赤いめんどり (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 69
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834087369

作品紹介・あらすじ

ひとりぼっちの貧しいおばあさんの家に、ある晩、やせこけためんどりがやってきます。おばあさんは、めんどりに食事と寝床をあたえ、追ってきたもとの持ち主から守りました。翌朝、おばあさんが目覚めると、暖炉には火が燃え、台所のテーブルには、朝食用のたまごが一つおいてあったのです! めんどりは針仕事を手伝い、暮らしは豊かに、おばあさんの気持ちも明るくなります。しかし、またしても、もとの持ち主がやってきて……。

感想・レビュー・書評

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  • しっかりしたプロットでお腹の奥の方から温めてくれるような絵本でした。最近ではこういった本にあまり出会えなくなったなと感じます。
    山内ふじ江さんの絵がとても優しく、この物語を包み込んでいるようです。
    とても素敵な一作でした。

  • 昔話の「金の卵を産むニワトリ」にも似たお話です。優しいおばあさんと欲張り男それぞれに相応しい報いをもたらす赤いめんどりの正体にびっくり! ラストはほっこり…素敵でした!

  • 少し暗い感じの画風ですが、お話はハッピーエンドです。
    優しいおばあさんと赤いめんどり。
    仲良く暮らせてよかったです。

  • 2.3年。質素な暮らしの中で、話し相手が欲しいと思っていたおばあさんの前に現れたのは、赤いめんどり。欲深い飼い主がやってきて、おばあさんからめんどりを奪おうとするが…。
    優しいめんどりの絵には動きがあり、おばあさんとめんどりの温かで幸せな暮らしの様子にしみじみと浸れる一冊。

  • アリソン・アトリー作のお話。

    こぐま社からも出ていますが、こちらは絵がやさしくてあたたかい雰囲気。
    訳も生き生きしていて、おばあさんとめんどりの絆が感じられます。

    起承転結がしっかりしているので、絵本とはいえ読み応え十分。
    読んであげれば、子どもはきっとハラハラドキドキして、最後はホッとすることでしょう。

    絵本から児童書への移行期にもおすすめ。

  •  貧しい一人暮らしのおばあさんのところに、迷いこんで来た小さな赤いめんどり。おばあさんは食べ物と暖かい寝床を作ってあげました。
     そこにめんどりの持ち主だと言う乱暴な男が、めんどりを取り戻しに来ました。おばあさんが抵抗すると、男はめんどりのかわりに、おばあさんの大切なろうそくたてを持って行ってしまいました。
     翌朝、おばあさんが起きてみると、お掃除と朝ごはんの準備がすっかりできていました。めんどりがやってくれたのです。
     めんどりは、お手伝いをたくさんしてくれて、おばあさんは大助かりです。

  • 面白かった。

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著者プロフィール

アリソン・アトリー 1884年、イギリスのダービシャー州の古い農場に生まれる。広い野原や森で小動物とともにすごした少女時代の体験をもとに、多くの物語やエッセーを書いた。日本語に翻訳された作品に『グレイ・ラビットのおはなし』『時の旅人』(以上岩波書店)、『チム・ラビットのおはなし』(童心社)、「おめでたこぶた」シリーズ、『むぎばたけ』『クリスマスのちいさなおくりもの』『ちゃいろいつつみがみのはなし』(以上福音館書店)など多数。1976年没。

「2020年 『はりねずみともぐらのふうせんりょこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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