ぴよぴよキングダム (MF文庫 J き 1-1)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2004年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840111591
作品紹介・あらすじ
高校生森山拓は、ある朝目を覚ますと…頭の上に『ヒヨコ』が住み着いていた。『ヒヨコ』は高次元生命体ピッチパッチのピックルと名乗り、拓の頭を領土として宣言。伝統にのっとり、この未開の惑星・地球で恋をするのだという。お相手は美しく慈愛にあふれたチュルリラ姫?とりあえずピックルを頭に載せて登校した拓を待っていたのは、チュルリラ姫と、姫の領土になったクラスメート・磐座あかりだった!ピッチパッチの恋の儀式のために、あかりに近づく拓とピックルの前に、大富豪の御曹司と『融合』したピッチパッチ、『ブラ麿』が現れ、恋の行方は混沌と…。クールな笑いとほんわか涙がいっぱいの、ファンタジック学園SF登場。
感想・レビュー・書評
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良くも悪くも思いっきり表紙のイメージに裏切られました。
いや、どっちかといえば良い意味でかな?
ほのぼのした少女漫画テイストを彷彿とさせるのに、怒涛の勢いの少年漫画小説でした。
というか、少女漫画を思いっきり少年漫画な勢いで書いてみました、な感じ。
複雑な家庭事情?の思春期少年少女のジュブナイルとヒヨコ宇宙人という未知との遭遇、て感じです。
結構勢いで引っ張っていくので、主役2人に馴染めれば物凄く楽しいのですが、
馴染めないと辛いかも、て感触でしたね。
前半は表紙右の拓君の一人称、後半は左のあかりちゃんの一人称。
完全に後半のほうが良かったし好きです。
何と言うか拓君は客観的に見たほうが素敵で、あかりちゃんは主観的なほうが素敵だった(笑)。
しかしこの2人に力が入りすぎて、ヒヨコとかが置いていかれた感じがありますね。
特にもう一組ヒヨコと人間が出てくるんですが、こいつらは全然中身がなくて、
後半の展開が唐突に見えました。
逆に主人公2人は濃密で読み応えあります(笑)。
正直挿絵が好きでなければ読まなかったかもなのですが、
挿絵が意表をつかせたという意味では最高!ていう不思議な読後感でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
後半加速しすぎ、引っ張りすぎてあっけなく終わった印象。
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宇宙人ピッチパッチが結婚するために地球にやってきて、選んだ人間の頭の上を領土にして求愛活動をするという設定の面白さに惹かれて読み始めましたが、ラストは以外にシリアス設定にびっくり。最後にじ〜んとくるお話です
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シリーズ第1作目。
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高校生森山拓は、ある朝目を覚ますと…頭の上に『ヒヨコ』が住み着いていた。『ヒヨコ』は高次元生命体ピッチパッチのピックルと名乗り、拓の頭を領土として宣言。伝統にのっとり、この未開の惑星・地球で恋をするのだという。お相手は美しく慈愛にあふれたチュルリラ姫?とりあえずピックルを頭に載せて登校した拓を待っていたのは、チュルリラ姫と、姫の領土になったクラスメート・磐座あかりだった!ピッチパッチの恋の儀式のために、あかりに近づく拓とピックルの前に、大富豪の御曹司と『融合』したピッチパッチ、『ブラ麿』が現れ、恋の行方は混沌と…。クールな笑いとほんわか涙がいっぱいの、ファンタジック学園SF登場。