しつこく わるい食べもの

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834253436

感想・レビュー・書評

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  • 高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』に期待した、(これはタイトルと装丁から私が勝手に想像した本のイメージであって、お話に感じたこととは別物。)「こういう内容を求めていた!」という感情を消化すべく読みました。消化できた!
    読み進めていくうちにお腹がなり、何度もスマホでクックパッドを検索した。これからスーパーに行くのが楽しみ。

  • 米は私で私は米!

  • 前作の、わるい食べもの、より作者を身近に感じた。

    お腹を壊すこともあるんだ、とか。

    自分の好きだった雑誌のコーナーを、作者も好きだったらしいとかの共通点も見つかり。

    「生命維持に必要な食料だけでは私の魂は死ぬ。」この文章にしびれた!

  • このシリーズで斧屋氏というパフェ評論家の存在を知り、ウェブ連載を見てみたらまあ美しい。
    しかし田舎の悲しさでファミレスかミニストップくらいしかパフェ食べられるところがないのだった。9日になったらあまおうパフェ食べに行こう。

  • 一作目の方が好きだったけどサクッと読めた。
    次作も読みます!

  • ここしばらく嫌な事続きで、明日も仕事をする為だけに食べ物を口に押し込む生活を繰り返す今日この頃...
    自分なりのこだわりを持って食事する事の大切さを思い出せた。
    .
    わたしも千早さんまではいかないながらも、食に対するこだわりとエピソードを持っている。
    炊飯器の保温機能は絶対に使わないし、立食パーティーとか宴会では食を優先してしまう笑
    .
    憧れちゃう美食なエッセイはよく見かけるけど、このエッセイは自虐的面白さの中に、自分なりのこだわりを肯定してくれている気がする。
    .
    なによりもふふッと笑ってしまうお話ばかりで、気持ちが軽くなった。
    図書館に2作目しか置いてなかったから、お取り寄せして1作目も読んでみたいな。

  • 前作同様気軽に楽しく読める ここは同感だなとかここはさっぱり理解できない感覚だなとか 

    ご飯の保温が嫌いはわかる ずっと保温状態でというのが信じられない 食べものほど許せるラインが個人で違う上に厳しいものはないな

  • 美味しそうに、たくさんの、色んなものを食される様子を見るのが気持ちいい。
    自分の中の食への欲みたいなものを刺激されるのがとても好きです

  • 「わるい食べもの」ですっかりはまり期待値が高まってた分、今回はがっかりするかなと思いつつもやはり面白く一気に読了。

  • 1,3巻を読んで面白かった筆者の食エッセイ、通称「わる食べ」の2巻目。途中からコロナ禍での話が記されていたんだけど筆者が迷いながら書いていた感じが伝わってきた。在宅ワークのイメージが強くて一見影響がなさそうな小説家にもコロナって影響与えていたんだなと思う一方で、もうこんなに時間が経ったんだとしみじみしてしまった。ヒーローは健康に気遣った食事をしてそうだけど悪役は自分の好きな物を気にせず食べてそうっていう悪役飯の話、人が一心不乱に食べる姿ってエロい…っていうパフェの話が特に印象的だった。不思議と共感しちゃうところが多いし筆者の食のこだわりが強すぎて面白い。後書きに出てきた雑貨屋がおそらく私も行ったことがある所で筆者と共通点が見つかって少し嬉しくなった。今出ているのは全部読んだけど新刊が出たらまた読みたいし小説もまた読もうと思う。

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著者プロフィール

1979年北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。09年に同作で泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で渡辺淳一賞を受賞。他の著書に『からまる』『眠りの庭』『男ともだち』『クローゼット』『正しい女たち』『犬も食わない』(尾崎世界観と共著)『鳥籠の小娘』(絵・宇野亞喜良)、エッセイに『わるい食べもの』などがある。

「2021年 『ひきなみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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