リングテイル(3) グードゥー狩り (電撃文庫 ま 5-3)
- メディアワークス (2000年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840216999
作品紹介・あらすじ
"時の円環"に捕えられ、上古の時代に迷い込んだ魔道師見習いマーニは、ひょんなことから"凶運のチャズ"と行動を共にすることになる。"凶運のチャズ"-名うての盗賊にして、片目の盗賊王ゴヴァナンの信頼も篤い一の頭。だが自らの根城を失ったチャズは、ゴヴァナンから苛酷な代償を課せられる。何と、"森羅の森"に棲む正体不明の化け物・グードゥーを狩れというのだ!マーニはチャズ一味と共に、ひとつ目の怪異達が跋扈する森羅の森に赴くが…。第6回電撃ゲーム小説大賞「大賞」受賞作第3弾。
感想・レビュー・書評
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次巻で止まってしまっているのだけれど、ぜひとも続きを書いてほしいなぁ。マーニ自身が何者なのか、それが一番気になる。
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“時の円環”に捕えられ、上古の時代に迷い込んだ魔道師見習いマーニは、ひょんなことから“凶運のチャズ”と行動を共にすることになる。“凶運のチャズ”―名うての盗賊にして、片目の盗賊王ゴヴァナンの信頼も篤い一の頭。だが自らの根城を失ったチャズは、ゴヴァナンから苛酷な代償を課せられる。何と、“森羅の森”に棲む正体不明の化け物・グードゥーを狩れというのだ!マーニはチャズ一味と共に、ひとつ目の怪異達が跋扈する森羅の森に赴くが…。
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時の円環〉に囚われ、元の時代に戻れなくなってしまったマーニ。
スウァルタ王に捕らわれていた赤谷の盗賊達を成り行きで助けてしまった為、王の元にも戻れず、〈凶運のチャズ〉と共に行動することになってしまった。
だが、チャズ本人は、赤谷の失敗の落とし前をつけねばならない。
彼に科された課題は、〈森羅の森〉に棲む魔物、森羅達の親玉、グードゥーを倒すと言う、とてつもなく危険なものであった。
盗賊達と〈森羅の森〉に赴くマーニ。
その頃、スウァルタ王は、マーニが落として行った護符の腕輪の秘密を突き止めてしまう。
餓胤に変化する王が手に入れた、餓胤の骨である腕輪。
そして、チャズと対立する盗賊、ハヴァキもまた、護符“ゲーボ”の存在に気付いていたのであった。
ううう、そしてまた《つづく》なのよぅ(;_;)
マーニと同じく〈時の円環〉に囚われたヒルディア姫に化けるグードゥー。
グードゥーを追って谷に向かった〈森羅〉達。その関係は判らないまま。
盗賊達の首領、〈おやじ〉こと〈片目のゴヴァナン〉の正体も未だ不明。
そして、〈時の円環〉からの脱出の手がかりすらも見つけられないマーニ。
様々な要因が未消化のまま残ってしまっているので、この先の展開次第では物語自体が未消化のまま終わってしまう。
この作家、ここが正念場かも。
一気に読めてしまう文章の良さと、物語の面白さがあるだけに、早く続きが読みたいものです。
・・・しかし、次巻でも終わらないんじゃ・・・(^.^;) 。