職場のモンスター (マイコミ新書)

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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本棚登録 : 26
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839931032

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから誤解されるかもしれないが、本書は必ずしも「モンスター社員」をレッテルづけて排除しよう、という主張ではない。モンスターとよばれるような社員が従来の企業文化の外側から生まれた背景や、そう呼ばれる人々=自分探し世代の行動規範のようなものを、具体的なトラブル事例を踏まえつつ探ろうという試みである。
    団塊世代の親から「自分の納得するようにやればいい」という半ば言い逃れの言葉で過大な自己評価を助長され育てられたこの世代は、「やりがい」以上に重い「自分らしさ」という十字架を背負い「仕事」に立ち向かわなければならなくなった、という指摘は興味深い。職場で「自分らしさ」を捜し求める彼らの問いに対して、企業文化への同化によってこの問いを「すり抜け」てきた先輩世代の出す「正解」が心に響くことはない。なるほど。勝間和代の本がバイブルになる理由の一端がここにある。

  • 「モンスター社員」のトンデモ事例を集めて、モンスター社員の扱い方を綴った一冊。

    人事側からの意見が大半なので、むしろ世代的にモンスター社員に近い自分としては、そちらに肩入れしがちな部分も多々あり。

  • 残業はないに越したことはないが、仕事が残っているのに残業をしない人間は信じられない。うちの部署にそういう人間がいる。絶対とまでは言わないがほぼ定時で上がるのだが、指示した仕事の成果物の品質が悪く、納期は守っているから帰るという姿勢なのである。そういう人間にはガミガミ言うのも逆効果であり、どんな思考法の人間なのだろうと悩んで手にしたのがこの本であるが、つまるところ、周りのことなどどうでもよく自分さえ良ければいいという思考であるということがわかった。

  • 俺も当時は、自他共に認めるモンスター社員だったので、

    この本を読むことによって客観的に自分を見ることができた。

    俺は怒ってしまうと、周りが見えなくなって行動してしまい、

    失敗することが多いので、この本に載っている事例を見つつ

    注意すべきところは注意する必要があるなと思った。

    良書。

  • 09/08/28
    from T.F

  • ウチの新人は比較的マトモのように見えるのだが、ちょっと心配になってきた。

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著者プロフィール

一般社団法人「職場のハラスメント研究所」の所長として、行政・企業・大学などで幅広い講演活動を行う。人事院パワハラ問題対策委員を務めたほか、現在は日本教育心理学会スーパーバイザー、千代田区・葛飾区・川崎市などの各種委員会委員を務めている。『〔新版〕パワハラなんでも相談』『職場でできるパワハラ解決法』(以上、日本評論社)、『職場いじめ』(平凡社)、『職場のモンスター』(毎日コミュニケーションズ)など多数。

「2021年 『戦争と性 34号 特集:性暴力のない社会へ──「自分ごと」として考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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