自分が変わるための15の成長戦略: 人は何のために生きるのか、働くのか (単行本)
- 三笠書房 (2013年9月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837957416
作品紹介・あらすじ
「世界No.1メンター」の決定版!
シリーズ累計2100万部突破!
一流企業、国連、陸軍士官学校、NFL……
500万人のビジネスマンに影響を与えた著者が明かす「15の成長戦略」
「自己実現の秘訣」が
惜しげもなく明かされた本!
【監訳者の言葉】
私は、この本を一読し、驚いた。
なぜなら、才能の伸ばし方、自尊心の高め方、苦境の乗り越え方といったテーマ、生きる姿勢について、本書の著者マクスウェルが説いている考えと、私が経験し、長年の間にたどり着いた信念が、驚くほど共通していたからだ。
―――佐々木常夫
感想・レビュー・書評
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世界一のメンターと言われているマクスウェルが書いた、自己啓発本。人生をよりよく生きるためのヒントが満載。良い刺激をもらえました!
以下、参考になった点、引用、自己解釈を含む。
・リーダーに対する最初の問いは『あなたはどこへ行くのですか。』ではない。最初の問いかけは『あなたは私のことを気にかけてくれますか』である。
・今日はどんなよいことをしようか、今日はどんないいことをしたか。
・種を巻いた後、しばらく何も起こらないことがある。成長は全て土の下で起こっている。
・自己実現よりも、自己開発に力を注ぐ。
・出来ない理由ではなく、どうしたらできるかを考えるくせをつけろ。特に、自分に自信が持てない人は、出来ない理由を探す習慣がつき、マイナスのセルフイメージを作ってしまう。
・物事の途中はすべて失敗のように見えてしまうもの。キッチンを散らかさずに、ケーキは焼けない。
・人の発言にあまり注目しなくなった。ただその人の行動だけを見ている。
・成長はおいもとめるものだ。向こうから近づいてきてくれることはない。
・形にはまっているより無知な方がいい。プライドを捨てて、分からないことはさっさと質問をしよう。
・すべての人生は実験だ。
・人生の分岐点に立った時に、怖がるだけで決断をしないという決断をしてしまう。めりっとでみりっとを、短期的ではなく長期的な視点で見ることが大事。
・結果を変えたいなら、自分の行動を変えるしかない。待っててことが好転することなどありえない。
・過去に戻って新たにスタートすることは誰にもできないが、今からスタートして、新たな結末を迎えることはいつでもできるのは。
・成功すれば、そのたびに次の、より困難な問題への入場券を買うことになる。
・今日の安定より明日の可能性
・短期的な満足感より長期的な成長
・質問をするより、答える回数が多くなってきたら成長が鈍化し、成長したいという意欲が減ってきている証拠。
・現状に甘んじていながら、どうも自分の思うようにいかないと思い悩むなら、勇気を持って安全地帯の外に一歩を踏み出し、平凡な考え方と決別すること。そうしない限り、底力を発揮できないことに気づくべきだ。
・凡人にスランンプはない。
・外面的には正しいことをしてるのになかなkせいこうできない場合はきっと内面的に変えるべきことがあるに違いない。
・困難にぶつかった時人は自分んがどんな人間かがわかる。
・人はいつもつきあっっている5人を足して5で割ったような人物になる。周囲の仲間の影響を侮ってはならない。成長にしたいなら、意欲の高い仲間と過ごせる環境を作れ。
・昨日はすぎさった、明日はまだ来ていない。わたしたちにあるのは今日だけ。さぁ、はじめましょう。まざーてれさ
・自分の人生の主導権を握りたければ、他人や社会に許可を得る必要などない。他人に許可を求めるとは、あなたの人生の拒否権を他人位与えたことを意味する。
・調子の出ない時こそ真価がとわれる。
・時間が経てばそれなりには成長するかもしれない。偶然の成長に身を委ねていては、人生はいつまでも変わらない。自らの意思で、戦略的に成長に機会を作らなければならない。主体的な成長にこそ、人生を前進させる。
・あとでという言葉は夢を破壊する言葉。
・やる気が起こらないの「やるき」という言葉そのものが眉唾物。そもそもやるきなんて気は無い。やる気というワードが思い浮かんだら、とやかく言わずに行動する。行動が始まれば脳は動き出す。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4月から仕事を始めて、何となくモヤモヤしてたので購入。
久々にレビューなどを確認せず購入した本ですが、ためになることが多かったです。出来れば就活中に読みたかった。
現在、もしくはこれから就活という方は、自己分析のために読むのもいいのではと思います。
とにかく一度きりの人生、みすみす無駄にしてしまうのは勿体無いなと思える本でした。 -
心に残ったフレーズを列記。
〇とにかくやれ!
やる気が出ないからできないは大間違い。とにかくやれ。やる気はあくまで副産物であり、積極的に何かに取り組むことで生まれる。
〇「セルフイメージ」と「成果」は比例する!
自分の思っている以上の自分になれることは絶対にない。努力のベクトルが違うから。だから、成功したければまずは目一杯の夢を描く。
Build-Vでもこんなのあったなぁ。
そのために、大切なのは他人と比較しないこと。他人と比較すれば、周囲にはかなわないと落ち込むか周囲を見下し天狗になるかのどちらかで、よいことは全くない。
久保部長からの言葉にもあったけど、比較しての優劣ではなく、最大限の自分を目指すことが大切。
〇できない理由を探すな!
世の中のことはほぼ全てが小さなことの積み重ね。調子が悪いときにどう振る舞うかが大切。
一度やめてしまうと、やめ癖がつく。やるべきことを気が向いたときや都合がいいときだけ実行する人は絶対に成功できない。成功の秘訣は最後までやり通すこと。
〇付き合う相手を厳選する
「人間はいつも付き合ってる五人を足して五で割ったような人間になる。」「善人と付き合えば、善人の数が増える」
人間は周囲の人の影響を大きく受けるので、付き合う相手を選ぶ必要がある。
〇短期的な満足感より長期的な成長
人間は合理的な生き物である。少なくとも自分ではそう思っている。それなのに、どうして人間は考えもなしに悪い習慣の虜になってしまうのか。それはすぐに満足感を得たいという欲求が、人間をなにも考えない動物に変えてしまうからだ。 -
自分が変わるためにはなにが必要か?
私は仕事に対して質より量を優先させてしまい、体を壊してしまった経験がある。
この本では、何が効果的かを考えてやっていかなくてはならないとある。
・何をやらなければならないか
・もっとも大きな成果が期待できるのは何か
・もっとも大きな恩恵が得られるのは何か
これらを理解することに焦点をあてて行動することが重要で、自分も量<質で行動していかなくてはならない。
我武者羅ということではないのでしょう。 -
人はなぜ生きるのか、働くのか?
→人は自分を磨くために働く。
世のため、人のために働く。
つまり、成長するため、何かに貢献するために働くということだ。
本書のテーマ「成長戦略」は、15。
1.計画を立てる
用意周到に計画を立てることは、時間を有意義に使ってより大きく成長するための基本。
「自分の成長計画はあるか」
成長の出発点は、次の質問に答えること。
●あなたの人生の目的地はどこか?
●どの方向に進みたいのか?
●どれだけ遠くまで行けるのか?
自分の道は自分で切り開き、成長のチャンスを自らの手でつかみ取らなければならない。それがあなたの人生を決定する。
2.意識を高める
目的地と現在地を明確にする。
●今やっていることが好きか
●自分のやりたいことは何か
●夢を実現するだけの実力はあるか
●動機は何か
●やりたいことをするために何をすべきかわかっているか
●先を歩む人はいるか
その人から学べ。
●素直さはあるか
学ぶ姿勢持ってるか、
メンターいるか、
課題設定できてるか、
学んだことを実行する
学んだことを人に説明する
●犠牲を払う覚悟はあるか
●いつ始めるのか
●やりたいことをやるとはどういうことなのか知っているか
どれだけ大変か知っているか?
「人生には大切な日が二つある。自分が生まれた日と、自分がこの世に生まれてきた理由を見つけた日。」
3.自尊心を育てる
成長できない理由のひとつが「自己評価の低さ」
●心のつぶやき 前向きに
●他人と比べない
●自分のリミッターを外す
●他人の価値を認める
自尊心の低い人は、自分が取るに足りない人間だと感じやすく、被害者意識が強い。やたらと自意識過剰になり、自己防衛本能が強く、自分勝手になりやすい。そうしなければ生きていけないと思っているからだ。
●困難でも正しいことをする
●毎日ひとつ、自分で決めたことを実行する
自尊心が持てるかどうかは、毎日の前向きな習慣や行動、判断にかかっている。
●小さな勝利を祝う
●明るい未来を思い描く
●前向きな言葉で自分を規定する
●自分の人生に責任を持つ
自分なりの人生計画や目標がないと、別の人の人生に取り込まれてしまう。
4.じっくりと内省する
●内省によって経験が、見識に変わる
●孤独時間の中で自分の核を醸成する
●自分に問いかける
「大切な場面で取る行動に、その人の人格が表れる。そして今の自分は、去年の自己鍛錬の結果である。」
5.何があっても継続する
できない理由を探すな。
何をどのように向上させるのか
なぜ向上したいのか を意識する。
6.環境を変える
自分の力で変えられること →「問題や課題」
自分の力では変えられないこと→「宿命」
「知恵のある者と共に歩む者は知恵を得る。愚か者の友となる者は損失をこうむる」(ソロモン王)
「昨日は過ぎ去った。明日はまだ来ていない。私たちにあるのは今日だけ。では始めましょう」(マザーテレサ)
7.用意周到に戦略を練る
キャリア設計の前に人生設計を立てる。
「もっと早い時期に目標を立てるべき。人生は予行演習ではない。現実なのだ。」(ある重役の話)
成果が倍増する仕組みをつくる。
1.本を読む。聞く。
2.名言、記事を切り抜く。
3.創造的な能力を発揮するための工夫(iphoneの活用など)
4.アイデアノートの作成、活用
5.スケジュール作成のやり方を決めて実行
8.逆境に学ぶ
9.人格を磨く
リーダーに求められる資質「正直さ・公正さ」
「リーダーシップを発揮できないのは、99%、リーダーの人格に問題がある場合だ」(ノーマン・シュワルツコフ)
●自分が他人に望むことを実践せよ。
●「人のために尽くす」
●「水を飲むとき、井戸を掘った人を忘れるな」(中国の諺)
●「感謝の気持ち、謙虚さこそ、あらゆる徳の確かな基礎」(孔子)
●自分が変わると、他人も変わる
10.背伸びをする
自分が向上することでチームに貢献できる。成功する人は他人が必要としている変化を、率先して起こす。
理想を追い求める努力、より高く、より遠くへ到達しようとする絶え間ない努力、それらが人間らしさと人格を発展させる。
11.思い切って手放す
次のレベルに進むためには、大切なものを手放すことも必要。
自分を消耗させない。
そのために
・賢く働くため仕事を人に任せる
・うまく出来ることをやり、他はやらない
・スケジュールは自分で決める
・好きなことをやれば、エネルギーが湧く
・気の合う人と一緒に働く
12.好奇心を忘れない
13.手本を見つける
「成長するにつれ、私は人の発言にはあまり注目しなくなった。ただその人の行動だけを見ている」(アンドリュー・カーネギー)
14.可能性を拡大し続ける
仕事の質を重視する。何が効果的かを考える。
・何をやらなければならないか。
・最も大きな成果が期待出来るのは何か。
・最も大きな恩恵が得られるのは何か。
できない理由ではなく、どうすればできるかと考える。
方法は無数にあると考える。
15.貢献する
人の役に立つ人間。
「私は死んだとき<彼は金持ちだった>と言われるより、<人の役に立つ人だった>と言われたい」(ベンジャミン・フランクリン)
信頼と人望が集まる7つの行動規範
①感謝の心を持ち続ける
②自分の利益は後回し
③物欲に支配されない
④損得勘定で人と付き合わない
⑤種まきに力を入れ、忍耐強く待つ
⑥自己実現よりも自己開発に重点をおく
⑦負けないための戦いはするな
人生の最高の生き方は、「他の人に尽くすこと」 -
良書である。
ぜひ一読を。