- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840230261
作品紹介・あらすじ
クロネコ便でやってきた包帯ぐるぐるの少女"シロちゃん"が高上家からいなくなって数日が経った。放課後。透が教室に残っていると、真っ白な衣をまとった女性が突然現れた。そのヒトは、鬼の許に戻ったはずのシロちゃんだった…んだけど、どうもシロちゃんっぽくもなかった。なぜなら、ぐるぐる包帯巻きだったその服はスケスケのヒラヒラになっていて、閉じていた瞳は真紅に輝いていて、隙間から見える肌には奇妙な紋様があって…。戻ってきたシロちゃんは、まるで白い蝶々みたいだった。新感覚ストーリー第4弾。
感想・レビュー・書評
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我が家のお稲荷さま。〈4〉 (電撃文庫)
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読書録「我が家のお稲荷さま。4」3
著者 柴村仁
イラスト 放電映像
出版 電撃文庫
p40より引用
“「……本当に怖いのは、意志の疎通ができ
ないヤツだよ。あの狐は一応、こちらの言い
分を聞く姿勢を持っていた。喋る内容にして
も筋が通っていた。態度や言葉は威圧的でた
しかに怖いけど、話しにくい相手ではない…
…と、思う」”
霊力を持つ血筋の少年とその守り神を主人
公とした、和風ファンタジーライトノベル。
お気に入りの場所で、深夜の散歩を楽しむ
土地神・六瓢。立ち並ぶコンクリートの住宅
の、十メートルほどの間を、飛んで渡る何か
を見つけ…。
上記の引用は、守り神の天狐・空幻に対す
る、鬼の言葉。
どんな約束事を一旦取り付けても、結局自分
の思い通りにならなければ、簡単に反故にす
る。そんな人たちとは、話し合いをすること
は出来ませんよね。
前巻からの話が、一旦落ち着きます。
この巻だけを読むのでは、少し話がわからな
いのではないでしょうか。まあ滅多に、シ
リーズの四冊目から読み始める人もいないと
は思うのですが。
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今回は主に透のパートという印象。いい友だちを持ってるなぁとなんとなくホッとした。
なんか久しぶりな気もする六瓢ちゃんも相変わらずテンション高くて、振り回されるオニーチャンがちょっぴりかわいそう(笑)。
班長たちは思ったほど印象に残るイベントが無かった感じがした。
クライマックスの透の決断は立派だった。他のラノベだと「何か他に方法があるはず!」とかって一悶着ある流れなんだけど、こういうところが作風だなって思う。
クライマックス後の高上兄弟のやり取りがすごく好き。やっぱり昇兄ちゃんに感情移入して読んでる気がする。 -
3巻から続き。
終盤の「残像でもいい…」の行はよかった。
でも最後はなんだかうやむやになった感じがする。
前の巻もそうだったけど、そういうのが基本なんだろうか。 -
結局どういう結末だったんだ。シロは封印されたということでおしまいなのかな。
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今までのドタバタ非常識コメディから一変、最後のほうにちょっとシリアス要素が顔を覗かせました。
自分の土地を持たない、どこに行ってもよそ者の鬼に居場所を与えるべく奮闘する鬼たち。
そもそも彼らの名前だけカタカナな事実からして、報われませんよね。
他の「土地持ち」神たちはちゃんと漢字の名前があるのに、まるで取って付けたような名前ばっかりで。
帰属性と愛とチームワークに弱い自分はかなり引き込まれました。 -
恵比寿さんが帰ってきてほっとした。笑
クーちゃんとタマちゃんの関係もわかって、なるほどなるほど。今後二人が仲良くしてるとこがあるといいなー -
20100422
3日間 -
トオルの初恋物語終了。