Missing5 目隠しの物語 (電撃文庫 こ 6-5)
- メディアワークス (2002年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840221122
作品紹介・あらすじ
聖創学院大付属高校で一人の少女が自殺した。死んだ彼女の名は雪村月子。彼女は死ぬ前日、"そうじさま"と呼ばれる"儀式"を行っていた。こっくりさんと同じやり方で行うその"儀式"は、学校に棲んでいるという小さな男の子の霊を呼び出すもので、やがて、その"儀式"に誘われて参加していた近藤武巳の周囲にも異変が起こり始めた…!超人気現代ファンタジー第5弾。
感想・レビュー・書評
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シリーズ5作目。
今回は武巳の番。
遊びで霊を呼んだら駄目さ。
霊と精神は関係しているという考え。
十叶は味方なの?敵なの?
犠牲者多めの作品。
いよいよ動き出してきたって感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5巻なのに、なんだか始まったという予感を感じさせる。
コックリさんと類似するそうじさま。
そうじさま=想二?なのかは結局ハッキリしないまま。
月子さんは死に、久美子は行方不明、多絵は…。
誰も救われない話…ん?いや、多絵はこれで良かったのか。
本人が幸せそうならそれで良いのか。
戸叶詠子の儀式の始まり。
今回、空目が活躍できずに終わった感が強かったので、今後、直接対決の時に戸叶詠子に勝てれば良いなと思う。
個人的には俊也の活躍をもっと見たい!
さて次は、合わせ鏡の物語。
学生の頃読んだのは、このあたりまでだった気がする。
楽しみです! -
こっくりさんのやり方を詳細に書いてあるよ…。
直感に理論を結びつける、それは直感で動く自分が嫌いだからっていうのはなんだかわかる気がします。
私は単に自信がないだけかもしれないですけどね。
しかし、人がバタバタ死んでる割には、ほんと学校の皆さんも冷静ですね。
その辺りも例の機関の人たちがなんとかしているのでしょうか。 -
武巳の余計なことしっぷり+フラグ立てっぷりはまさに主人公気質?
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今回は割と身近な、こっくりさんがモチーフのお話。
私も小学生の頃は校内で流行った気がしますが、
私自身はやった覚えがないので、多分経験はないんじゃないかと…。
浮世は世知辛いので、異界に憧れを抱いてしまう気持ちは分からないでもありません。
今回は恭介の重要な過去、弟の想二の事が出てきます。
魔女の暗躍、そして感染者が自分であることを黙っている武巳…。
次の物語が非常に気になってきますね。 -
闇の中、ひしひしと近づいてくる恐怖に震える。
目隠しは、目だけでなく、実は聴力も少し奪っていて、五感のうち二つも撮られる不安は、その闇のなかに何を感じ取っても、不思議がない気がします。
そう考えると、目隠し鬼って怖い。 -
再読。
今回は一冊で完結。
学生のオカルト体験の中では最もメジャーなものだと思われるコックリさんをネタにしたエピソード。
単にコックリさんから始まるエピソードというだけでもなく、空目と武巳の過去の体験をフラッシュバックさせるなど、割とシリーズの展開では重要な位置づけだと思う。