MORI LOG ACADEMY 6 (ダ・ヴィンチブックス)

著者 :
  • メディアファクトリー
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本棚登録 : 210
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840118767

作品紹介・あらすじ

森博嗣のブログ日記文庫化第6弾。スバル氏の風邪による異変から始まったリフォームも無事完了。昨年末に火がついたオーディオ熱はますます過熱。入手可能な真空管アンプの本を読み尽くし、アンプ自体も多数製作。森自身にしかわからない微妙な音の違いを楽しんでいる。確定申告の時期で、銀行、税務署、郵便局とのやりとりも頻繁に。毎度のことながら、それらの複雑怪奇なシステムにあきれはてる森。仕事は書き下ろし多数、連載多数、ゲラの嵐も吹きまくり。予期せぬ人からのプレゼントに驚喜する日もあり、出版社のルーズさに困惑の日もありの3カ月。特別企画は森博嗣×羽海野チカ対談。

感想・レビュー・書評

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  • 掘り下げることなく、ふーっと読み進めるのが楽しい。それでも日常のたわいもない記述の中にも、おっ、という部分が見えてくる。

  • モリログ第6段。 気づけば6冊目。XシリーズやZシリーズ執筆の頃。特別対談は羽海野チカ先生。 ちょうどXシリーズが出てきたので、並行して読んだ。オーディオ好きなキャラを書くために、森先生自身がオーディオ沼に。しかも、真空管アンプはご自身で組んでるし(そこが普通のオーディオマニアとは違うのかも) 対談も良かった。対談って、相手によって本当に雰囲気が変わる。お互いに魅力を引き出し合う感じなのかも。羽海野先生もいい。ハチクロとか読んでみたい。さて、モリログは折り返し巻へ。 「帰りの燃料、積んでない!」

  • シリーズ6冊め。ついに(?)折り返し。

    「活字の魅力とは?」「経験は必要か?」などなど、今回もあれこれ考えさせられる内容。

    普段の生活の中でも、もっともっと頭を使わなくちゃな、と思いました。色んな意味で。
    楽な方へ楽な方へと流されてしまうのは良くないです。

    巻末の特別付録、羽海野チカ氏との対談も良い。羽海野さんの漫画も読んでみたくなりました。

  • ブログを再編成した、森博嗣のシリーズ6

    読了日:2007.11.24
    分 類:エッセイ
    ページ:350P
    価 格:670円
    発行日:2007年6月発行
    出版社:メディアファクトリー
    評 定:★★★


    ●作品データ●
    ----------------------------
    テーマ : 日々の雑感など
    語り口 : 日記
    ジャンル : エッセイ
    対 象 : 一般向け
    雰囲気 : 普通の日記ブログ
    装画イラスト : 羽海野チカ
    扉イラスト : 笹沼 真人
    ブックデザイン : 後藤 一敬、佐藤 弘子
    ---------------------------

    ---【100字紹介】-------------------------
    「WEBダ・ヴィンチ」連載の森博嗣のブログ日記
    「MORI LOG ACADEMY」の文庫化。
    アンプにはまり、確定申告を進め、リフォーム完了の
    2007年元日からの3ヶ月。
    特別企画は森博嗣×羽海野チカ対談
    --------------------------------------------

    第6巻です。2007年1-3月の、3か月分の森博嗣のブログの内容を再編成しています。カテゴリ分けはHR、国語、算数、理科、社会、図工、体育、特別企画対談。いつも通り、内容量は圧倒的にHRが多いです。今回は冬まっただなかから少しずつ寒さのゆるむ春にかけて。

    前巻のすばる氏の風邪に端を発したリフォーム計画ですが、今回は着々と工事が進み、どうやら完了した模様。いいですね、リフォーム。菜の花の家はワンルームのアパートですから、そういうことは出来ませんけれども、ちょっと住みかえを考えてしまいました。巻末の特別企画の対談で、羽海野チカ氏が

    「やりたいことっていっぱいあっても
     やってはいけないような気にさせられる何かがあるんですが、
     先生のおうちに来て「好きなことしていいんだ」ってわかった」

    …と仰っていますが、菜の花もまさに。ああ、そうなの、そうなんです!と思わず本に向かって言いたくなりましたけど、その通りなんですよ。常識があまりないもので、好き勝手に生きているように見える菜の花ですが
    (そうだったのか!)、意外に何かに縛られているのです。そういうときに、森博嗣氏のエッセイなどを読んでいると、ああ、こういうことをしている人もいて、それがもう楽しそうで、ちょっと羨ましくって、そうだ、自分ももっとやりたいことをやってもいいじゃん、誰の目を気にすることもなく、他者からの評価なんてどうでもよくって、自分がやりたいことをやりたいようにやればいいじゃん、…なんて思ったりもするのです。別に森博嗣氏のやっていることをやりたいわけじゃなくて、同じように生きたいわけでもなくて、ただ「自分の思うことをやってもいいかも」と後押しされるような、そういう内容です、このシリーズは。つまり個々の事象から何かを得られる、と期待して読むわけでなく、そういう全体から漂う雰囲気が欲しくて、思わず読み続けているんだなあ、と分析している菜の花です。自分に勢いがなくなった、型にはまってきた、と思い始めたら、読んでみるとよい刺激になるかもしれない作品。


    ---------------------------------
    文章・描写 :★★★
    展開・結末 :★★★
    キャラクタ :★★★
    独 自 性 :★★★
    読 後 感 :★★★
    ---------------------------------

  • 羽海野チカとの対談がおもしろかった。
    漫画家は(羽海野さんは?)目の付け所が違う。

  • リフォーム少年の日々

  • 森先生のブログは毎日欠かさず読んでいる訳ですが、今までこの「MORI LOG ACADEMY シリーズ」は買ってませんでした。webで読めるし。
    今回は羽海野チカとの対談が載っているので買いました。
    でも犀川先生と花本先生はあんまり似てない気が…。

  • 2007/8/1読了。

  • 下手なタレントのエッセイよりおもしろいから困る。でも、一気読みするとこれだけ長い期間の話があっという間に感じられます。次はオーディオブームですか、森せんせ。

  • 今回は羽海野チカさんとの対談も収録☆
    毎回とても考えさせられますね。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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