サクサクわかる世界経済の仕組み (メディアファクトリー新書)
- メディアファクトリー (2011年8月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840142168
作品紹介・あらすじ
リーマン・ショックで失速した欧米、資源確保に血眼の中国、そして、未曾有の災厄に襲われてしまった日本…。だが先の見えない不安な毎日も、世界経済の流れと本質を知れば、恐れることはない。河合塾のカリスマ講師と漫画界の奇才が超平易に解説する『サクサクわかる』シリーズ経済編。ポイントは、世界の経済を「仕組み」で理解することだ。
感想・レビュー・書評
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経済史の節目が漫画でコミカルに表現してあり、大変分かりやすく記憶にも残る。簡にして要を得た良書
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薄く、軽く、表題通りサクサク読めるが、内容はとても濃密。1900年頃からの世界経済の流れを理解できる。
経済と政治と戦争って、やっぱり深く絡みついてるんだなあと実感。あとアメリカずるい! -
片山氏の漫画が秀逸。アメリカを中心とした近代の世界経済の出来事がいくつか紹介されてます。勉強嫌いの高校生にいいかも。ベルトが緩い、ルーズベルト大統領がお気に入り。201407
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戦前、経済の好調は世界の余剰資本をアメリカに呼び込んだ。
アメリカの大恐慌の原因は作って、運んで、消費するという人間の経済活動のバランスが崩れた。
第二次大戦中、ハーシーズのチョコレートが戦場に送られた。一般のチョコよりもカロリーが高く、熱にも溶けにくい。さらに包装紙は毒ガスにも耐えうるものだった。
レーガノミクスは、1、減税。2、規制緩和。3、大幅な歳出の削減。4、通貨供給の抑制
アメリカはレーガン時代に軍拡はした。レーガンはソ連と本気で核戦争などする気はなかった。しかしソ連から飛んでくるミサイルを撃ち落とす準備は必要だと思っていた。
クリントン時代、金融で設けるために金融工学が出来たが、崩壊。やはり数字だけの経済はダメだったのだろう。
サブプライムは信用リスクの大きい消費者。彼らが高い利子を払い続けられる可能性は低かった。
この本は中学生も読めて、わかりやすい。お勧め。 -
アメリカを中心にして述べられた経済史。経済の仕組みというよりは経済史。
河合塾の世界史の先生が書いたので、歴史的な流れはよくわかる。
比較的読みやすいので、頭の中を整理するのにはもってこいだ。