終わりとはじまり

  • マガジンハウス (2006年3月16日発売)
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本 ・本 (168ページ) / ISBN・EAN: 9784838716517

作品紹介・あらすじ

一篇の詩に込められたメッセージを、青春の一コマにおり込んだ心にしみる物語。世界の名詩と絵、そして未来に思いをはせる少年少女の思いとがとけあって、新たな世界が広がる。  

感想・レビュー・書評

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  • 青山ブックセンターで素直ながらもいい文字の配置でふと手に取った。手に取ってみれば、帯には柴田元幸の賛辞。気になってブックデザインを覗き込めば鈴木成一デザイン室。そんなことだけ確認して購入。このふたつの名前があるってことはもう中身は保証されている。
    不思議な本だった。コミック、と言い切れない。詩とコミックが即興で響き合っている。行ごとに散りばめられた詩なしではこのコミックは成立しない。絵と台詞とちょっとした落書きがなければ、この詩を青春の中に置くことはできない。不思議な力がふたつの間に働いている。
    気になって調べてみれば、小林エリカという人自体が不思議だ。しばらく気にしてみようと思う。

  • 詩は雨ニモマケズしかわからないけど、詩と漫画って関連してるのかな。よくわからん。でも雰囲気はすごく好き。普通に漫画の続きが読みたい。

  • 充たされることなどないのだから

  • 詩が良い。

    「ここではない、どこか」で書かれた詩が、
    「いまここ」この瞬間、日常の風景と、
    絶妙に響きあってる、気持ちよさ。
    「いまここ」も、「この瞬間」も、一見平凡だけど、詩になることができる。


    人の心象の普遍性や、つながりを感じて、嬉しく、そして切なくなる。


    でも、ちょっとセンチメンタルすぎる気も・・。

    あと、登場人物が「リバーズエッジ」とちょっとだけ、ちょっとだけだけど重なってしまった。

  • ¥105

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著者プロフィール

1978年東京都生まれ。
作家・アーティスト。著書に2024年毎日出版文化賞受賞『女の子たち風船爆弾をつくる』、『彼女たちの戦争  嵐の中のささやきよ!』『マダム・キュリーと朝食を』など、絵本に『わたしは しなない おんなのこ』、訳書にアンネ・フランク・ハウス編『アンネのこと、すべて』がある。

「2025年 『わたしは なれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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