ガフールの勇者たち 5 決死の逃避行

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840120951

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  • ガフールの勇者たち5冊目。

    純血団の攻撃をなんとか防いだカブールの勇者たち。
    しかし最近ソーレンの妹のエグランタインの様子がおかしい。
    エグランタインは毎夜夢で両親が生きていて自分を待つ夢を見ていた。そしてカブールの神木を抜け出して夢で見たモミの木の虚に出かける。
    そこで待っていたのは純血団のナイラだった。
    ナイラはカブールに入れたスパイに、電磁波を出してフクロウの心身を不安定にさせる<光るかけら>を使ってエグランタインの精神を支配し、カブールの秘密を探り出そうとしていた。

    エグランタインの捜索に出たソーレンたちと洗脳が解けたエグランタインは、後を追ってくる純血団との戦いになる。

    ===
    可愛いけれど精神的にも子供子供していたエグランタインちゃんが精神成長したようです。
    純血団のリーダーメタルビーク(実はソーレンの兄クラッド)と、そのオソロシイ妻ナイラのフクロウ世界征服計画も進んでいます。
    聖エゴリウス孤児院や純血団が洗脳や精神崩壊による支配をしようとするのは、やはりフクロウにはどこかしら精神支配されそうな雰囲気があるからでしょうかね。
    カブールの勇者たちは戦争のために火を利用する様子をかつて戦士だったエジルリブ教授が「もともとフクロウが火を扱えるのうになったのは生活のためなのに、戦いに使うとことになるとはな」と嘆く。最初の目的が平和利用であっても兵器利用になるのは、知性を持ったら避けられないことなのか。

  • エグランタインが頑張った!
    助けを待ってるだけじゃなく、
    自力で考えて行動するところが素敵。

  • 目を回すプリムローズの挿し絵が可愛い。

  • 自分の心で考えるのは大事なことです。
    誰かが言ったからとか、そうするものだと教えられたからとかではなく、自分の心で。
    彼らなりに言うなら、砂嚢の感じるままに。

  • エジルリブの力を受け継ぐソーレン。
    それを望みながら望んでいない老戦士の思いが切ない。
    恨みを募らせていくばかりのナイラとクラッドが恐ろしい。

  • ソーレンの妹エグランタインの様子がおかしい。フール島を攻撃した純血団の一員だったジンジャーに色々と吹き込まれてるようだ。
    そして夢の罠へとひきよせられていく。

    エグランタイン、そしてその親友であるプリムローズの友情と勇気がいいですね。

  • 一番好きなシリーズの続刊です!!

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著者プロフィール

キャスリン・ラスキー(Kathryn Lasky)
アメリカ北東部、インディアナ州インディアナポリス郊外の大草原の大邸宅で生まれ育つ。おおらかな両親のもと、5歳年上の姉とともに、のびのびと育ったキャスリンは、10歳ですでに作家を天職と考えていた。
自然や歴史を題材にした児童・ヤングアダルト向けフィクション、ノンフィクションを中心に多数の作品がある。写真家でドキュメンタリー映画作家でもある夫クリス・ナイトとの共作「Sugaring Time」で、すぐれた児童・ヤングアダルト向け作品に与えられるニューベリー賞を受賞するなど、受賞作品も多い。2003年に書きはじめたフクロウが主人公のファンタジーシリーズ『ガフールの勇者たち』はベストセラーとなり、ワーナー・ブラザースにより2010年に映画化された。

「2015年 『ガフールの勇者たち スペシャル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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