しがらみを捨ててこれからを楽しむ 人生のやめどき

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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838731237

作品紹介・あらすじ

家族、人間関係、仕事、趣味……
歳を重ねるとごとに、人生の荷物をひとつずつ下ろす

やめどきは、始まりのときをふりかえることでもある。女にとって激動の時代を、少しの時差で生きたふたりの女には、尽きない話のタネがあったーー。

丁々発止、笑いに涙、樋口おネエさまと16歳年下の赤髪のチコちゃんの二人が、人生にまつわるあらゆる「やめどき」について語り合いました。意見を同じくするところ、まったく噛み合わないところ……それぞれに生きるヒントが隠されています。あらゆるしがらみを捨てて、すっきり毎日を送るためのヒントが満載の1冊です。

親戚づきあい、近所づきあい、クラス会、法事……。私全部やってません!ーー上野千鶴子

長生きすると未練も深く長くなるーー樋口恵子


1章 家族のやめどき/2章 人間関係のやめどき/3章 家事のやめどき/4章 自立のやめどき/5章 人生のやめどき

感想・レビュー・書評

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  • 高齢者が、これからどう生きていくか。家族のやめどき、人間関係のやめどき、社会のおりどき、人生のやめどき。若い時は考えもしなかったが、身につまされるような話がたくさんあった。88歳の樋口さんが、まだまだ、自己決定力をもっていることに驚く。本を読んで、視野を広げるとは、こういうことだ。目からウロコが落ちる。

  • 現役30代のいま、早く人生のやめどきを迎えたいと思いましたが、まだなにも成し遂げられてないのであと20年は頑張らないといけないと感じました。WANのHPに無料のミニコミ誌が掲載されてるとのことなので早速読もうと思います。

  • 読みやすかったです。
    興味深かったのは、お見舞いに行くかどうかというところ。お見舞いに行かないのもある意味では親切なのかなと思いました。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/745527

  • 介護の現場、ホームレス施策などを経験して、老い、孤独といったことには知見はあるほうだが、こうしてお2人の言語化された考えを読んで参考になった。

  • タイトルと著名な著者で相当売れるんだろうな、でも読む前の自分には読まなくていいよと言うだろう内容だった。
    活躍されて生きてきた人生の先輩二人による、やめ時談義。
    老人の置き去りがむごい、など一般化し過ぎなところに頷けなかった。
    心やすく生きられるかどうかは、諦観の有無に左右されるなと思った。諦観には、今の自分の人生に満足しているかどうか。
    満足していても諦観など持てない、死にたくない、生きていたい、あれもやりたいこれもやりたいという人もいて、それは強欲というより持て余すほどのエネルギーがあるのだろうと思う。もしくは、それだけの役目を持って生まれてきた人なのかもしれない。

  •  88歳樋口恵子さんと72歳上野千鶴子さんの強そうなお二人wの対談です。「人生のやめどき」、2020.9発行。やめどきのテーマは、家族、人間関係、社会、自立、人生のやめどき(おりどき)です。さっと一読しました。心に留まった点は・・・、特になかったです。想定の枠組み内でしたw。薬の止め時は大事だと思います!  

  • 対談時御年88才の樋口氏、16才年下の上野氏。上野氏にとって樋口氏は何か頼まれたら何をさしおいても駆けつける人という。そういえば上野さんとはまだ対談していないなという樋口氏の求めに、テーマを上野氏が振る形で対談は進む。

    子供との関係、親のみ取り方、ヨタヘロになっての生活の仕方、など二人の家庭環境、年齢差による考えの違いはあるが、やはり二人とも東京という都会に住んでいる人の考えだなあとも感じた。ただ、人脈、これまでの職業経験から日本全国いろいろな人の生活状況の情報は入っている。

    立ち行かなくなったら、樋口氏は施設に入ってもいいかと思い、上野氏は介護保険を利用すれは在宅でなんとかなるはず、とそこはゆずらない。

    豪快な樋口節健在。しかし「見かけよりは傷つきやすいヤワな魂の持主です」とのたまう。見かけも文も読後になぜか明るくなってしまうパワーのある樋口氏であった。

    2020.9.24第1刷 図書館

  • 母と同じ歳の樋口恵子と上野千鶴子の対談。
    母と重ね合わせたり、自分の少し先に想いを馳せたりしつつ、人生の終い方の予習をした、という感じ。
    この2人が元気でいてくれるという事がなんだか嬉しいことです。

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著者プロフィール

評論家(2023年1月現在)

「2023年 『しあわせの高齢者学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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