ファイナルシーカー レスキューウイングス (MF文庫J)
- メディアファクトリー (2006年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840114905
作品紹介・あらすじ
高巣英治は、同級生と乗ったボートが海に流され遭難してしまう。台風の接近で死の淵に立たされた英治を救ってくれたのは、として出動するレスキューの最高峰、航空自衛隊救難飛行隊だった。この体験で、英治はやがて救難飛行隊に入り、いち早く遭難者を発見することから『千里眼』の異名をとる救難員に成長する。だがその能力は英治が遭難したあの現場で身についた不思議な力だった。そして、厳冬の穂高岳で遭難事故が発生、吹雪のなか英治たちは出動する!星雲賞受賞作家が緻密な取材を元に全力を振り絞ったレスキュー小説の最高傑作。
感想・レビュー・書評
-
救急という現場にファンタジーな設定を紛れ込ませられても困る。
いや、それで物語が面白くなるのならいいのだが、そういうわけでもない。
映画やアニメなど、他の作品で描かれる小松救難隊では『人命救助の困難さと尊さ』という明確なメッセージを感じたのだが、この作品には何か変なものが混じっている。
そんな感じを受けた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009/01/13-2009/01/15
(再読) -
自衛隊の救難隊を描いた連作小説。
ヤングアダルトのくくりですが
自衛隊の微妙な立場にも眼が行き届いていて
深みのあるつくりになっています。
主人公に影のように寄り添う少女「灯(ともり」)」の存在が
唐突な感じがしたのですが
ちゃんとストーリーに不可欠な存在でありました。
それから、不穏当な感想かもしれないが
小川一水は登場人物の殺し方がうまい。
一番泣けるところで死なせるんですなあこれが。
一読の価値ありです。
-
平々凡々な出来
もうちょっとのんびり細かいエピソード入れながらでもよかったかもしれない
星2になった最大の理由は余りにひどいタイトルですw