- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840126106
感想・レビュー・書評
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8冊目
新しい王の誕生
<とある時代のとある場所で、フクロウたちが、高度な文化を育んでいた>
純血団を飛び出したナイロックは、名前をコーリン(文字を覚えたナイロックが、NYROKを反対から読んだ)と変えて、北の最果ての地を目指す。
炎の中に真実を見ることのできる<炎視力>を持つコーリンは、最果ての地で自分の果たすべき使命があると感じたのだ。
最果ての地には、かつてフクロウの英雄フールが取り出した<フールの燃える石>があり、それを再度手にしたものが新たな王になるという。
いま<燃える石>を守るのは、ダイアウルフという狼のいくつかの種族だった。コーリンは最果ての地で特別な才能をみせ、ダイアウルフのマクダンカン一族の群れに合流する、
だが最果ての地には、コーリンのおそろしい母のナイラも向かっていた。権力を得ようと企むダイアウルフのマクヒース一族と組んで、純血団のフクロウ界征服を成功させようとしていたのだ。
燃える石を巡っての親子対決。
それを乗り越え<フールの燃える石>を手に入れたコーリンは、意気揚々とガフールの神木へ向かう。
そこにはコーリンの憧れの叔父さんであるソーレンがいるはずだ。
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主人公がソーレンからコーリンに変わってからは、生まれたときにの血筋や教育を超えて<自由意志>で自分のすべきことを選びそれをコーリンの姿が描かれます。
そしてソーレンはいつの間にか結婚して卵も生まれていたり、誘拐されたヒナ→カブールの若く高名な戦士→下の世代を育てる大人フクロウへと変わっていましたが…、読者としては話が早くてちょっとびっくりもした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文化を持ち、善と悪の争いのあるフクロウ世界の物語。友情、家族、愛、知、正義と悪など、あらゆるテーマを盛り込みつつ手に汗握る展開で、読み応え十分のこのシリーズ。この7巻は…あぁ、ネタバレ防止で書けないのが辛い!この巻のためだけにこれまでの6冊があった、と言っても過言ではないくらい、物語の核となる重要な巻。当然、面白くないわけがない。フクロウたちの伝説が生まれる瞬間を描きつつ、その核にフクロウたちの正義や、家族や、愛の美しさを持ってきていて、もうこれまでの巻の積み重ねと合間って心が震えます。これから先、さらにどんな風に盛り上がるのか…大いに期待が高まります。
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新しい王の誕生・・ガフールの勇者たち8巻の感想
今回の主役は、ナイロック
悪の純血団に決別したナイロックですが
真実の自分の道を見つけるために旅をします
ガフールの勇者たち(8)
新しい王の名前はコーリン
もちろん
ナイロックです
表紙の絵はもちろん
ナイロック=コーリンが、フールの燃える石を取り出したところ
フールの伝説が実現されます
今回のパラパラ漫画は卵から生まれるふくろう、リトル・コーリン?です
ブックマーカーもリトルコーリン
リトルコーリンも物語りにかかわってくるのでしょうか? -
オツリッサもソーレンも、出世してたので、時代が変わっていくことにちょっと寂しさを感じました。ソーレンの活躍が続くと思ってたので、残念だなと。でも、お話は面白かったです。
なぜ王にふさわしいのか、コーリンにソーレンが伝えるところがよかったです。