- Amazon.co.jp ・マンガ (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835448503
感想・レビュー・書評
-
もう表紙を見ただけでわくわくしました。
書きおろしも夜麻先生らしい優しい話です。でも物語のラストを知っていると切なくもなります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先に「幻想大陸」と、「刻の大地」の途中までを読んでおり、刻大に出てくるイリアちゃんが「レヴァリアース」の登場人物だと知って、急いで集めて読みました。
主人公が「勇者の弟」という設定は新しかったですね。「勇者は英雄だったのか狂人だったのか」を探りながら続ける、仇討ちの旅。
振り返ってみても、とても丁寧に紡がれたお話だと感じます。最後は駆け足で、これで結論なのだろうか、と思わせる点もあり……しかし、めちゃくちゃ泣きました。いちばんガチ泣きした漫画です。
この作品の、回収できなかったモヤモヤが、刻の大地に繋がるんだな……と、納得したものです。 -
全3巻(完全版は2巻)という短さでありながら、
その中で描かれた冒険の数々はまさにRPGゲーム!
明るいほのぼのとしたギャグや胸が切なくなるような心の動き、
そしてクライマックスにかけての怒涛の展開。
読み終わったあと、号泣していました。
この物語に出てくるキャラクターが愛しいです。
これは「漫画」というより「物語」だと思いました。 -
まだスクエニがエニックスで、ガンガンって新規立ち上げだった頃の漫画。
かわいらしいけど癖がある、悪く言えば『ヘタウマ』な画風と途中までのギャグ中心なお気楽珍道中からは想像できないほど、切なくて苦しいラストに10代の頃は身もだえしたものです。
ホントもう…こういう『王道RPGっぽいマンガ』って逆に今になっては珍しいしね?今のひねりに捻って中二病大爆発なファンタジーが苦手なおばちゃんにとってはこういうゲームをそのままマンガにしました的なガンガン初期のマンガは大好物なんだ。グルグルとかエルナサーガとか。
結末がどうなるかわかっているのに、ついつい読んでしまう。
そして、その先にある刻の大地が未完で望みもないのもわかっているのに、やっぱり読んでしまうんよ。
あと、ボクっ子男装女子が苦手というかほとんど嫌悪に近い私が、唯一好きな男装女子ウリック。基本的に男の格好でも女の子だからかな。刻のだいちのイリアの方が見た目好みではあるけれど。
書き下ろしは、良くも悪くも小話という感じで、だけど『うおぉレヴァリの新作だー!!』という興奮が大きすぎて割と盲目になってます。
ただ、ねぇ…。
ちょっと、値段が高くないかしら。現在無料公開されているマンガにしては。
というわけで、ファンなら『買い』なんだけど、未読の人に勧められるかというと微妙なとこかな。
でも、やっぱり、喜びと興奮が先に立ちます。シオンさま-!
(余談ですが、書き下ろしのペン入れを動画配信なさっていたのですが、見事なまでに視聴者の皆様が素でシオンを『シオンさま』と様付けだったのが非常に面白かったです。視聴者の皆様と飲み明かしたいなぁ、と思うほどアットホームな配信だったのは、作風のおかげでもあるのかなと思います。私、今の流行のスタイリッシュで斜に構えたファンタジーもいいですが、夜麻さんのような素直で優しい作品をもっとたくさん見たいなぁ) -
完全版ではなく全3巻の古い方で読みました。
全巻読了。
絵のクセが強く、登場人物たちのノリも古くて読み切れるかどうか心配でしたが、ほどなく慣れてきて問題なく読了できました。
難癖をつけるところが沢山ある作品ですが、それでも勢いというか、なんだかよくわからない魅力があり最後まで読者を引っ張ってくれます。
長くなりそうな題材ながら3巻で終わるコンパクトさもいいですね。 -
2014年購入。