続「考える力」をつける本: 勉強法、議論の作法から歴史の使い方、人生の楽しみ方まで (単行本)

著者 :
  • 三笠書房
3.13
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本棚登録 : 260
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837925408

作品紹介・あらすじ

「自分の考え」をどう深め、広げ、伝えるか――。

◎「わからない」を前提に思考をスタートさせる
◎わからなくなったら「さかさまにものを見る」
◎何事も「自分に引きつけて考える」ノウハウ
◎より「公平な考え方」に近づくには?
◎批判は「受ける」のではなく「利用」せよ
◎歴史の中にある「無数の伝記」を読む
◎「素直に感動し、素直に疑問を抱く」大切さ
……

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感想・レビュー・書評

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  •  元朝日新聞の論説委員だった著者が、前作に続いて「考える力」について考察した本。
     とにかく最近は、「考える力」をつける以前に、考えることを放棄している人が多いと感じているので、前作同様うなずける部分が多い。

     本書では、1章の"「考えるプロセス」で何を重視すべきか"が、特に印象に残った。
    ・考える前に「わかったつもり」になっていないか
    ・「十を聞いて一を知る」くらいがちょうどいい
    ・「知識の量」と「考える力」は比例しない

  •  轡田隆史 著「続・考える力をつける本」、2014.5発行。一読して、あまり後に残るものがなかったです。次の2点ぐらいでしょうか。①素直に感動し、素直に疑問を抱く。②考える力は感動する力(感動する力こそ、考える力の源泉)。
     感動を語り合うことによって、言葉は力を発揮し、考える力になる。考える力とは、感動する力であり、自分を発見する力。轡田隆史「続 考える力をつける本」、2014.5発行、再読。①素直に感動し、素直に疑問を抱く ②それ面白いね! と肯定的にとらえる ③大切なものほど目には見えにくい ④一日の行動に句読点(メリハリ)を ⑤思い出を歴史の問題として語る。

  • 続編が出たので、早速一読しましたが、前作に比べて、自分のココロに響く内容が少なかったです。
    いわゆる考えるためには、楽しむことや、知ったかぶりせずに誠実であるなど、前向きな構えを説いています。
    今回は、それら論の裏付けである著者の様々な例え話しが、自分にあまりミートしませんでした。
    著者流に捉えると、まだまだ自分は文学的な面での教養がかなり不足していると感じます。
    あと気付きとして、”論理”というフレーズに関して、文系的なものと理系的なものがあるのでしょうか。著者は記者ご出身ですので前者。きっと自分が書いた論文を著者に添削いただくと、赤ペンだらけになる予感がしました。なぜなら、本書に関しては、スーとアタマの中に入り難い感覚を持ったからです。
    とはいうもの、自分自身で考えるためのエッセンスは満載です。

  • 先日、友人に考える力があると言われた。そんなこと言われたことがなかったので、嬉しくはなってみたものの、はて、考える力とはなんぞや、と考え笑 この本を購入。

    要約すると、考える力とは周りに流されずに物事を復元的に見る力ということでしょうか。
    転んでも失敗してもすぐに立ち上がる力とも巻末にはありますね。

    自己評価としては、
    起き上がりこぼしのようにそんなにすぐたちあがれはしない気がする苦笑  よって60点。

  • 2016 5 4

  • <閲覧スタッフより>
    『「考える力」を付ける本』の続編。今回は、批判(する・される)の利用方法やものを見極める力、歴史から学ぶことなどが記されています。著者おすすめの「考える力」を刺激する本の紹介もアリ。
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    所在記号:141.5||クツ||2
    資料番号:10223990
    --------------------------------------

  • 前作と同様、著者の経験談などを通して書いてあり、○○をやりなさい、というのが主体の本ではない。ので、そういう本を求めている人には向きません。

    前作よりは良かった気がします。

    個人的には、あまり読んでいない海外文学を読んでみるとまた新しい考え方に気づくのかな、と思いました。

  • 考えるということがどんなことか、今までの感覚から脱却させられました。

  • 考えることは考えた様に実行しなければ意味がない

  • 専門バカというのは知識ばかり詰め込んだ結果、何事にも感動できなくなってしまった人のことを言う。あらゆる分野で、いい仕事をしている人というものはどこか子供っぽいういういしさを持っている。
    自分がつらい時は、他の人だって辛い思いをしているのである。自分が不安を感じているときは、他の人だって不安にさいなまされている。

    自分という存在があるからこそ、思ったり感が寝たりすることができる。つまり何ごとも、自分自身から出発sるうのである。迷ったり、困ったり、自信を失いかけたら、自分に戻ること。

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著者プロフィール

轡田隆史(くつわだ・たかふみ)
1936年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞東京本社に入社。社会部デスク、編集委員などを経て論説委員となり、1996年までの8年間、夕刊一面コラム「素粒子」の執筆を担当。その後、編集局顧問となり、1999年に退社。テレビ朝日系ニュース番組「ニュースステーション」「スーパーJチャンネル」などのコメンテーター、日本大学法学部非常勤講師を務めたあと、現在は著作、講演などで活躍中。日本記者クラブ、日本ペンクラブ、日本エッセイスト・クラブ、日本山岳会会員。ポーラ伝統文化振興財団評議員。
著書に、『「考える力」をつける本』『100歳まで読書』(以上、三笠書房)、『60歳からの人生の整理学』『「考える力」をつける読書術』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2021年 『快老生活のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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