いのちをいつくしむ新家庭料理: さ、めしあがれ

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838714216

作品紹介・あらすじ

味の決め手になる食材の目利き、自然のめぐみをおのずと引き出す下拵え、献立を容易にする合理的な調理法。

感想・レビュー・書評

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  • 料理研究家であり随筆家でもある辰巳芳子さんの著書。ただのレシピ本ではなく、読み物としてもおもしろい。文章が清々しいこと!もはや哲学的。日本古来からの「ダシをとる」方法について分かりやすく解説してあり、和風にとどまらず洋風にも広げて「おつゆ・スープ全般」の効能も合わせて説かれる。スープ以外の章もある。正直、ここまで丁寧にやれるかどうかは分からないが、興味を持ったところから真似てみたい。手始めに栗の灰汁抜きを水割り牛乳でやってみたらおいしかった。

  • 日本人はこういうメニューの食事をすれば、健康的なのでは‥。
    ひとつひとつのレシピに温かさを感じます。
    あの、" 玄米スープ " のレシピも載っています。。。

  • 家庭料理などというタイトルからして、古臭い料理本なのかと思いきや、そこに「新」がついているだけに、おしゃれな料理が載っていました。

    基本的なスープストックの作り方は、お料理の基本が載っている本には必ず書いてありますから、自分でも一応は知っていると思っていましたし、冷蔵庫の状況に合わせて、応用しているつもりでした。

    でも、この本のレシピには、辰巳さん自身が書いておられるように、他の人が気づいていないという決定的なコツがたくさん載っていて、とても勉強になりました。

    右ページに書いてある辰巳さんのエッセイもまた、食を通じて、いのちへの愛情や優しさを感じる温かいものでした。肩の力を抜いて、ゆっくりおいしいスープを作ってみようかと思わせてくれるものでした。

  • *図書館*
    手間を惜しまないとはこういうことなんだろう。
    まだ1度もこんな風に料理をしたことがない。

  • 2006年12月購入。日付は忘れてしまった・・・。食べる相手を慈しんで作るお料理のレシピが一杯です。素敵・・・。他の著書も素晴らしい物ばかりですので本屋さんで見かけましたら是非お手にとってごらんになってください。

  • 母の日に贈る

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著者プロフィール

料理研究家、エッセイスト。1924(大正13)年生まれ。料理研究家の草分けだった母・辰巳浜子のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研鑽も重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼する。鎌倉の自宅や周辺の施設でスープ教室を主宰し、高齢者や病気の方へスープを提供できるよう指導している。「大豆100粒運動を支える会」会長を務める。 著書に『辰巳芳子の旬を味わう -いのちを養う家庭料理』、『辰巳芳子 慎みを食卓に -その一例』(ともにNHK出版)がある。

「2020年 『辰巳芳子 ご飯と汁物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辰巳芳子の作品

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