あの社員はなぜ№1なのか 抜群の成績をあげる5人のすごい仕事術

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838721382

感想・レビュー・書評

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  • 「15坪の小さな本屋を日本一に変えた顧客の心を掴む書店員。」

  • 5人のビジネス成功ストーリーから学ぶ仕事術。

  • 呉服、クロムハーツ、アウディ、書店、ハイヤーと、業界は違うけれども、バツグンの成績を上げる方々の、こだわりと背景、思いが詰め込まれている。具体的な事柄も参考になるし、モチベーションや考え方の点でも、とても参考になる一冊でした。

    アウディセールスのプロ、南氏の考え方はエイギョウとして具体的に参考になるし、ハイヤードライバーのプロフェッショナル、岩楯氏のこだわりは圧巻。

    社員といっても、スタッフ的なかたのストーリーは無いので、営業的な仕事の人に向いているかもしれません。

  • 来たる2月上旬、土井の『「伝説の社員」になれ!』が、ついに文
    庫化されることになりました。

    まだ買っていない方は、ぜひこの機会にお買い求めください。

    さて、「伝説の社員」と言えば、どの会社にも、必ずバケモノ級の
    「伝説の社員」がいるもの。

    マインドもスキルも半端じゃなく、常人では想像もつかない大きな
    成果をあげてくる、そんな社員です。

    本日ご紹介する一冊は、そんな「伝説の社員」を5名、まとめて紹
    介した一冊。

    1日で4900万円売ったという、高島屋MD本部呉服ディビジョン 
    ディビジョン長の池田喜政さん、1200万円のネックレスを2回も売
    ったユナイテッドアローズクロムハーツトーキョー・武井法香さん、
    国内外のVIPから絶大な信頼を集めるハイヤードライバーの岩楯
    幸男さん…。

    いずれも常識では考えられないほどの努力と創意工夫で、とてつも
    ないパフォーマンスを出していることが、よくわかります。

    インタビューされた人によって内容の濃さには違いがありますが、
    池田喜政さん、武井法香さん、岩楯幸男さんあたりは、ぜひ読んで
    いただきたいと思います。


    結局110組いらして、そのうち105組に買っていただいた。この1
    日で売り上げは4900万円。それまで夏に行っていた早期受注会の売
    り上げは毎年700万円程度でしたから、一気に7倍近い売り上げを達
    成してしまった。それからは他社も含めて、振袖の早期受注会は半
    年前倒しで冬に行うようになりました」

    「高卒の自分と大卒の先輩を比べると社会常識の点でも差があるし、
    着物に対する情報量でも差がありました。それを埋めるために、長
    期の休みのたびに京都に通い、この目で着物がどうやって生まれる
    かを確かめようと思ったのです」思い切って呉服部長に事情を話す
    と「これを持っていけ」と数枚の名刺を渡してくれた

    歴史的意義のある文化財だから、万一のことがあったら取り返しが
    つかない。担当者は渋って首を縦に振らない。そこで池田は横浜高
    島屋の部長に事情を話して、次の部内旅行を大磯プリンスホテルで
    やってもらう算段をつけた。総勢200人からの予約が入るとなると、
    向こうもさすがに断れない。旧吉田邸で行われた大脇の展示会は盛
    況のうちに無事終わった

    雪の日は焦ってインターフォンを押すな。傘を畳め。そして30秒待
    て。頭の上に雪がうっすら積もったら、それからインターフォンを
    押すんだ。若いセールスに、池田はそう教えた

    <株式会社高島屋MD本部呉服ディビジョン ディビジョン長・池田喜政>

    武井は、顧客第一主義だからこそ、ときに「ノー」と言うことを恐
    れない。お客がほしいと望んだものを、あえて売らないこともある。
    3万円と10万円のリングがある。デザインも質感も大好きだから、
    本当は10万円のリングを買いたい。けれど、予算的に辛いので、今
    回は3万円のリングにする。そういうお客には、会話から何を本当
    に望んでいるのかを探り出し、いまは我慢して10万円のリングが買
    えるまで待ちましょう、と提案する場合もある

    <株式会社ユナイテッドアローズクロムハーツトーキョー・武井法香>

    技を磨くために、岩楯は一案を講じた。茶托にピンポン球を乗せ、
    ダッシュボードの平らな場所に置く。そのピンポン球が茶托から落
    ちないようなアクセルワーク、ブレーキングを身につけたのだ

    (乗客が)経済紙を読み始めたら、パサッ、パサッと紙面をめくる
    音をカウントし、手を止めて熟読したページを記憶する。降車後、
    残された新聞で当該のページを開いて、顧客が仕事柄興味を持ちそ
    うなテーマをピックアップ。翌日の乗車時までに、関連する記事が
    載っている経済専門誌を用意したこともある

    「経営者にいちばん大事なのは時間である」
    「ハイヤーは時間を作る車でなくてはならない」

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著者プロフィール

1970年、京都市生まれ。1993年、大阪大学法学部卒業後、国家公務員Ⅰ種(法律職)として採用される。国土交通省大臣政務官付秘書官、首都機能移転企画課課長補佐、観光地域振興課課長補佐(総括)、都市鉄道課企画調整官等を歴任。2007年には人事院在外研究員として英国文化・メディア・スポーツ省及び英国政府観光庁Visit Britainに在籍し、英国観光政策を研究。2009年7月より東京財団にて地域再生政策分野のプロジェクトを担当し、新しい地域再生政策研究会及び地域伝統産業活性化勉強会を主宰。地域再生、総合特区制度に関する政策提言、米国ポートランドのまちづくりや東日本大震災の復興に関する論考を取りまとめるなど積極的に政策提言活動を展開している。専門分野は、地域再生、観光政策、交通政策、国土計画。

「2011年 『地域の力が日本を変える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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