- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838770632
作品紹介・あらすじ
ヨガの行法哲学をもとにクラター・コンサルタントのやましたひでこさんが提唱する「断捨離」。家のガラクタを片づけることで、心のガラクタも整理して、人生をごきげんへと入れ替える「新・片づけ術断捨離」はクチコミで一気にブームに。全国に"ダンシャリアン"(「断捨離」を実践する人)が急増中です。その後『新・生き方術 俯瞰力』と続き、さらなる発展の兆しを見せる、やましたワールド。その原点をいま一度。
感想・レビュー・書評
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「断捨離」とは、ただの片づけのことではなく、ひとつの哲学だと感じた。主役は「モノ」ではなく「自分」、時間軸は常に「今」。そうやっていかに自分らしく今を生きていくかを、断捨離を通して知り生きていく。片づけがしたくなる。
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元々整理は好きで、ミニマリズム、シンプルライフ、片付けの様は本は何十冊も読み、シンプルライフを実践して久しいが、本書は読んでいなかった。
言いたいことはわかるが、上手くまとまっておらず、文章表現もあまり良いとは言えず読みづらかった。やました氏のファンの方には「断捨離」本の原点という観点からはお勧めできるが、それ以外の方は他書の方がお勧めである。
「断捨離」本で言えば、もう10年以上前に読んだ「モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ」(川畑のぶこ/著、やましたひでこ/監修)の方が簡潔で読みやすかった。 -
断:入ってくるいらないものを断つ
捨:家にはびこるゴミ、ガラクタを捨てる
離:ものの執着から離れ、ゆとりある自在の空間にいる私
単なる掃除、片付けと異なり、ものを軸とした考え方ではなく、
この物は自分にふさわしいかと問いかける自分を主役とした考え方。
そして時間軸は常に今。
その物への思いは愛着ではなく執着なのでは。と問いかけてみる。
非日常に重きを置かない。
断捨離には基本的にお客様用という発想がない。
分類のテクニックとして3分類。いきなり細かく分類しない。
自分の気に入った厳選されたものに囲まれて暮らす。
当たり前のことを改めて気付かされた。
非常に短時間で読み切ることが出来た。
近年マスコミに取り上げられて知ったが、著者はかなり前から活動をされていた様子。
まずは実行(捨てる)。 -
家の中を片付けたくて。
家族で住んでいると、なかなか片付けがはかどりません。
物が多い。自分は不要と思っても、他の人は「捨てたくない」と言う。などなど。
この本を家族全員が読んだら、少しは変わってくるかな?
すっきりした生活を送りたいけど、なかなか難しいですね。 -
ひと昔まえに話題になってた断捨離。どちらかというとものを集めるタチだし、それに満足してる。一応反対の意見もと読んでみたが断捨離ってほとんど宗教的だな。断捨離のメリットがほとんど示されていないし、意味不明。根拠も適当か筆者の気持ち次第なので全く納得できない。これを読んで断捨離をやってみようと思う人がいるのか。この筆者が断捨離の代表なわけでもないかもしれないけど少なくともこの本はまともなことは書かれていない。ただ折角読んだしこの本は捨てようと思う
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モノは使ってこそ。自分が使ってハッピーなものだけに囲まれて暮らす。
断捨離のモチベーションが湧いてきた -
一時期掃除にハマっていたが、最近は綺麗に保つことができなくなってきたため読んでみた。
特に惹かれるフレーズや、やる気の出るような内容だったとは思わないが、
不思議と読んでいる内に掃除をしたくなり、不要なのに捨てずにいたものを捨てることができた。
また散らかってきたら再読したい一冊になった。、 -
ブームを経て一般化してきた感のある「断捨離」であるが、これは一つの技術である。技術である以上身に付けるには訓練が必要。訓練は反復継続して身に付けるしかない。この営みはライフワークとしてやる価値が極めて高いのではないか。身の回りのモノがすべて自分に必要なモノだけになり、快適な生活を再開したとしても再びモノは溜まっていく。それは周囲との関係性によっても影響を受ける。まさに生きることそのものと言ってもいい。断捨離はヨガ由来ということもあり「片付け術」「整理術」「収納術」を越えた自己形成手段といえる。
一度に使えるモノは限られる。あるモノを使えば他のモノを使う機会を失うことも多い。「もったいないから」あるいは「早く使い切りたい」という理由から、気に入らないモノを優先的に使っているとお気に入りのモノを使う機会が少しずつ先延ばしになる。そうしているうちにお気に入りのモノが時期的にも機能的にもじわじわと劣化する…。こういうことを繰り返すと生きることそのものにも影響が出てくるのではないだろうか。モノを長持ちさせるコツは使うこと。これに尽きる。使えば自分の意識は使っているモノに向かう。モノの状態を把握し、必要であればメンテナンスをする。場合によっては使うことそのものが手入れとなるようなモノもある。モノと自分との間に「身体」を設定してみると理解しやすい。身体も使っていない部分は劣化していく。もしもオプションで手を何本でも増やすことが可能であるならモノと同様な事態となるだろう。
一般に断捨離や節約術の類は、経済最優先の思想をお持ちの方々から痛烈な批判を受けることが多いが、こうした方法論は戦争反対、自然回帰、個人主義といった思想と同じく自分の感覚と相談して持つべきか否かを決するものである。そのへんを弁えていないと周囲の影響で流されてしまうこととなり、いつの間にか必要なのかどうなのか分からないモノに包囲されてしまう事態となるだろう。何を貫くにも自信や信念、信頼といった「信」モノと無縁ではいられないようだ。 -
片づけがしたくなる本。断捨離とは、片づけ術ではなく、生き方である。