吉野北高校図書委員会3 トモダチと恋ゴコロ(MF文庫 ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ) (MF文庫 ダ・ヴィンチ や 1-3)

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  • / ISBN・EAN: 9784840131414

感想・レビュー・書評

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  • サイダーみたいに、爽やかで純粋で透き通ってる。不器用さにキュンとします。あゆみちゃん、格好いいなあ。

  • かずや藤枝、図書委員のメンバーにまた会える!
    第3弾が出るとは思わなかったので、嬉しかったです。
    今回の語り手は、かずと大地、そして壬生っち。

    高3の夏、進路に悩みながらも、川本かずらは
    相変わらず図書室に向かう日々。1年前に告白して
    きた藤枝は、かずらの気持ちを尊重して変わらず
    「トモダチ」として側にいてくれていますが、かずらは
    自分の藤枝への気持ちが変化していることに
    戸惑いを感じていました。
    一方で、かずらの親友・武市大地は友人の小嶋から
    「かずらが気になる」と打ち明けられ、それまでは
    全く意識しなかった「女の子」として、かずらを見る
    ようになり・・・・。

    「今さら!」な大地の気付きにびっくりですが、
    これは、かずと藤枝の関係の発展のためにも必要な
    出来事だったんだなぁと思いました。
    私は当初から藤枝派なので、藤枝が男として人間と
    して成長しているのがわかり、キュンとなりました。
    かずの親友の壬生っちもかっこよくて、実在するなら
    ぜひお友だちになりたい女子。

    彼らの恋愛模様ももちろんですが、短い高校生活が
    終わりを迎えようとしていて、これからの人生について
    考え悩む、その時期の焦燥感や切なさや・・・色々が
    思い出され、読むたび心が青春時代に戻ります。
    瑞々しい作品です。

  • 大地が今までそんなに好きじゃなかったけれど、すごく努力家で、やっぱりみんなと同じように友達を大切にしていることがよくわかって好きになった。
    かずらの女の子らしさ、恋のもどかしさ、かずらや藤枝の気持ちがわかっている周りのみんなの気持ち、なんだかやっぱりきゅうっとなる小説です。
    大地だけでなく、西川君も壬生っちも新たな面が見れて良かった。

    素敵な高校生活で羨ましい。自分も友達のために頑張りたい。

  • 吉野北高校の図書委員のそれぞれの恋のお話3冊目.

    表題『トモダチと恋ゴコロ』では大地とかずら
    番外編『女のトモダチ』は壬生っち、がそれぞれ主人公.

    やっぱりどこまでも藤枝がいいやつで
    かずらが一生懸命で
    そんなふたりがとても好き.

    この巻を読んで大地のイメージが変わったなあ
    おだやかな感じかと思ってたけれど意外と我が強いようで

  • この作品も一旦終了。みんな成長してゆくのね。
    余談ですがこの作品の懸賞にあたって北高マグカップ貰いました。
    いちばん好きな三人の絵で嬉しかったなあ。ダヴィンチ文庫というレーベルから出てるのが勿体ないなあ。

  • ついに受験にどっぷり浸かった季節に。
    そしてぐるぐるする思考回路。
    まだまだ悩みはつきません。

    今回はそこか! という感じです。
    掘り返された感がありますが、これはこれで気になる所。
    そしてお約束な展開(笑)
    そうそう、大抵、こうやって気がつくのですw

    うじうじというよりは、ぐるぐるがぴったりな2人。
    どうなるのか、ニヤニヤしながら見守りたい気持ちは
    すごくよく分かりますとも!
    もうちょっと頑張って下さい。
    鈍いの万歳(爆笑)

  • ■好きと友達の境界線は、どこ?

    男友達の大地に彼女ができて動揺していたかずらに、藤枝はまっすぐ想いをぶつけてきた。あれから約1年。高校3年生になり、進路と、そして変化しつつある自分の想いに戸惑うかずら。そんなかずらを大地は、「女の子」として意識しはじめて……。好きと友達の境界線は、どこ?もどかしい想いの交錯する、人気シリーズ第3弾!

  • シリーズ物の第三巻で、これにて第一部が完結ということですが、確かにこの第三巻は他の二冊と比べても秀逸でした。現実にはこんなに気持ちのよい人間ばかりが集まる訳はない、と思ってしまいつつも、やはりそういう人たちが形作る話には心が洗われる気持ちです。
    カバーイラストを描いている今日マチ子の漫画も巻末に収録されてます。良いです。

  • シリーズも三作目。今回はかずらの気持ちを中心に、大地の気持ちもわかってなるほどでした。はるか昔となった高校時代ですが、この本を読むとあの頃の気持ちがよみがえってくるようで、いやいや懐かしい。高校三年の夏〜秋という時期、進路を考え、友達との何気ないおしゃべりや笑いがとっても大事に思えるかずらの気持ちが、「ほんとわかるわかる」ってね。『どうせ、俺らは色々考えて、考えて・・・・・・ほんで迷って、自分が納得せんかったらどこにも動けんタイプやん。』という大地の言葉にうんうんとうなずいている私。他の人からみるとイライラすること多し、のかずらだけど、自分のペースで一歩一歩進んでいってほしい。かずら、道の先にはいろいろな景色が待ってるよ。あなたなら大丈夫。とやけに応援に力がはいる私でした(笑)

  • 3巻目はかずと藤枝のお話。
    主観がちょいちょいっと行ったり来たりして
    話の全体像がわかりやすかった。
    というかそれぞれの登場人物の心情がすごく分かりやすくて
    こういう小説ってありそうで、なかなか無かったような気がする。

    それにしても、青春ってこんなのだったらいいなぁっていうのの
    究極系みたいな小説だなぁ~自分が図書委員会だったのもかぶるし
    出てくる司書さんはウチの学校の司書さんに似てる気がするし(笑)

    自分ももういっかいこんな恋が出来たらいいのになぁって思います。
    でもきっと出来ないんだろうなぁ~高校生の特権というかそういうのだと思います。
    気付かないうちにその特権は使用期限が切れちゃうけどねww

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