邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season8 (ホーム社書籍扱コミックス)
- ホーム社 (2022年9月22日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834285260
作品紹介・あらすじ
邦画プレゼン界の生ける伝説! 『邦キチ』空前絶後のシーズン8が火を吹くッ──!!
今回も「映画について語る若人の部」を舞台に、もはやラブコメのヒロインとしての風格すら漂わせ始めた邦画中毒女子高生・邦キチが、まずまずの洋画好きな部長・洋一を相手に絶妙なチョイスの邦画(一部例外アリ)を愚直にプレゼン! プレゼン!! プレゼン!!! その視点、その愛情、その圧力──。全てにおいてシーズン7を凌駕ッ!! 銀河系初の邦画プレゼン漫画、未だとどまることを知らない進化の真っ只中です…!!
感想・レビュー・書評
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『Season8』ではとりわけ「特撮作品について熱く語り合う部」がメイン出演する回が多い。何せ『シン・ウルトラマン』だけで予習編・クイズ編・本編と3話構成、それに前段の『仮面ライダー THE FIRST』、ついでに『大怪獣のあとしまつ』ととにかく特撮部の出番が多い。おそらくは駒木氏の可愛さと動かし易さによるものかと思うが。駒木氏は物語を締めたり早押しクイズしたり御影キャプテンに恋したりと大活躍。余談ながら『前田建設ファンタジー営業部』は実に観てみたい。そして、御影と小谷の間で急に交わされる青春恋愛談義が熱くそして哀しい。高一が高三に抱く恋愛なんて、学年が進むにつれ体験するであろう楽しさレベルの前ではまやかしに過ぎない、と。
キモいのか、俺たちは。
本作中屈指の観たくなる映画は番外編の『クライングフリーセックス』。予算20万円で制作された「究極の映像体験」(p135)を是非私も堪能したい。気がする。なお、この話の邦キチは表情がなんかちょっとだけ艶っぽくて良い。展開としては籠型ブランコに尻がはまって抜けなくなるというお茶目なものであるのだが。
おまけに『恋はインボイス』も収録。始まっちゃいましたね、インボイス。この漫画で基本のキは知る事が出来ますよ。
1刷
2023.11.20詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
63冊目『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん Season8』(服部昇大 著、2022年9月、ホーム社)
『シン・ウルトラマン』という大ヒット作や『大怪獣のあとしまつ』という大炎上作品など、特撮系や漫画実写化系映画のプレゼンが豊富な第8巻。
連載の長期化に伴いラブコメ要素がだんだんと強くなり、初期の頃とは大分味わいの違う漫画になったような気もするが、まだまだ楽しませてもらえている。
読み切り作品「恋はインボイス」も収録。
〈「ウルトラの父・母とウルトラマンは他人」! 常識だろ こんなの!!〉 -
ほぼ年一回のお楽しみ♪( ´▽`)
『映子さん』の8巻目です。
観てない映画の話でも笑えるけど
観た映画のネタはもっと笑える!
私は基本、ひとりで観る派ですが
とはいえたまに第一話の部長のように
「観た人ならわかるだろ!?
話したくなるだろうアレは!
ネタバレになるけど!!」
状態になりまする。
ちなみに、ものすご〜く素直に
『シン・ウルトラマン』観たので
第三の脳はまったく使いませんでした。
そんなにオタク情報が満載だったとはσ(^_^;) -
本作を読む度に自分の見識の狭さを思い知らされる。報道やドキュメンタリー、歴史を見て何かを知った気になったとしても、本作が紹介する奇々怪々なる映画の数々を全く知らないと言うだけで自分が世の中、そして人間というものを全く知らないのだと痛感してしまう
それくらいにショッキングな作品ばかり紹介されて逆に大満足ですよ!
冒頭から『モンスタハンター』やらなんやらを独特な角度から紹介しているね。それらは突っ込みどころに満ちているのだけど、同時に作品の魅力や楽しみ方も伝えているのだからプレゼン力の高さに驚かされる
ネット上で色々言われていた『大怪獣のあとしまつ』もあのようなオチで整理をつけていた点には感服。こういう風に映画の魅力を捉えられる人が本当の意味で映画を楽しめているんだろうなぁ…
今巻で最もインパクトの強かった話は3本目の回かな…
頑張っているけど詰まらない。そんな映画を前にしてどのような言葉を吐けば良いか。それは映画経験値が足りないから迷うのかもしれなくて。だから邦キチみたいに色々な映画を見ろ、というのは納得のアドバイスなのだけど、そこで引き合いに出された映画がカオス過ぎる(笑)
あれらの映画に真っ当なコメントつけられる人ってどういう人なんだろう……(笑)
今巻にて力を入れて描かれたシン・ウルトラマンに関する6本目~9本目のエピソードは特撮や円谷作品、更には庵野作品愛に満ち溢れた濃い内容だったね。
そもそも歴史の長いウルトラシリーズだし、関わっている人も大物が多いからその分野への愛に溢れた人が集まれば自然とオタクトークが止まらなくなるんだろうなぁと納得させられる内容
それで居ながらオチはエピソードの起点で交わされていた恋愛絡みに落とすのだから構成の良さも楽しめるね
後、妙な納得をしてしまったのは『鋼の錬金術師』回かな
私的にも漫画実写映画における日本人のコスプレ感が苦手だったりしたのだけど、マリアの格言はすとんと腑に落ちてしまったよ
そうか、見え過ぎる物に文句をつけるよりも、足りずが有る作品を見て想像の羽を広げる方がオトクかもなぁ… -
えっ……2人は付き合ってるの?
もう自然に2人で出かけているよね?
そして、特撮ファンと庵野ファンが交錯するカオス映画『シンウルトラマン』が面白かった!