- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835215860
作品紹介・あらすじ
「王子」なんてあだ名がつくくらい可憐な容姿とはウラハラに、不機嫌オーラで誰も寄せつけない転校生・櫛形。クラスきっての硬派な原はそんな彼が気になって、ココロは恋する詩人になりつつあった…。その頃、原たちのクラスでは、学園祭で「男だけのバレエ」をという話が持ち上がる。それには元バレエダンサーである櫛形にコーチしてもらう必要があるのだが…。大人気学園バレエ(!?)ロマンス。書き下ろしはさらにキュートに。
感想・レビュー・書評
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星を5つと言わず、100個くらいつけたいです。大好きでした!!
榎田先生の名前も、この作品のタイトルも、何度も目にしてはいたのですが、寿たらこ先生のイラスト版が手に入らず、結局古本屋さんで買いました。
まず表紙から心臓を鷲掴みにされます。そう!たらこ先生の描くこういうでっかい男子が私は大好きだ!と世界に向かって叫びたくなるくらいな素敵な表紙。
読み始めると、榎田先生の見事な文章に開始早々から舌を巻きます。読みやすいのに、ちゃんと状況説明も人物描写もしていて、でもそれが説明過多にはならず、また無理矢理入れた説明文のようにもならず、ごくごく自然に、過剰でも過少でもない言葉でキャラクターたちが置かれている状況、場所、学校の制度、友人関係に家庭環境がするすると語られていくのが圧巻です。
読んでいて何度か鳥肌が立つシーンがあったのですが、まずは出会うシーン。平均台の上に立って爪先立ちをしているだけ。たったそれだけをあんなに美しく、でも誇張せずに描けるなんて、本当にすごいです。
キスしちゃうかも!のシーンは、読んでいてドキドキしましたし、鏡張りでのスタジオでのシーンはあまりのエロさにくらくらきました。
しかも青春ものとしてもピカイチで、双子のちょっとした言葉尻とか、孝明がどうしてコウメイと呼ばせないのかとか、お母さんの反撃とか、絶妙にリアルなものを取り入れていて、読んでいるあいだ、完全にあの高校に住んでいるような気持ちになれました。
新装版では、彼らの10年後が書かれているようですが、寿たらこ先生ファンの方はこちらをお勧めします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
榎田 尤利さんの他の本は好きなんだけど、これは駄目だった。その他のキャラがウザすぎる
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優しくておおらかな寡黙×ツンデレバレリーノ王子。ぐわ〜って萌えはしなかったけどかわいいお話で、おもしろかったです。
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星3.5。
B-PRINCE文庫から復刊予定の同作ですが、たぶんまた新装版を買うと思います。書き下ろし読みたい…。 -
学園物で、男子高校生の白鳥の湖が拝めます♪
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吃驚するほど普通でした。
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守備範囲外ですが榎田さんに加えて
イラストがたらこさんなので。