眠れないほどおもしろい万葉集: なぜ、こんなにも心に響くのか? (王様文庫 D 59-4)
- 三笠書房 (2019年7月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837969020
作品紹介・あらすじ
20万部突破!『眠れないほどおもしろい百人一首』の著者が
「万葉ロマン」の世界をわかりやすく、鮮やかに紹介!
大伴家持、柿本人麻呂、額田王、山上憶良……
ページをひらいた瞬間、「万葉の気分」にひたれる本!
旅情、情愛、無常……「人の世のすべて」がここに!
◇『万葉集』の巻頭を飾るのはナンパの歌!?
◇中臣鎌足の“ドヤ顔”が思い浮かぶ歌
◇骨肉相食む「壬申の乱」と万葉ロマン
◇ミステリアス美女・額田王の大傑作
「いざ出陣、エイエイオー!」の歌
◇「あをによし 奈良の都は……」望郷の歌に一同落涙!
◇社会派歌人・山上憶良の貧窮問答歌
◇「なんでオレが左遷」――「宮仕え」はつらいよ
◇「大好きな人が踏んだ石なら、私には宝石!」
◇「海や死にする 山や死にする」――無常を噛みしめる歌
◇「東の 野にかぎろひの 立つ見えて」に込められた深すぎる意味
感想・レビュー・書評
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奈良県人的には、ま、臨場感持って読めたし、よし。
何をもって「眠れないほど面白」くするか?!という工夫は感じられた。
要は、万葉集で詠まれ謳われた歌そのものではなく、時代背景や(それこそ朝廷内での権力争い含め)、人物により焦点を当てて解説している点だろう。
筑紫歌壇という存在も本書で初めて知った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テンポが良くて読みやすかった。
平和そうな万葉集の舞台の背景にある血なまぐさい争いなどについてもきちんと解説されているので歴史とリンクして分かりやすいです。 -
眠れないほど…ということはないけど面白かった。大伴家持視点で語るってどうなの!?とは思ったけど最後はあまり気にならなくなってた。歌人中心の解説というのも悪くないかも。
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眠れないほど面白いとは思いませんでした。万葉集に興味はあるけどとっつきにくそうと思っている人には、ライトな感じでいいんじゃないでしょうか。
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万葉集。
もちろん、それは知っていましたが、ここまでその万葉集に収録されている歌を読んだことはありませんでした。語り口(書き方)がカジュアルであるからか、どんどん読み進め、また、意味も良く理解できました。
いやぁ、勉強になりました。