シロクマのことだけは考えるな! 人生が急にオモシロくなる心理術
- マガジンハウス (2008年8月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838718979
感想・レビュー・書評
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タイトルが気になったのと、イラストのしろくまが気になって買ったら、心理学の本でした。しろくま実験の結果が興味深い。心理学入門書として軽く読み始められるいい本だと思う。
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ホンマでっかに出てるちょっとかわいい心理学者の本。
ライトな読みごたえ。
興味深く読めた。 -
シロクマの映像を見た後に、シロクマについて考えろという指示よりも、「シロクマのことだけは考えるな」という指示のほうが定着率が高いという心理学的パラドクス。
勿論、ビジネスや恋愛など日常生活に応用できるTIPSが満載なのだが、まずは最近、仕事のプレッシャーからか眠れない、眠らなきゃ、でも眠れないとTwitterで夜中に呟いてる友人に薦めたい。 -
この著者の別の本『小学生がうつで自殺している』を読んでいるときに、文中で紹介されていたので、読みたくなった。
また、過去に新刊ラジオでも紹介されていたことを思い出したので。
内容としては、心理学の内容を、身近な例に置き換えて、わかりやすく解説している。また、解説だけでなく、応用方法も書いているので、サブタイトルにあるように、人間関係を円滑にするための心理術の本。非常に読みやすい。 -
タイトルの意味は、「シロクマ」のことを考えるな!と言われた方が「シロクマ」のことを考えろ!と言われるより覚えていてしまう、ということ。
辛い記憶などは無理に忘れようとするより、傷に塩を塗るように考え尽くしたほうが良いそうです。
それは一例で、人の心理のしくみと、どうすればいいのかということが簡単に書かれています。
やや信憑性に欠けるところや、内容の薄さ(当たり前さ)に★2つ。
【メモ】
何事も大体半年で忘れ、気持ちの整理がつくようになってる。
心がニュートラルなときは楽しい音楽を聴けば楽しくなるが、
心が怒りや悲しみなど傾いているときは楽しい音楽を聴くと余計に悲しくなったりする。
次男次女は、モデリング学習をしているため世渡り上手が多い。
(ビッグビジネスの成功者には、圧倒的に「たくさんの兄弟を持つ末っ子」が多い。) -
2010.2.12
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意外と楽しめた。認知心理学と記憶心理学の中から、日常生活で使えるハックスを紹介している。著者は、現役の心理学者・臨床心理士で、かなり楽しんで書いており、リラックスして読める。
特に面白かったのは「言語的隠蔽」という効果。
自分の”感情”をすぐに言語化してしまうと、心の深い所にある真の感情がわからなくなる
言語化して定着させるよりも、モワッとしたまま放置しておいたほうが、後になって正確に思い出せる
湧き起こった感情や感想を、敢えてすぐに言葉にしないほうが、正確な判断ができる
例えば、セミナーや会議の場では(議事録係でない限り)、メモをとらない方がいいという意味だと解釈したが、目からウロコだった。
心のモヤモヤを「スゴイ」とか「フシギ」とか浅いレベルで言語化してしまわない。あえて心の中で放置しておくことで、深い洞察につながる、という。
そのほか、
・ひとり実況中継によるパニック解決法
・「仮面」がたくさんあれば、怖くない
・アメとムシ、ときどきアメ抜き(5回に1回程度)
・自分が会話をリードしたい時は、カウンセリング・ポジションに座る
・「二面性提示」と「断言」で、相手は感動する
・バンドワゴン効果(憧れ)+アンダードッグ効果(親しみ)で、ずっと人気モノ
あたりが印象に残った。
ちなみに、タイトルは「シロクマのことを考えまいという努力を強いると、かえってシロクマの姿が脳裏にチラつく=気張ると逆効果になる」という「シロクマ実験」からきている。 -
これは面白かったです。
読んでみて初めて
題名に納得 -
10/20 認知心理学の本
失恋の傷を癒したくて買った本。心のコントロール・安定
10/30 朝礼で紹介→さっそく会社の先輩に貸し出し中。 -
タイトル買いだったのですが、タイトルにも繋がる「シロクマ実験」や、「三人寄れば文殊の知恵」の落し穴、「アメと『ムシ(無視)』」によるコントロール術など、とても興味深い一冊でした。
芸能人や、TV番組のテクニックの話などもあり、楽しみながらも、思わず頷いてしまう内容です。
「人生が急にオモシロくなる」かどうかは別として、読み終わった後には、新たな視点で、物事を見たり、考えたりできるようになるかもしれません。