戸辺流相振りなんでも三間飛車 (マイコミ将棋BOOKS)

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839931629

感想・レビュー・書評

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  • 2009年に刊行された相振り飛車の定跡書。この本にしか載っていない戦型も多いのでとても有用。
     藤井先生の本を読んだら次はこれ!といいたいところですが、△35歩保留三間飛車の所だけは別に補う必要があります。しかしそれを考慮してもいい本です。
     例えば、(三手目▲66歩の向かい飛車・四間飛車に対して)三間飛車側が△33銀~44銀と繰り出す作戦をとても詳しく解説しています。これはアマチュアでも要勉強の型ですから、相振り飛車の本が少ない以上、ここだけとっても本書は重要なわけです。

    【目次】
    序 章 相振りなんでも三間飛車の概要
    第1章 先手三間飛車対後手向かい飛車
    第2章 相三間飛車の攻防
    第3章 後手三間飛車対先手向かい飛車
    第4章 後手三間飛車対先手新向かい飛車
    第5章 実戦編
     「先手三間飛車からの速攻」対窪田義行六段戦
     「兄弟子との大熱戦」対佐藤和俊四段戦
     「システム成功の一局」対小林宏六段戦
     「自分らしい将棋」対藤倉勇樹四段戦

  • 【相振り三間飛車のバイブル1】

    相振りでは向飛車が一番良いと言われています。しかし、3手目75歩の石田流使いなら相振り三間飛車は避けてとおれません。この本では石田流本組からの攻めと三間穴熊から右四間に展開しての攻めが紹介されています。

    戸辺六段のNHK の将棋講座も分かりやすいですが、この本の解説も狙い筋が分かりやすく示されており、好感が持てます。

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著者プロフィール

1986年生まれ、神奈川県出身。
1998年、6級で加瀬純一七段門。
2006年四段、2016年七段。
2009年将棋大賞新人賞。

中飛車や石田流三間飛車を主力戦法とする振り飛車党で、
「戸辺攻め」と呼ばれる攻め重視のスタイルが最大の持ち味。
2009年より戸辺誠将棋教室を開くなど指導でも定評があり、
解説の分かりやすさから将棋番組への出演も多い。

「2017年 『将棋DVD 攻めて強くなる戸辺流中飛車』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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