道元「禅」の言葉 (知的生きかた文庫 さ 37-2)

著者 :
  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837977490

感想・レビュー・書評

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  • ちょうど定年を前にして読んでいました。
    とりあえず仕事は嘱託で続けることになってたし、佳境を迎えて忙しく普通の人のようにじっくり自分の足跡を振り返る時間もなく、これでいいのかな?と思ってた時、たまたまReaderの電子版であったので(価格も安く)気楽にダウンロードして読み始めました。
    一番驚いたのは禅僧はすべての私財、親戚血縁関係をなげうって一生自分探しをするということでした。もちろん私にはまねできませんがそれまで会社のためにこれでも働いてきましたのでこれから自分探しを始めてみてもいいかなと思い。なんとなく定年後の自分の目標を見つけることができた本となりました。えらい坊さんの信じられない実績より、こんな人生もあるんだと教えてくれたすばらしいヒントをくれた本でした。すべての方にいいとは思いませんが、なんのために生きるかなど考えるチャンスを与えてくれた本でした。

  • なんとなく思い立って読めばいい。
    それでいい。

  • 禅が流行っているので手に取った一冊。一言ひと言に禅の心が込もっていて、勉強になった。

  • 禅の言葉は何度読んでも前向きに生きるのに良いです。右のページには禅の言葉、左のページには解説が書かれており、今の自分にとって必要な言葉のみを読むことも出来ますし、ずっと本棚に入れておいて、時々開こうと思います。

  • 人間と宇宙は一体(天地同根)。人間の生命と宇宙の生命はまったく同じ(万物一体)。自分の生命は尊い大宇宙の生命であることを悟り、誰もが宇宙の根元の生命で生きていることを自覚する。自分がありのままで自信を持って自由自在に生きていく光を発見できるという基本的心得。儲けることばかり考える人生より、二度とない自分の人生を生み育てている宇宙の生命を自分の体内に直視し、深く感謝を捧げて生きる。いつか必ず散るから花は美しい(無常)。人間も花と同じ。誰もが死ぬいのちだから今生きていることが尊い。

  • 道元の言葉を分かりやすく、説明されている。
    禅についての入門書。
    あるがままに生きる。自らの中に宇宙を含め、全てを感じ取る。

  • ちょっとやすんで、またやりなおそうと。
    ゆっくりやってみてもいいんだと思える本。

  • 道元禅師が残してくれた禅の言葉を簡潔に選んだ100選。
    ひとつひとつの言葉簡潔ですぐに読めますが、はっと思うことが多い。
    これからも繰り返し読みたい本です。

    好きな言葉

    「変化を恐れない」
    「落ちこぼれることを恐れない」
    「目標を捨ててみる」
    「願いではなく、祈りをささげる」

  • 要約

    変わらなくていい
    ”ここ”に気づくだけでいい。
     自分の生命は宇宙の生命
     仏は自分の心の中

    自然を感じる(2)
    体の動きを感じる(36)
    「考える」より「感じる」(55)

    笑顔で挨拶する(44)
    「ありがとう」を口癖にする(45)
    大声を出して笑う(58)
    困っている人を助ける(70)

    「いい人」のそばに行く 
      「いい人」とは道を求めている人、道を極めているっ人
    人に自分の長所をきく 答えは自分の中(82)

  • 読書録「道元「禅」の言葉」5

    著者 境野勝悟
    出版 三笠書房

    p153より引用
    “今日自分がしようと思うこと、いま自分がし
    なくてはいけないことに没頭して、明るく元気
    に「いま」を生きることなのだ。その努力の結
    果については、一切、自然まかせだ。”

    目次より抜粋引用
    “「本当に大事なもの」に気づく30話
     「悩み」から自由になる30話
     自分の中から自信が生まれる20話
     「生き方」を考える20話”

     鎌倉時代に活躍した、曹洞宗の開祖・道元の
    著作を、わかりやすく解説する一冊。
     身近な物事の尊さや自分を見つめる大切さま
    で、人が生きる上で心の支えになりそうな言葉
    が記されています。

     上記の引用は、無目的な生き方について書か
    れた項での一節。
    大きな目標を立てて、そこに向かって努力する
    のも大切ですが、上手く行かないとしても自然
    なことなのかもしれません。
    何がどうなるかは誰にもわからないのだから、
    今できることをするようにしているうちに、時
    間も物事も前に進んでいるのでしょうね。
     あらゆるひとがここに書かれているように
    考え、生きることは難しいかもしれませんが、
    少しでも気持ちを楽に日々を過ごすために目
    を通してみてもいい一冊だと思います。

    ーーーーー

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著者プロフィール

境野勝悟(さかいの・かつのり)
1932年、横浜生まれ。円覚寺龍隠庵会首。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。私立栄光学園で18年教鞭をとる。在職中、参禅、茶禅一味の茶道を専修するかたわら、イギリス、フランス、ドイツなど西欧諸国の教育事情を視察、わが国の教育と比較研究を重ねる。
1973年、神奈川県大磯にこころの塾「道塾」を開設。1975年、駒澤大学大学院・禅学特殊研究科博士課程修了。各地で講演会を開催し、経営者、ビジネスマンから主婦層に至るまで幅広く人気がある。
著書に、 『超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』 『超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない』『超訳 法華経 あなたはもっと「簡単に」生きられる』 『道元「禅」の言葉』『芭蕉のことば100選』 『良寛 軽やかな生き方』 『一休「禅」の言葉』『老子・荘子の言葉100選』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー・ロングセラーが多数ある。

「2021年 『超訳 こころに響く親鸞の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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