邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season8 (ホーム社書籍扱コミックス)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834285260

作品紹介・あらすじ

邦画プレゼン界の生ける伝説! 『邦キチ』空前絶後のシーズン8が火を吹くッ──!!
今回も「映画について語る若人の部」を舞台に、もはやラブコメのヒロインとしての風格すら漂わせ始めた邦画中毒女子高生・邦キチが、まずまずの洋画好きな部長・洋一を相手に絶妙なチョイスの邦画(一部例外アリ)を愚直にプレゼン! プレゼン!! プレゼン!!! その視点、その愛情、その圧力──。全てにおいてシーズン7を凌駕ッ!! 銀河系初の邦画プレゼン漫画、未だとどまることを知らない進化の真っ只中です…!!

感想・レビュー・書評

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  • 『Season8』ではとりわけ「特撮作品について熱く語り合う部」がメイン出演する回が多い。何せ『シン・ウルトラマン』だけで予習編・クイズ編・本編と3話構成、それに前段の『仮面ライダー THE FIRST』、ついでに『大怪獣のあとしまつ』ととにかく特撮部の出番が多い。おそらくは駒木氏の可愛さと動かし易さによるものかと思うが。駒木氏は物語を締めたり早押しクイズしたり御影キャプテンに恋したりと大活躍。余談ながら『前田建設ファンタジー営業部』は実に観てみたい。そして、御影と小谷の間で急に交わされる青春恋愛談義が熱くそして哀しい。高一が高三に抱く恋愛なんて、学年が進むにつれ体験するであろう楽しさレベルの前ではまやかしに過ぎない、と。
    キモいのか、俺たちは。

    本作中屈指の観たくなる映画は番外編の『クライングフリーセックス』。予算20万円で制作された「究極の映像体験」(p135)を是非私も堪能したい。気がする。なお、この話の邦キチは表情がなんかちょっとだけ艶っぽくて良い。展開としては籠型ブランコに尻がはまって抜けなくなるというお茶目なものであるのだが。

    おまけに『恋はインボイス』も収録。始まっちゃいましたね、インボイス。この漫画で基本のキは知る事が出来ますよ。


    1刷
    2023.11.20

  • 63冊目『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん Season8』(服部昇大 著、2022年9月、ホーム社)
    『シン・ウルトラマン』という大ヒット作や『大怪獣のあとしまつ』という大炎上作品など、特撮系や漫画実写化系映画のプレゼンが豊富な第8巻。
    連載の長期化に伴いラブコメ要素がだんだんと強くなり、初期の頃とは大分味わいの違う漫画になったような気もするが、まだまだ楽しませてもらえている。
    読み切り作品「恋はインボイス」も収録。

    〈「ウルトラの父・母とウルトラマンは他人」! 常識だろ こんなの!!〉

  • ほぼ年一回のお楽しみ♪( ´▽`)
    『映子さん』の8巻目です。
    観てない映画の話でも笑えるけど
    観た映画のネタはもっと笑える!

    私は基本、ひとりで観る派ですが
    とはいえたまに第一話の部長のように
    「観た人ならわかるだろ!?
     話したくなるだろうアレは!
     ネタバレになるけど!!」
    状態になりまする。

    ちなみに、ものすご〜く素直に
    『シン・ウルトラマン』観たので
    第三の脳はまったく使いませんでした。
    そんなにオタク情報が満載だったとはσ(^_^;)

  •  話題作目白押しのシーズン8は、番外編も描き下ろしも読み切りも付いた盛り沢山な一巻である。
     何しろ、本編からしてすでに豪華だ。

    「モンスターハンター(ハリウッド版)」
    「大怪獣のあとしまつ」
    「鋼の錬金術師(実写版)」
    「シン・ウルトラマン」

     特にシン・ウルトラマンは3部作で予習編、クイズ編、本編といった形で重く扱われている。
     また、モンハンの邦キチ的解釈や、特撮サイドから見た(批判があまりに多かった)「大怪獣のあとしまつ」なども読み応えがある。
     一定程度ツッコミを入れつつ、しかしヘイト的にはならない塩梅はさすが邦キチ印。安心感のある映画レビューである。

     また、その合間に「パイナルファンタジー」などのZ級映画(※レビューから察した評価であるため、眉唾でどうぞ)を挟むのもさすが。
     番外編の「クライングフリーセックス」など、変にドストレートな下ネタが入るところなども低予算映画の味わいだろう。
     本筋がしっかりしていればこそ、こういった寄り道も楽しい類となっている。

     相変わらず安定して面白い作品である。
     読切「恋はインボイス」も、連載サイトの統合の際に生み出された怪作であり、ギャグ漫画として見てもなかなかパンチが効いてるし、制度の初歩を学ぶのにも向いている。
     相変わらず邦キチと部長はイチャイチャしているし、意外に特撮部の恋愛模様はガチだったりするし、そっち方面も楽しめる展開である。

     総じて楽しい一巻であった。
     毎回パンチが強すぎて評価に困るが、今巻は星五つ半相当と評価したい。
     今回も十二分に楽しかったが、前巻が少し鋭すぎた。比較してしまう嫌いは、無くもない。

  • 本作を読む度に自分の見識の狭さを思い知らされる。報道やドキュメンタリー、歴史を見て何かを知った気になったとしても、本作が紹介する奇々怪々なる映画の数々を全く知らないと言うだけで自分が世の中、そして人間というものを全く知らないのだと痛感してしまう
    それくらいにショッキングな作品ばかり紹介されて逆に大満足ですよ!


    冒頭から『モンスタハンター』やらなんやらを独特な角度から紹介しているね。それらは突っ込みどころに満ちているのだけど、同時に作品の魅力や楽しみ方も伝えているのだからプレゼン力の高さに驚かされる
    ネット上で色々言われていた『大怪獣のあとしまつ』もあのようなオチで整理をつけていた点には感服。こういう風に映画の魅力を捉えられる人が本当の意味で映画を楽しめているんだろうなぁ…

    今巻で最もインパクトの強かった話は3本目の回かな…
    頑張っているけど詰まらない。そんな映画を前にしてどのような言葉を吐けば良いか。それは映画経験値が足りないから迷うのかもしれなくて。だから邦キチみたいに色々な映画を見ろ、というのは納得のアドバイスなのだけど、そこで引き合いに出された映画がカオス過ぎる(笑)
    あれらの映画に真っ当なコメントつけられる人ってどういう人なんだろう……(笑)

    今巻にて力を入れて描かれたシン・ウルトラマンに関する6本目~9本目のエピソードは特撮や円谷作品、更には庵野作品愛に満ち溢れた濃い内容だったね。
    そもそも歴史の長いウルトラシリーズだし、関わっている人も大物が多いからその分野への愛に溢れた人が集まれば自然とオタクトークが止まらなくなるんだろうなぁと納得させられる内容
    それで居ながらオチはエピソードの起点で交わされていた恋愛絡みに落とすのだから構成の良さも楽しめるね


    後、妙な納得をしてしまったのは『鋼の錬金術師』回かな
    私的にも漫画実写映画における日本人のコスプレ感が苦手だったりしたのだけど、マリアの格言はすとんと腑に落ちてしまったよ
    そうか、見え過ぎる物に文句をつけるよりも、足りずが有る作品を見て想像の羽を広げる方がオトクかもなぁ…

  • えっ……2人は付き合ってるの?
    もう自然に2人で出かけているよね?
    そして、特撮ファンと庵野ファンが交錯するカオス映画『シンウルトラマン』が面白かった!

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