ゼロの使い魔 15 忘却の夢迷宮 (MF文庫 J や 1-18)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2008年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840124188
作品紹介・あらすじ
ハルケギニアに残ることを選択したサイトは、タイガー戦車を駆りシェフィールドが率いるヨルムンガントの"軍団"の撃退に成功する。ルイズの危機を救い、再び絆を取り戻したルイズとサイト。「でもでも、そんな妄想ゆるさないんだからね!」傍から見たらただのいちゃいちゃな喧嘩を繰り広げつつ、つかの間の安寧を楽しむ二人だったが、ロマリア教皇ヴィットーリオ、そしてガリア王ジョゼフの「虚無の担い手」の策謀は、再びルイズたちを騒乱へと導くことになる-。ハルケギニアとサイトたちの未来はどうなる!?冒険ラブコメファンタジー第15巻。
感想・レビュー・書評
-
[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
ハルケギニアに残ることを選択したサイトがルイズといちゃいちゃしているのが印象的だ。
ただ、前半はラブコメだったが後半のクライマックスに向けた仕込みがあるので気持ちが徐々に高められていくのを感じることが出来た。
一方で追い詰められたにも関わらず一向に意に介さないガリア王ジョセフがエルフの力を借りて破滅的な行動を起こしたことはかなり印象的だった。また、ロマリア教皇ヴィットリーオがどこまで予測しているのかがかなり気になるが、最後に向けた仕込みは着々と進んでいるのではないだろうか。
最後に女王としてどんどんと成長するアンリエッタが印象的だったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル
-
この巻で長く続いたガリアとのいざこざは集結し、ハルケギニアを舞台にした争いは一旦終りを迎えた。これはタバサの復讐が完了したことを意味する。この巻で一区切りついたが、これ以降も話は続く。そのために、登場人物達にストーリーを引っ張る条件付けを作者が与えている。ここに大きな問題がある。
結論から言えば、ストーリーを引っ張るために、キャラクターの感情が操られていて全く自然な思考・感情の動きをしていない。
前巻14巻のワープの鏡を才人に見せて、通れば銃殺の意図があったシーン。ロマリア側は才人の力がないと勝機はないのにストーリー上必要だからと挿入されたこの茶番シーンで私の物語への没入感は激減した。登場人物が論理的な思考をしていればこの展開には絶対にならない。ストーリーのために動かされている不器用な人形じゃないか。
15巻にいたっては今までの精神的流れを破壊するタバサの初恋が起きる。こんなことするキャラじゃないでしょ。百歩譲って恋は許すとして、今までろくな働きをしていないアンリエッタの策を待つばかりで、ただルイズとイチャイチャして酒を飲む生活の才人含むトリステイン側陣営が、戦争の決着を望むロマリアに利用されてそれを逆恨みするのは呆れるばかりだ。ジョゼフ王はロマリアの手助けがなければ倒せず才人・ルイズ・アンリエッタが死んでいたのにろくに感謝もしない。
救いのないことに、ジョゼフ王の決着は「腹が減って空腹で苦しんでいたがパンを食べたから治った」といったようなバカらしい付け方だ。それが出来ないから今まで狂人になり破壊の限りを尽くして来たんだろうが。こんなんで次巻を読む気にはなれない(まあ20巻まで一気に買ってしまったんだが……)。
ルイズ・才人・タバサと主要登場人物の物語にほとんど決着が付き(精神的連続性が途絶えたタバサはもう別キャラだよ)、残りはティファニアのみ。16巻を彼女目当てに読むのかどうか。次巻を読む気には今の所なれないでいる。 -
目の前にいた強大な敵は、とてつもない被害をもたらしたけど、散っていきました。
でも、恐らくラスボスとなる相手の思うがままになっている状況。ここからどうなる!
そして、緊迫した状況なのにサイトとルイズのバカップル止まらない〜こちらもどうなる? -
ハルケギニアにとどまることを選んだ才人と、彼の記憶を取り戻したルイズの2人が、以前のようにイチャイチャする中、タバサとアンリエッタに試練が訪れます。
オルレアン公の遺児シャルロット姫であるタバサを、現ガリア王ジョゼフ討伐の旗印にしようと目論むジュリオは、才人に寄せるタバサの密かな恋心を利用しようとします。
一方、ロマリアの企みの恐ろしさを思い知ったアンリエッタは、「聖戦」を終結させるため、ジョゼフのもとを訪れ、エルフと手を切ることを迫ります。しかし、心に空隙を抱えるジョゼフは、アンリエッタの説得に応じることはありません。彼はエルフのビダーシャルに、日の力の結晶である「火石」を作成させ、それを用いてハルケギニアに「地獄」をもたらそうとします。
才人はジョゼフを止めるために戦いますが、同じ虚無の使い手であるジョゼフの前に敗退します。そこへ、教皇ヴィットーリオが現われ、ジョゼフの心の隙を埋める記憶を魔法によって呼び出し、彼を改心へと導きます。
タバサの帰還とジョゼフの死によって、物語が一段落ついた感じです。 -
ルイズとサイトの主従関係が逆転していないか?
記憶をいったん失ったがルイズだが、サイトとの再会で復活する。
どちらかというと無能王のジョセフのストーリー。つか教皇強すぎ。
誅殺しちゃうからね。
タバサも二人の恋路を邪魔しそうだし。
なんかガリアもあっけないし。
もうめちゃくちゃだ。 -
ルイズとサイトの掛けあいがおもしろくさくさく読めます。それといって深い伏線なんかはないけどキャラ押しでなんとかなるシリーズです。たまにサイトがかっこよすぎてツライ笑
-
ガリアが降伏して物語が聖戦一色になった。
相変わらずロマリアが汚い。 -
これが噂のレモンちゃんかぁ!!
凄い力を感じるぜぇ!!
レモンちゃんと、メロンちゃんの茹ったお話でした。