- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840128940
作品紹介・あらすじ
愛ラブ武将。戦国武将に「燃え」る、歴女の日常生活。
感想・レビュー・書評
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戦国武将が大好きな漫画家による4コマコミックエッセイ。
歴女という言葉はよく聞きますが、武女子という言葉は初耳です。
私も好きな方ですが、著者の徹底ぶりは本当にすごくて、舌を巻きました。
ゆるい4コマ漫画で、はじめのうちはページの空白が気になりましたが、自分の知らなかった戦国時代ネタがどんどん紹介されていくうちに、スペースは気にならなくなっていました。
戦国武女子の場合、「萌え」ではなく「燃え」なんだそうです。
武将たちの生きざまに熱く燃えたぎるからだとのこと。
思考回路が戦国に直結しているため、普段の生活でも「男は髷が似合うかが大事」などと考えいるというところが笑えます。
著者が一番好きなのは、直江兼続。
彼はロマンチックナポエマーだと、さっそくトリビアが紹介されていました。
子供が生まれたら、男の子に兼続、女の子に直江と名付けたいそうです。
「武将は生き様よりも死に様が印象を決める」という言葉に納得しなるほどと思います。
3英傑でも一番格好よく思えるのは、本能寺で命を落とした織田信長。
鱈の天ぷらに当たって命を落とした家康とは、やはりイメージが違います。
武女子の友人は、「同志」と書いて「ともだち」と読むとのこと。
つまみ代わりに塩をなめながら「越乃景虎」を同志と飲み交わし、「謙信と一緒だ」と言い合うあたり、かなり武将っぽくなっています。
戦国BASARAはネタゲーと書かれていました。さすがおわかりでいらっしゃる。
大河『風林火山』最大の燃えシーンも紹介されていました。
14話で、孫氏の好きなところを聞かれた勘助が、信玄のことと勘違いして「目が!」と語る場面だそうです。さすがはマニア、詳しいですね。
留守政景という武将を初めて知りました。
伊達家第15代当主の三男とのこと。
そこまで覚えているとは、すごいです。
明智光秀が禿げていたため、信長は「きんかん頭」とからかっていたそうです。
ドラマの光秀役はたいてい二枚目だという情報も、新鮮でした。
また、真田親子は九度山にいる間、真田紐を売って生活していたことも知りませんでした。
日の本一の武将が紐をよって生計を立てていたとは。
かなりつましい暮らしぶりだったんですね。
黒田長政は、洗礼名がダミアンだとか、信玄の持つ団扇のようなものは「軍配」、三成の持つはたきのようなものは「采配」だとか、半兵衛は秀吉が訪ねるまで引きこもりだったとか、「推して参る」とは「遠慮なく参上する」という意味だとか、これまで知らなかったことがいろいろとわかって、楽しくためになりました。
プロフィールから、著者はトキワ荘プロジェクトで女性6人で共同生活をしている人だと、知りました。
この計画のことは知っていたので、(本を出して頑張っているんだ)とエールを送りたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史が好き、武将が「大好き!」な著者の日常漫画。
この本に限ったことではないですが、何でも漫画にすれば売れるだろうっていう風潮はちょっと…。面白いものも多いですが。
どこまでを武女子(初耳)、歴女というのかはわかりませんが、かなり濃い日常風景。「歴女(武女子)ってこんな感じなんだ~」とその姿が覗けます(ただし、全ての歴史好きがこうと誤解して欲しくはない)。歴史でなくても、何か一つのことに「大好き!」と熱意を傾けている姿は可愛いものです。
著者のように濃くはないけど、もの凄く同意したのが
「萌えではなくて、燃え!」 「墓は人を表す」
(実際の伊達政宗の廟は色彩満載で派手。流石は伊達男) -
歴女は武女子とも言うのですか。おもしろかったですけど、
この手の本は高いですよね。300円くらいにして欲しいです。
内容的に。 -
戦国武将大好き女子。
戦国武将ネタが、4コマで大量w
なるほどなものから、そうなのか、なものまで。
ここまではまれるのは楽しいかと思いますが
しりとりはちょっと無理がありそうな…。
「る」で終わる人、結構いるのですね。 -
戦国武将が好きな女子の生体みたいなのが、4コマっぽく漫画になっている。
面白いけど、内容がちょっと薄い気がする。
もっとディープなのを期待して読み始めたので、ちょっと残念。 -
戰國武將大多有畫到,不過看得出作者偏心直江兼續XD
很有趣的一本歷女漫畫。