瑠璃色にボケた日常 (MF文庫J)

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840148511

作品紹介・あらすじ

紺野孝巳は、霊障に悩まされる高校一年生。ある時、校内でも有名な霊能者の少女。有働瑠璃の所属する「お跋い研究会」を訪れるのだったが-おはらいではなくおわらい。そこはなんと「お笑い研究会」だった!謎の会話から孝巳にセンスありと認めた瑠璃は、その場で孝巳を入部させてしまう。さらに"霊導師"を名乗る学校一の美少女、鴫原翠まで現れ-「フン、『霊感女』の称号なんて翠にくれてやるさ。私には『爆笑王』の称号と、『ミス青鶴高』の称号があればそれでいい」「その二つは同時に成立するのか?」-いま、霊と笑いに囲まれた非日常な青春が幕をあける。第8回新人賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • できばえはあまり良くないけれど
    ライトノベルだからこその構成が魅力
    暗い感じの話にたいし
    キャラクタが無理でなくまっとうに向き合っているのがよいところ
    イラストも290度くらいずれているのが良く
    MF文庫編集の優秀さが光る
    角川文庫にありそうな内容をMF文庫向けにしたからこその味わい

  • 主人公の紺野孝巳が、有働瑠璃と鴫原翠という2人の霊感持ち美少女とともに、学校で起きる幽霊にまつわる事件を解決していく、といったところ。
    また、かなりの頻度で孝巳と瑠璃との漫才が行われるのも特徴的だった。というか二人の会話のほとんどが漫才だった。

    まあまあ面白いのだが、この1巻だけ見ると少し物足りない。
    作者のデビュー作ということもあるのか、前半の物語のつかみがちょっと弱く感じる。
    巻のラストでようやく物語の舞台が整った感じで、「あぁ、1巻は全編に渡って導入編だったんだな」ということに気付かされた。
    むしろ2巻以降が本番でこれからどんどん面白くなるのだろう、という確信に近い予感はさせてくれた。

  • 前半良かったけど、後半がどうも苦手……。

  • 美少女あり、薄い笑いあり、適度な鬱展開あり、の良質なラノベでした。文章も素直で悪くないです。割りとオススメ。

  • 私は関西人じゃないので本作の笑いの質がよいのかは分からないけど、軽妙なやりとりは結構おもしろかった。
    内容で一番関心したのが「死者の意志は生者の代弁となっている」という点。だから死者は、怨霊にも守護霊にも成りうる、という設定はなかなかきれいな考え方だと思った。これがあるおかげで、霊に関する色んな事象がきれいに繋がっていて、ストーリー展開を凄くよく支えていた。

  •  お笑いをライフワークにする「おはらゐけんきゅうかい」の部長・有働瑠璃に、霊障について相談に行った主人公がその才を認められ、部で笑いに血道を上げる物語である。
     いくつか誇張しているが、おおむねこういう物語で誤りではない。

     霊障についてなかなか面白い設定をしていて、それをベースに組み立てられた終盤の展開は熱いの一言。やや性急な感もあったけど、一冊でよくまとめている。
     日常シーンのテンポのよさとあいまって、なかなかの良作である。

  • 軽いミステリですね。
    普通に面白かったです.
    もうちょっと幽霊ものだとわかるタイトルでよかったのでは…?
    ラストのほうで異能バトル物になってしまったのが残念ですがラノベということでこういうのもありかと
    えれっとさんの絵も良かったです

  • お笑い要素が強いのに、なかなかに重い展開もあって、タイトルからは想像つかない内容でおもしろかった。
    いろいろとなるほどなー、と思うこともあってすごいと思ったけど、下ネタが少々多いのが玉に瑕かも。

  • お笑い×退魔ラノベといったところか。主人公とヒロインの掛け合いが小気味よく面白かった。霊の成り立ちやシステム、主人公の退魔の発動や成立の条件などもこのお話らしいというか、お話そのものも含めてすごくよかった。あと、満開ロリロリ天国がとても見たいですね。

  • おもしろかった。ただただ単純に瑠璃と孝巳をずっとみていたい

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