のらくろ捕物帳 [カラー復刻版] (のらくろ 幸福(しあわせ)3部作)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835448299

感想・レビュー・書評

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  • 転職を繰り返すのらくろはハンブルのやっている探偵社に入社する。本巻は全体を通して探偵のらくろの話で、結構この設定は話が膨らみそうなのに、やはりのらくろは退職してしまう。この居場所がない感じは、当時の元兵隊たち共通の感覚なのだろうか。なんにせよ、のらくろの寂しそうな背中は胸に迫るものがあった。
    また、当時の世相もよく描かれており面白い。個人的には初期黒澤映画を思い出す。「酔いどれ天使」とか「野良犬」に出てくる風景と同時期だけあって、街にはチンピラがいるし無許可の拳銃もゴロゴロしている。
    なんせよ、街は荒れていて、しかし活気のある風景だ。もちろん、そこにはのらくろたちの居場所は無くなっている。

  • <閲覧スタッフより>
    かつて猛犬連隊の二等兵だった黒犬「のらくろ」。軍隊は解散、平和が訪れた世の中で連隊の仲間たちも様々な暮らしを始めていた。さて、のらくろはどんな暮らしをしているのか?

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    所在記号:726.1||タカ
    資料番号:10214703
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  • いつか読もうと思ってようやく図書館で3冊借りて読めました。 変わらない不思議なタッチだなあ。

  • 13

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著者プロフィール

田河 水泡(たがわ すいほう)

1899-1989。漫画家。本名は高見沢仲太

郎。日本美術学校卒。落語作家を経て、『目

玉のチビちゃん』(1928)でデビュー。野

良犬の黒吉、通称“のらくろ”が活躍する『の

らくろ』シリーズは戦後まで続くベストセラー

となった。作品はほかに「蛸の八ちゃん」「凸

凹黒兵衛」など。1969年紫綬褒章受章。

「2016年 『滑稽の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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