できるリーダーになれる人は、どっち?: 話し方・考え方・聞き方……「ここ」で差がつく! (単行本)
- 三笠書房 (2023年8月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837929536
作品紹介・あらすじ
◎「自分が動く」から「メンバーが動く」へ!職場のリーダーになって、活躍する人とそうでない人がいます。その差は、どこにあるのでしょうか?「できるリーダー」として活躍するためには、その準備段階の「リーダーのたまご」時代にどんな働き方をしているかが、とても重要なのです。・「悪い報告」ほど早く上げる・仮説を立ててから決める・「皆さんはどう思いますか?」と聞く・苦手なことは人に任せる・自分の意見を堂々と言うリーダーになる手前の人たちが将来、「できるリーダー」へと成長するためのヒントが満載!
感想・レビュー・書評
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『感想』
〇リーダーへの登龍門として、23の習慣が紹介されているが、これらは自分の立場が上がりリーダーになると、部下もしくは同僚がこの習慣を持っているかどうかで評価をしているのだということがわかる。
〇若いうちからこれらの習慣が大切だと分かって行動することができたら、早くリーダーになれる。でもこれって必要だと実感しないとだめだからなあ。その習慣のある、それも経験の少ない人にもわかるくらい輝いている尊敬するリーダーが近くにいるという幸運も必要になるな。
〇人は何かしら優れているところがある。特に自分よりキャリアがある人、もしくは周りから評価されている人の優れているところを見つけたい。
〇相手の立場に立って考えることができる人は、人から信頼されフォロワーができ、力を貸してもらえる。フォロワーの数って利息と同じだから、最初の少しの差が雪だるま式に大きな差となっていく。後から追いつくのはかなり厳しいから、早いうちの気づきが大切。もっと言えば、学生のうちに身につけておきたい。
〇一つ違うと思ったところは、若手でも社長と直接話すことがいいというところ。これは社長のタイプによるのでは。直接来られると、間にいる上司の立場がないということもある。そのことについても相手の立場に立って考えないといけない。また飛ばして意見を言えるだけの認められた人にならないといけない。でもその頃には立場も上がって社長との距離もどんどん近づいているか。
『フレーズ』
・大雑把に言えば、「人に何らかの形で影響力を持つ人」はすべてリーダーです。(p.7)
・リーダーにとって大切なのは、「いかに自分のフォロワーを育てるか」ということ。これが成功するリーダーの王道です。(p.32)
・「なんでこんなことをわざわざ」と不満に思うのか、「何のためにこんなことを」とその理由や背景に興味を持つのかが、大きな分かれ目なのです。この差こそ、それぞれの働き手の「視座」の違いによるものなのです。(p.37)
・誰がやるかが明確になっていない仕事なんだから、あなたが『やる』と決めればそれで決まりじゃないですか。そもそも、自分の仕事の垣根を超えて、どこまでできるかやってみる。それがイノベーションの入口じゃありませんか。(略)もしそんな意思決定ができれば、自分がその仕事の中核になれます。(p.124)
・できるリーダーは意識する・しないに関わらず、「何を伝えると、相手はよろこぶのか、どういう会話のデザインをすれば、相手も自分もハッピーな結末を迎えられるのか」という脚本をあらかじめ描いているのです。(p.205)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱ概念で実践には?
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リーダーとして動けない人が多い日本。
それもそのはずで、能動的に学んで挑戦しないと
リーダーとしての立ち居振る舞いを学べないから。
受け身でなかなか学べないのに気づいたらリーダーに
なってしまい、なってから学ぼうと思っても遅い。
リーダーになりたい、なるかもしれないなら、
なる前から準備をするのが大切…その通りだと思う。
【勉強になったこと】
・リーダーとは、人に何らかの影響を与える人。
・リーダーとは、メンバーが力を発揮できる
働きやすい場を提供する人。
・リーダーになれる人は、できる・できないに関係
なく、仕事の進捗をこまめに報告出来る人。
・リーダーになるためにも、自分に今何が求められて
いるかを理解すること。
・会話するときは、自分の意見やスタンスを先に
伝えるのが当たり前。