今日から始める思考のダイエット

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  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838720859

感想・レビュー・書評

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  • シンプル、クリア、ボールド。だいじ。


    「説明しにくいものは、コンセプトが弱い」。
    そのとおりだ。

    話もプレゼンも下手なのは、
    コンセプトが煮詰まっていないのに、
    目的なく話すからなんだな。

  • 『14.絞る。』が私のココロにグサグサきました.
    今の私まさにこれ.
    たくさんデザインしてもレコメンドを決められない.
    どれも一長一短とさえ思ってしまう.
    「これがいい!」と言える力を鍛えたいです.

  • アートディレクターという、広告業界の特殊な世界の人間のように思えるが、突き詰めるとどれにでも通用する話になるということ。
    伝えたい要素を凝縮させることと、アイデアをねかすことは意識したい。

  • リスモやにゃんまげなどを生んだ佐野研二郎さんの著書。

    体と一緒に頭もダイエットしようと思ってつい購入
    5章に分かれていて、
    思考のダイエット方法
     =いかに簡単に無駄なく創造的に仕事を薦めることができるか
    を紹介している。
    中でもアートディレクターならではのダイエット法が興味深かった。それは【英語化】【人格】【低解像度】の3つ

    【英語化】伝えたいことを慣れない英語を使うことで、
    逆に簡単にまとめることができる。そして簡単な英語にできないときはコンセプトが明確になっていないということ。

    【人格】イメージキャラクターは使い勝手がよくないといけない。一枚絵では映えても、CMのキャラなどはイベントに合わせて多種多様に変身できなければ定着しない。目指すは100年後も生き残る印籠のようなキャラクター。
    ゆるキャラブームがあった中でいったいどれほどのキャラが定着したろうか。静岡市にも何人(匹?)かいるけども知名度が低いものも多い。キャラクターの力を甘く見てはいけないし、うまく使っていかなければ。

    【低解像度】著者は出先で思いついたイメージを写メで仕事先に送り仲間の反応を見ることがある。このとき低解像度だから詳細はわからない。わからないが、それでも伝わるぐらいでないと、例えばパッケージがコンビニに並んだときに見過ごされてしまう。パッと見たときにグッと惹きつけるようなデザインを考えることが大事。演劇にも活かせそう。

  • あれもこれもとそぎ落とすことが出来なくなってきたとき(煮詰まったとき)にパラパラ読み直して、リセット。

  • 忘れた頃に定期的に読み直します。佐野研二郎さんのデザインはにゃんまげ、リスモ、TBSのBooBo、Francfrancのぶた鼻のマグカップなど、とても可愛くてリスペクトしています。
    そんな彼の頭の中がどうなっているのか気になって手に取った一冊。
    佐藤可士和さんの元で働いていたので彼の影響も少なからず入っていました。作品のレコメンドをつけ1本に絞る、ジャッジする目を養うというのはとても心に響きました。
    また共感できた事は、制作者視点にならないように、普通の人たちと同じ時間に生活をするということ。
    少人数で人に依存せず、自分で出来る事は自分でする。
    以前作った物を容赦なく捨る。費やした時間コストと費用対効果を計算して考える。
    これらは自分が普段から心がけていた事なので、佐野さんのお墨付きをもらったような感じで今後も自信を持って心がけようと思いました。

  • 読みやすく、仕事に生かしていこうと思いました。

  • 仕事をする上で参考になりました。

    (2011.10ごろ読了)

  • シンプル、クリア、ボールド
    時間は0.1秒
    手紙を書くように
    最大公約数で、キャンペーン対応可能
    短く、早く、自分がそうして欲しいと思うことを
    仕事は判断の連続
    一ヶ月と一週間の予定表を視覚化→プロジェクトの視覚化
    気を使うこと、がCommunicationの原点
    フライングで頼まれた期待以上のことを
    誰からも頼まれていないことを進んでする
    受け身ではなく攻めで
    少ないメンバーの方がフットワークが軽い、役割分担をはっきり
    依存しない、自分でできることに無駄なコストをかけない
    別々のベクトルを束ねる仕事
    選択肢が多くなると相手の判断は鈍る、レコメンドと理由を必ず
    時間をかけてつみあげたものを捨て去る潔さ、断る
    どんな仕事にも必ずネガティブな要素が、そこを180度転換
    誰もが理解し、言葉にしてひとに説明できる
    図解する
    チャームポイントを人に聞く
    アイデアはリユース可能
    欠点をみつけたらそれはチャンス
    自分で限界を決めない
    ビジョンは10年後と数ヶ月後の二つ
    集める削ぎ落とす鍛える続ける

  • 「MR. DESIGN」デザイン事務所の佐野研二郎さんによる、
    考え方や時間管理の方法を根本から考えるための本。

    ダイエット=痩せるを思い浮かべるが、
    実際のダイエットの言葉は「規定する」「コントロールする」の意味も含んでおり、自分自身の考え方をコントロールすることで、効率的に仕事をすることが必要だという考え方。

    デザインなどのマスコミの話から、
    仕事をフライングで行うことで、3度考える時間を作る
    すぐ決めることが大切…
    など、私生活まで役立てそうな考え方が多くちりばめられている。

    仕事をしているすべての人にお勧めの一冊。
    大学生で、これから会社をおこそうとしている人も、
    考え方を学ぶという意味でぜひ読んでいただきたい。

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著者プロフィール

MR_DESIGN代表 アートディレクター/クリエイティブディレクター

1972年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。博報堂、HAKUHODO DESIGNを経てMR_DESIGN設立。2014年より多摩美術大学統合デザイン学科教授に就任。

主な仕事に、トヨタ自動車「ReBORN ドラえもん」、ミツカン「とろっ豆」、サントリー「南アルプスの天然水」「天然水スパークリング」「グリーンダカラ」「グリーンダカラやさしい麦茶」「BOSSゼロの頂点」、カーサブルータスにて川村元気氏との共著「ふうせんいぬTinny」、日光江戸村「ニャンまげ」、TBS「Tブー!S」、au「LISMO!]」、ルミネ「チェックザバーゲン」、多摩美術大学「Made by Hands」、山形県新米「つや姫」、名古屋市「東山動植物園」などのロゴマーク、キャラクターデザイン、グラフィック、TVCMなどのアートディレクションなどがある。

また、オリジナルブランド「nico」のプロダクトをMoMA/ニューヨーク近代美術館、ラ・リナシェンテ(ミラノ)、

「2013年 『7日でできる思考のダイエット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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