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- Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837304319
作品紹介・あらすじ
「シェイクスピアの庭」は、シェイクスピアの戯曲に登場する植物で造られた特別の庭です。ヨーロッパやアメリカには多くの「シェイクスピアの庭」があり、現在でも多くの人々に親しまれています。本書はクレインが美しくガーデニングされた花園を観賞しながら、シェイクスピアの戯曲にイマジネーションを重ねた絵本です。クレインが描くはかなく、美しい花の精たちをお楽しみください。
感想・レビュー・書評
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ウォルター・クレインがシェイクスピアの戯曲に登場する植物にイマジネーションを重ね、擬人化して描いた絵本。
女神のように気高く、天使みたいに無垢な花の精が住まう小さな世界を草かげからそっと覗かせてもらった気持ちです。空中をただよう花粉が金色にきらきら輝いて見えるのは風がかぐわしい吐息を吹きかけたから。色あざやかな花びらのドレスは蝶の翅みたいにひらひらとはためいて。けれども、まぶしい庭に咲きそめる花々の背後に私たちは祈りの影を見るでしょう。壮大な時の上に落ちる影が儚い者たちを美しく映じていることに気づくでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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