眠れないほどおもしろい日本書紀: 「書かれた文字」の裏に秘された真実 (王様文庫 D 59-9)
- 三笠書房 (2022年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837930198
作品紹介・あらすじ
シリーズ累計50万部!
アマテラス、スサノオ、日本武尊、
神武天皇、中大兄皇子、天武天皇…
知れば知るほど凄いぶっ飛びのエピソードを、
あの藤原不比等のナビで実況中継!
伝説と事件の舞台裏で
その時、何が起きたのか――?
古代日本史オールスターズが登場する
最古の歴史書『日本書紀』の魅力に迫る本!
◇『古事記』と『日本書紀』の“意外な違い”とは?
◇「ヤマタノオロチの尻尾から鉄剣」が意味すること
◇「三種の神器」を携えて、天孫ニニギ、降臨!
◇オオクニヌシはなぜ「国譲り」を迫られた?
◇「蘇我氏≒極悪」に書かれた理由とは
◇英雄ヤマトタケルは、なぜかくも悲しいのか?
◇「乙巳の変」のラスボス――意外な人物
◇実力十分! なぜ中大兄皇子はすぐに即位しなかった?
◇アマテラスの姿に自身を投影した女帝とは?
漫画も入って、超リアル!
感想・レビュー・書評
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面白く、わかりやすい、でも眠れる笑
ヤオロズの神はやはり名前が混乱するし、天皇の名称も混乱の極み。ただ繋がりはわかりやすい。
負けず嫌いのアマテラスは必殺!天岩戸隠れ、古事記ではスサノオの勝ち、日本書紀ではアマテラスの勝ち、とそれぞれで内容が違う。理由は、
『日本書紀』は純粋な漢文、スサノオノミコトは素戔嗚尊と表す
天武天皇の元10人以上で編纂、39年かかる、720年
正史として対外的に示すため不確実な神話をもとにするより、現実的な見地で地上の支配者である天皇の正統性を強調する狙い
『古事記』は日本独自の文法をベースにした変体漢文で書かれ、須佐之男命と表記。
天武天皇の命で1年足らずで完成712年
勝利の神、八幡神は応神天皇。?姿を変え何度も現れて発言⁉️応神天皇は三韓征伐に成功した神功皇后の子、武運の神として数系を集める。
欽明天皇時代の大臣、蘇我稲目、祖父が朝鮮人?、以下、馬子、蝦夷エミシ、入鹿と4代で蘇我氏を繁栄。
「臣」は皇族の血を引く一族
「連」は皇族とは別系統の神々の血を引く一族
天武天皇
壬申の乱に勝利、大海人皇子が天皇に
飛鳥浄御原令アスカキヨミハラリョウの制定
藤原京の建設
日本書紀、古事記の編纂
天皇の称号使用開始
などなど偉大すぎる業績
天武天皇の妻、鸕野讃良皇子うののさらのひめみこ
→持統天皇 41代
孫の軽皇子かるのみこ → 文武天皇42代
何度も読み返さないと頭には入らない!
本棚に置いておきたい。
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なかなか読みやすい内容だった
不比等、っていうのはまあ、やっぱ必要不可欠な人材だったんだろうね
天皇家にも、藤原氏しも
そしてやはり蘇我氏に対しては、まあライバルだったんだろうか
それにしても古事記と日本書紀の違いが、興味深い
様々な要因があるのだろうけど、対外的歴史書=日本書紀、というだけでは
もちろん説明できないところが多々ある
色々と想像しながら、考察するのが楽しみだね