岸辺の唄 (eyesコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834261622

感想・レビュー・書評

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  • 『百鬼夜行抄』でおなじみの作者によるオリエンタルファンタジー。
    人と鬼の共存は、いまでこそ馬鹿げたファンタジー扱いされているが、鬼としか表現することができなかった現地の民とは明らかに違う人種との共存生活として考えると、それはどの世界にもある概念なので、ある種の懐かしさすら感じる。
    最後に収録されていた、自分の意思と反して人を殺めてしまう双子の話は、とても切ない。自分たちの母親もこうして殺めてしまったのだと気付くにはさほど時間もかからなかったろう。いや、それとも、母が突然死を遂げたことで、自分達の能力のリミッターが外れてしまい、そうなってしまったのかもしれない。いずれにしても哀しい話だ。

  • 2002-00-00

  • 鬼人というモチーフは、ファンタジーには王道のネタだけど、必要以上にダークにならないところがよい。エンが淡々としていてかっこいい!
    このコミックス自体は単品だけど、続きがあるので、読みたい。

  • この作者のファンタジー話好き。

  •  ああ今市子さんはすごいと思った1冊。 

  • 今市子さんの美しい絵が満喫できる、オリエンタルファンタジー。
    続刊?
    スリジャとエンの行く末も気になる。

  • 続刊※
    タイトルは毎回違うものの、同一の登場人物で、水を巡るファンタジーシリーズとして続いている。
    百鬼夜行抄のような妖ものとはまた少し違うけど、これはこれで好き。

  • この人の描くものは何でも面白い。
    そんな時期なんです。

  • あと二月のうちに早魃で、すべての人は死に絶えてしまう。皆を救う方法はただひとつ。河伯の住む翠湖までゆき水乞いの儀式を行うことだけ。こうして方士・スリジャ・エンたちの水を求める遙か遠き旅がはじまった―――。表題作『岸辺の唄』他『予言』『氷の爪石の瞳』を含めた今市子が贈る雄大なるオリエンタルファンタジー傑作集。

  • 今市子のオリエンタル・ファンタジー。
    同じ世界を描いた連作のシリーズ1冊目。

    壮大な設定と、しっとりした雰囲気、波乱の冒険、ほのぼのしたユーモア。
    豊かなイメージをあっさりまとめ上げています。

    水乞いのために、どこまでも裸足で歩いていく少女。
    水乞いは本当に可能なのか?
    信じない人もいるし、人身御供として血を流せばよいと思う人もいる。
    人の世のはかなさ、切なさ、行き違い。
    まれな出会いに、心通い合うあたたかさ。
    大好きなシリーズです。

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