大正の怪談実話ヴィンテージ・コレクション (幽BOOKS 幽ClassicS)

制作 : 東雅夫 
  • メディアファクトリー
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840151160

作品紹介・あらすじ

郷愁と戦慄をかきたてる嗚呼、幽霊たちの大正ロマン!心霊ブームに沸く大正期に刊行された幻の実話本を集大成。大反響のレア・ブックス(稀覯書)アンソロジー第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 大正時代の実話怪談集。良い意味での古さを思う存分感じられます。いつの時代も実話怪談は人気なようですね。
    お気に入りは「水街道の茶屋女」。怪談自体はありきたりで、まあ怖いのは間違いないけど因縁そのものもまたありきたり……なのだけれど。ラスト一文の突き放した感じにぞっとさせられました。いや、たしかにそうだと思うけれど。どれだけ悲惨な末路が降りかかったものか、あからさまに描かれているよりもなんだか怖いなあ。
    「奇術以上」も好き。これは怪異よりも、生きた人間による策略の方が恐ろしかったです。

  • さすが心霊研究ブームだった大正期の稀覯書アンソロジーだけあって、どれも粒ぞろいで面白い。
    その中でも、『怪異草紙』(畑耕一)がダントツに頭一つ抜けて文章もストーリーテリングが上手いな、という印象。(単にネタが私の好みだった、という事かもしれませんが)
    本書では複数の埋もれた名著からの撰集ということで、『怪異草紙』丸ごと収録ではなかったためぜひ機会があれば全篇通して読んでみたいですね。

  • 文学

  • どこがどう大正の香りかわからないけど、まぁ古臭い(笑。一番面白かったのはラストの座談会。ツッコミどころ満載のネタのオンパレードが微笑まし過ぎる!

  • 大正時代に出た怪奇現象やら、心霊現象やらの本から抜粋した話が収録された一冊。

    大正時代の雰囲気が感じられてよかった。

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