モバゲータウンがすごい理由 ~オジサンにはわからない、ケータイ・コンテンツ成功の秘けつ~ (マイコミ新書)
- 毎日コミュニケーションズ (2007年6月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839924508
作品紹介・あらすじ
爆発的な勢いでユーザー数を増やしている、無料ゲーム&SNSケータイサイト「モバゲータウン」。このサイトを運用するディー・エヌ・エー(DeNA)は、auと手を組んで「auオークション」「auショッピングモール」などの公式サイトの運営も行っている。本書は、モバイルに特化したコンテンツ戦略で大成功を収めている同社を例にして、第3世代ケータイやパケット定額制の普及によって、大幅に状況が変わったケータイ・コンテンツ市場における、成功の秘けつを解説する。
感想・レビュー・書評
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2007年発行。モバイルコンテンツ業界本。特にモバゲに焦点を当てたわけでもなく、キャリアについての解説が主体。しかし行儀よくまとめすぎ。数字を出すわけでも深読みするわけでもなく、さらさらっと撫でるだけ。よっぽど詳しくないかぎり、物足りないでしょう。
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マイコミ新書のなかで初めて出会った佳作。タイトルのモバゲータウンの話に至るまでにだいぶタメがあったが、どうしてモバゲータウンが成功したか、はよくわかった。本書執筆時からは少し携帯を取り巻く状況が変わっているなかで、スマホ時代のモバゲーの戦略がどうなるか、について触れられていないのは残念だが、そういった状況は読んでいなかったみたいだから止むを得ないのかな。
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「すべてをPCの世界を基準で考えることに危機感を覚えないのはなぜだろう?」
モバゲー、すなわちDeNAのビジネスの歴史を振り返るのには最適な1冊である。2007年出版なので情報自体は古いが、何も考えずにケータイを使っていた私たちが高校生のころ、コンテンツビジネスには何が起きていたのか知ることが出来る。当時は今では死語となった勝手サイト、公式サイトの区分がはっきりとなされていた時代の中で、有力な勝手サイト現れ始めた時代であった。今でこそソーシャルゲームやSNSが日常的に報道され話題にもなっているが、その源流を知っておくことは現状をより正しく理解するために必要な情報だろう。 -
denaは以下のことをタイミングよく上手く行って成功した。
パケット定額制導入、携帯に特化、公式サイトから勝手サイトへの移行 -
2007年のiPhone発表前に執筆されているようで、内容が古い。
70%はほぼ今読んでも、思い出話し位にしか役に立たない。
逆にiPhoneが携帯の正当進化の予測をかくも変えたのかと、その凄さとこの業界の怖さを知る。 -
今まで大規模な
ビジネスにつながっていなかった、勝手サイトだかモバゲータウンで火をつけた。
auの定額制という、時代の制度に上手く乗っかって実現した。市場を的確に読んだ結果。タイミングも重要。
ケータイ向けオークション。パソコンと違うところは、ガバナンス(統治)がされているというところ。何もかも自由にしてしまったらケータイサイトは上手くいかない。
各ケータイ会社の戦略で組むところに特徴がある。auはDeNA、ドコモは楽天、ソフトバンクはYahoo。
無料ゲームとSNSの機能が分離せず、うまくリンクしたからモバゲーは成功した。ゲームとこみゅが有機的に結合されて、かつ両方向にユーザーが行き来しているからこそ、通常のSNSよりも、コミュニティが活性化する。そのため、ワイワイガヤガヤと楽しくゲームができる。
モバゲータウンは、ケータイのみでサービスを提供しているため、ユーザーの動向にもバラつきが少ない。それもコミュニティが活発な要因。パソコンとケータイが相互に乗り入れているサイトでは、パソコンユーザーとケータイユーザーの間で、あつれきが生じることもある。特徴の全くことなるデバイスが乗り入れると、相手の環境を思いやることの出来ない、心の狭いユーザー同士が喧嘩を始める恐れもある。
2006年4月には、千趣会と組んでモバコレをオープンした。アイテムは女性向け。
今のGoogleは現実社会の行動まで追えない。しかし、ケータイであれば買い物履歴や位置情報など、個人の行動まで逐一特定できる。そこからの派生も可能。
ケータイの目指す行き着く先は、ケータイのコンシェルジュ化だ。利用者の好みに合わせて適切なアドバイスをしてくれる。 -
最後のほうが重要。正当な予測がかくも外れるくらいのこの4年間。
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さすがに今読んだら内容が古かったw
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[ 内容 ]
爆発的な勢いでユーザー数を増やしている、無料ゲーム&SNSケータイサイト「モバゲータウン」。
このサイトを運用するディー・エヌ・エー(DeNA)は、auと手を組んで「auオークション」「auショッピングモール」などの公式サイトの運営も行っている。
本書は、モバイルに特化したコンテンツ戦略で大成功を収めている同社を例にして、第3世代ケータイやパケット定額制の普及によって、大幅に状況が変わったケータイ・コンテンツ市場における、成功の秘けつを解説する。
[ 目次 ]
序章 ケータイ・コンテンツ市場の勝ち組「ディー・エヌ・エー」
第1章 通信の進化とパケット定額制の普及
第2章 劇的に変わるケータイの環境
第3章 キャリアと一体化する「超」公式サイト
第4章 伸び続ける勝手サイト、モバゲータウン
第5章 ディー・エヌ・エーに学ぶ「モバイル」という「魔法」
第6章 ケータイ・コンテンツの未来
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