- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837901891
作品紹介・あらすじ
「人間いかに生きるか」。生き方の大原則を示し、多くの人々に希望と勇気を与えてきた人格形成・自己修養のための最高著作。本書は名著『自助論』に比肩し、時代とともにますます重みを増すスマイルズの不朽の必読書である。
感想・レビュー・書評
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「向上心」5
著者 スマイルズ
訳 竹内均
出版 三笠書房
p216より引用
“大衆の人気を得たい一心で、
実現不可能な見せかけだけの意見を
述べることが多くなるのだ。”
元医者の文筆家である著者による、
同著者の「自助論」の内容を個人の成長に向け充実させた一冊。
自分を伸ばす心構えから良い人間関係を作る方策まで、
歴史を作り上げてきた偉人達のエピソードを交えながら、
深い人生智を紹介されています。
上記の引用は、
政治の実権に関する一文。
この本が初めて日本語に訳されたのは、
明治11年の事だそうですが、
現代の情勢と照らし合わせても、
まったく古さを感じる事の無い意見だと思います。
勤勉に努力し自分を作り上げるというところは、
「自助論」とほぼ同じであると思います。
私が言うまでも無いのでしょうけれども、
二冊とも出来るだけ若いうちに読んでおいたほうがいいと思う、
名作です。
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「自助論」の続編であり、自助論が世間一般における望ましい、あるいは価値ある成果を残した姿というものを描写した一方で、こちらは個人のあるべきあり方や修養の方法とは、という部分に多くを割いている。
原題は"Character"であり、現代受ける語感との違いに、英国の時代性を感じさせる。 -
そのものズバリ「向上心」です。
なまけものの私にはグサグサくることばがいっぱいです。人間の可能性の一端を見せてくれます。竹内さんを知ることにもなった本です。