったのです。
    いや、土居くんはタヌキだったのです。

    〇心柔らかくふにゃふにゃで読みたい
    〇土居くん、田貫くんやないんやな

  • 作者の富安陽子さんがご自身で紹介されていたので読みました。

    さんかく山のふもとにある、全校児童10人の小さな小学校のお話。

    実はタヌキだった3年生の土居くん。わりとお調子者なところがおもしろいと思います。

    一人で読むなら2、3年生からですが、言葉のリズムもおもしろいので、入学前の子に読み聞かせるのもおすすめです。

  • 実はタヌキだった土井くんがかわいかったです。

  • 夏読40冊目。
    となりの席の男の子は、実はタヌキだった!?
    その事実をすんなり受け入れる子たちが可愛らしい。
    最後にビックリするようなオチも・・・

  • オチは早いうちにわかってしまうけど、山下小学校の児童、教職員全てが明るく優しく楽しくて、幸せな気持ちになる。
    タヌキの土居くんの天真爛漫な様子が物語からも絵からも伝わってくる。
    大島妙子さんは富安さんとよく組む画家だけど、本当にぴったりだと思う。

  • 中学年くらいからかな。土居くんは「正直に」という目当てを守る為に みんなに本当の姿「タヌキ」だとカミングアウト(笑) とっても可愛いお話。

  • 今年の目標は、「仲良く元気に正直に」で正直なタヌキって居るんだと思った?!

  • 面白い。最後にはまさか!面白かった。

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著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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