機巧少女は傷つかない 6 Facing “Crimson Red" (MF文庫J)

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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840139731

作品紹介・あらすじ

機巧魔術-それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。夏休みも既に半ばが過ぎ、夜会を勝ち抜くため"紅翼陣"体得の修行に励んでいた雷真は、硝子からとある人物の内偵を命じられる。その人物とは、四年前の前回夜会の勝者である、"迷宮の"魔王-グリゼルダ・ウェストン。学院から出られない夜々の代わりに、小紫とともにグリゼルダのもとに向かう雷真。すると、彼女は"紅翼陣"とそっくりな能力を持っていて…?「俺を弟子にしてくれ」「と…遠まわしの求婚?」「妙な自己完結をするな!」シンフォニック学園バトルアクション第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • 修行?回ややが出てこなくて少し残念だが新キャラもカッコイい好きになれるキャラでよかった。ややとの出会いが書かれていたところが特によかった。

  • 小紫特集と昔話。
    次は、夜会後半戦やろか。

  • グリゼルダとのお話と雷真と夜々との出会いのお話
    ワイズマンであるグリゼルダに会いに行くことになった雷真
    夜々は学外には出られないため小紫をお供に連れていきます
    小紫はいろりや夜々のように戦闘では役に立てないと悩みますが…
    出会ったばかりの雷真と夜々はお馴染みの仲ではありませんでした
    表紙の夜々の表情が強気なのはそのせい

  • Facing "Crimson Red"
    夜会は夏休み。でも、魔王が2人も登場する大波乱。
    硝子からの命令で小紫を連れて、迷宮の魔王グリゼルダの内偵に向かう
    雷真。グリゼルダは強く、市民にも信頼されているが、安物の自動人形イプシロン1体しかもたない貧乏貴族だった。
    しかし、彼女の手から出る<アリアドネの糸>を見て、雷真は弟子入りをする。彼女は、雷真の魔力循環系を乱す苛めばかりを繰り返す。
    また、小紫には剣術の基本を教えつつ、自分は八重霞を勉強する。
    並行して、2年前に、雷真が硝子から夜々を借り受ける時の回想。
    夜々は雷真を信用せず、硝子の命令で仕方なく仕える。雷真は夜々と対決、罠で時間を稼ぎ、魔力切れを狙うが、夜々をかばって崖から落ちる。
    その結果、夜々は雷真を慕うようになる。

    グリゼルダを狙うのは3期前の焼却の魔王ライコネン。イプシロンを殺されてもグリゼルダは我慢するが、雷真は仇討ちに出る。小紫の幻影で惑わしながら糸で不定形の自動人形フリスヴェルグを釣り上げる。糸の制御にグリゼルダも協力し、ライコネンに一撃を与える。本来倫敦にいるはずのライコネンの偽物として魔術師協会へ報告したため、ライコネンは引き下がる。
    グリゼルダは<アリアドネの糸>の秘密を協会と学院に半分ずつ渡し、教授としての居場所を得る。

  • 少年誌的なノリを標榜するこのシリーズだけあって1冊ガッツリ修行回となってる。
    夜々もお休みで小紫と共に4年前の夜会覇者の元に弟子入りする雷真。
    だが、そこはやはりライトノベルで、師匠が・・・とても残念です(ぇ

    だからといって夜々が出ないことはない。むしろ雷真と夜々が出会った頃の回想が間間にあって物語を飾ってくれる。

    イプシロンさんェ・・・

  • 1巻あとがきで作者さんも「少年誌っぽいのがやりたい」といったことを書いていたが、確かに往年のジャンプ系マンガを彷彿とさせる「トーナメントバトルを勝ち抜く」ストーリーとして始まるこのシリーズ。この6巻も、「最強だった人物に弟子入りして修行、パワーアップ」という、その手の話にありがちな展開に見える。が、そこで描かれる戦いはかつてのような「力と力のぶつかり合い」ではなく、ジャンプで言えば「ジョジョ」的な「知恵比べ」としての色合いが強い。同じ作者さんの「幻想譚グリモアリス」シリーズ(富士見ファンタジア文庫)でもそうだったが、仲間や支援者のバックアップも計算に入れた上で狡猾に立ち回る、相手の裏をかくことで圧倒的なまでの劣勢を引っ繰り返す、といった戦い方が際立っている。むしろトーナメントそのものにもあまり重きが置かれておらず(主人公もトーナメントに勝つことではなく個人的な復讐を目的としている)、実際ここ何巻かではトーナメント自体は殆ど進んでいない。一昔前の少年誌的なフォーマットを現代の発想で再現しようとするとこうなる、という一つのサンプルと言ってもいいかもしれない。20世紀初頭という時代設定ながらも、「旧世界の秩序が崩壊し、新たな平衡感覚を模索する時代」なんて記述が出てくるあたり、その眼差しは確かに現代に向いているようである。約100年前を舞台とし、かつての少年誌的なスタイルでありながら、その内実は非常に現代的な視点で描かれた物語(笑いの部分も含めて)。
    先に引き合いに出した「グリモアリス」シリーズ共々、この海冬レイジ氏の作品は異様にハイペースで読める(笑)。構成の妙なのか、先が凄く気になって仕方ない「引力」を発しているように思える。

  • 今回は昔の話があり、夜々は控えめに・・・でもないけど、意外な話で・・・。
    そして、雷真がまた強くなって、夜会もこれからな感じで楽しみな展開。

  • ツンツンな夜々ちゃん可愛い
    雷真たちも成長していい感じ

  • 夜々もはじめからデレデレだったわけじゃなかったんだな。やっと夜会が動きそうでホッとした

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