30代、40代夫婦への――遺言書のススメ

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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838727001

作品紹介・あらすじ

遺言書なんて、自分と関係ないと思うなかれ。
若いからこそ、遺言書は書いておいたほうがいいんです。
書いていないからモメるんです。
でも、やっぱり書くのって重いなーって思いますよね。
だからこそ、簡単に書ける、最小限で書ける方法を紹介します。
実際、書いてみるとこれまで気づけなかったことにも、たくさん気づけます。
「鈴木家」をひとつのサンプルというか入り口として、
遺言書というものを学んでいきましょう。
驚くことが、たくさんわかるはずです。


<法的に通用する遺言書、あなたにも作れます!>
鈴木「たとえば僕が死んだとして、子どもがいなかったら妻の受け取る遺産は何%になるんですか? 法律的に言うと、僕の遺産はどういう配分になるんですか?」
本田「そのためには、鈴木さんの法定相続人が誰かを知る必要がありますね」
大島「え、相続人というのは?」
本田「法律上、亡くなった方の財産を引き継げる方です。相続できる方。まず、一番の相続権があるのは配偶者ですね。お子さんがいてもいなくても、配偶者は必ず相続人になります。あとはお子さん、ご両親、そしてきょうだいです」
鈴木「それぞれもらえるパーセントは決まってるんですか?」
本田「まず、もらえる優先順位があって、配偶者の次はお子さん、お子さんがいなければご両親。お子さんもご両親もいなかったらきょうだい、という順番。配分の割合は相続人の組み合わせによって変わってきます」
鈴木「配偶者というのは妻ということ? 夫とか?」              
……つづく(本文より)

感想・レビュー・書評

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  • お笑いの森三中の大島さん夫妻が、相続コンサルタントの本田さんとの会話形式です。
    そのため、とても楽しく知識を付けることができました。
    図書館で借りた本ですが、中古本で安かった買います。

  • 会話形式で進んでいくのでとても読みやすかったです。
    鈴木おさむさん&森三中大島さんご夫婦が相続や遺言について抱いた素朴な質問を臆せずにポンポン投げて、それに遺言相続コンサルタント(FP)の本田先生がわかりやすく答えていくスタイル。
    遺言(書)について知っておきたいことがわかりやすく説明されていて読んでよかったです!
    あとちょこちょこ出てくる”争続”の実際にあった話が結構エグかった…。

    遺言書は決して老いてから準備するものではない、むしろ働き盛りで親とか近しい親族も健在なこの年代だからこそ必要なものと改めて意識しました。
    エンディングノートはざっくり書いてあるけど、もう一歩踏み込んでまずは自筆遺言をまずは書いてみたいです。

  • いつかは書かねばならない!

  • シンプルでとっつきやすいパターンがあったのが良かった。さっそく作成。

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著者プロフィール

本田桂子(ほんだ けいこ)
1969年生まれ。弁護士。民事信託を得意とする法律事務所に勤務。約15年間、行政書士・ファイナンシャルプランナーとして遺言や相続、任意後見など高齢期の相談を多く手がける。2016年に司法試験合格、2018年弁護士登録。著書に『エンディングノートのすすめ』(講談社)、『もしもの時に家族をつなぐ 書き込み式エンディングノート』(NHK 出版)、『その死に方は、迷惑です――遺言書と生前三点契約書』(集英社)、『マンガと図解で今すぐできる 「思い」を届ける遺言書』(技術評論社)など多数。

「2023年 『誰でも簡単につくれる遺言書キット 法務局保管制度対応版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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