ダブル・キャスト(上) (電撃文庫 た 5-4)

著者 :
  • メディアワークス
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本棚登録 : 274
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840214155

作品紹介・あらすじ

川崎涼介は、ビルの屋上から転落し意識を失った。見知らぬ家で目覚め自宅へと向うが、そこで目にしたものは、自分の葬式だった。浦和涼介は、帰宅途中に見知らぬ若者の転落事故に遭遇する。惨事に直面し気を失う涼介。不可解な記憶喪失の、それが始まりであった。川崎亜季は、まるで亡き兄のように振る舞う見知らぬ少年に困惑していた。だが彼女は知ることになる。自分に迫る危機と、自分を守ろうとする心を…。『タイム・リープ』に次ぐ高畑京一郎の名作、ここに文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 川崎涼介は、ビルの屋上から転落し意識を失った。見知らぬ家で目覚め自宅へと向うが、そこで目にしたものは、自分の葬式だった。

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    補足:サンプルをダウンロードした場合、プロローグが含まれていない可能性があるので注意(製品版購入後に最初から読み直す必要がある)。
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    同著者の「タイムリープ」を読んだが、大体同じような印象だった。とても読みやすく、テンポの良いライトノベル。タイムリープよりはセリフの時代錯誤感のようなものが少なく、その点でも読みやすかった。ストーリーに特に捻りはないものの、最後まで息切れせずに読み切れる程度の吸引力があり、本をあまり読み慣れていない人でも気軽に楽しく読み進めることができるのではないかと思う。
    敢えて言うならエピローグがちょっと長く感じたが、まぁ許容範囲内。星を1つ減らしたのは、謎解き感や展開の予想がつかなさにおける物足りなさだろうか。
    でも、こういうテーマが好きな人なら、少なくとも1度は読んでみても良いだろう。

  • 再読 下巻省略
    「タイムリープ」の感想とおなじく
    構成良くとも描写丁寧が過ぎて展開が甘い
    登場人物の造形はどちらもおもしろいのだが
    その表現が鮮やかでなく切れ味鈍いゆえにこうなるか
    ここからライトノベルにおけるキャラクタ小説がつくられていったのだと思えば
    歴史を感じる

  • 上下巻・両方読書済み

  • 図書館利用。

  • 「タイム・リープ」の延長の気分で読んだが、若干子供っぽい内容だったかなぁ。
    それでもいつ人格が入れ替わるかわからないスリルとか、まあまあ楽しめた♪

  • テンポがよくて一気に読める。
    ややこしい話なのに文章がうまいから読みやすい。
    正直後半がすごくて前半あんまり覚えてな・・・
    後半の勢いと疾走感がたまらない。
    終わり方も好き。
    タイムリープも読んでみたい。

  • タイトル通り、ダブルキャストで進められる物語。
    あらすじだけ見ると、ちょっと森絵都さんの『カラフル』とかぶる内容なのかな、なんて思っちゃいましたが、あたしの読みが甘かった…。
    本当に面白かったです。

  • (上)(下)

  • タイム・リープが女性向けならこちらは男性向け。どことなくH2Oシリーズの影がうかがえる。

  • <pre>タイム・リープ―あしたはきのう―と舞台は一緒。
    こっちもなかなか面白い。

    優等生の浦和涼介と、ビルから転落した不良の川崎涼介。
    性格正反対の涼介2人と、川崎の妹亜季の共同戦線。
    ミステリアスという感じでありながら、軽快で面白い。
    川崎兄妹の仲の良さ、浦和の成長、ハプニング・・・見所あっていい。
    読んだら飽きさせない話だが、この人の作品はこういうの多いよな・・・。

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著者プロフィール

1967年生まれ。静岡県出身。第1回電撃ゲーム小説大賞《金賞》受賞作『クリス・クロス』(単行本・メディアワークス刊)で作家デビュー。代表作に、実写映画化もされた『タイム・リープ あしたはきのう』(単行本/電撃文庫・アスキー・メディアワークス刊)がある。

「2022年 『新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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