- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840229197
作品紹介・あらすじ
シマはかつて小さな組織を束ねていたが、抗争で妻子を惨殺され、自らも瀕死の重傷を負う。サイボーグ化手術で一命を取りとめたシマに残されたのは、癒えぬ心の傷と、後悔と諦めの日々だった。少女ナツはかつて親に捨てられ、施設で暮らしているが、頑なに神を信じる態度は、心の傷を隠す仮面にも似ていた。修道院を舞台に、ミステリアスに展開される「宝物」の行方と児童誘拐事件。心に傷を持った二人が出会う時、全てを失った男は、奇蹟を信じる少女のために再び立ち上がる。「大人の責任」を果たすため、シマが見せる「奇蹟の表現」とは-。
感想・レビュー・書評
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女性刑事クロハシリーズの結城充考さんの処女作。第11回電撃小説大賞〈銀賞〉を受賞したとの事。
もう10年以上前の作品なので、今の結城氏の作風などと比較するのは愚問だと思うが、文章の構成や伏線の回収などがちゃんとしていて、作家として結実する片鱗を感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『プラ・バロック』の結城さん、本当のデビュー作にあたる電撃小説大賞銀賞作品。ライトノベルというよりサスペンス要素の高いSF作品で、マフィア的組織のボスであった男と協会に住む少女の話。
『プラ・バロック』ほどの衝撃は無いけど、損はしない作品でした。 -
殺伐とした雰囲気が1人の少女の存在でほのぼのした感じになる。
でも戦闘シーンもちゃんとある。 -
電撃大賞<銀賞>受賞作品。
これも先の「ひかりのまち」と合わせて初めて買ったラノベ。
もうはるか昔に読んで、本棚登録するのもわすれていたのですが、一応読んだので登録。
面白く…は、なかった気が。
シスターの真似事をする気の強い女の子と、イノシシの姿をしたハードボイルドなおっさんが出てきた覚えが。
“受賞作品”という帯にひかれて買った覚えがあるので、また読んでみたら感想が変わるのやも。
キャラクターが個性豊かだったな。
ジャンク屋風のおやじと髪の長い暗殺者がいた気がする。
きれいなシスターとマフィアとか…。
もう一度読んだらちゃんと感想書きますね(^_^;) -
悪くなかったはずだけど、読むのに時間がかかったけど。
ありがちなお話。続きは読みたくならなかかったな。。。 -
勢いのある話しだなーと。
最初から最後までだーっと流れて終ってしまうようなかんじでした。
08'5'30 -
未読。所有。
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電撃文庫小説大賞、銀賞作品です。<br>
うーん、ちょっと難しかったかなぁ;