二階の妖怪王女 2 (電撃文庫 あ 5-13)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840231480

作品紹介・あらすじ

あれよあれよと言ううちに、妖怪一族と同居するハメになってしまった高校生ユキト。鬼族を束ねる女王の妖姫、怪力無双の金剛鬼、電気を操る雷獣の少女ライ-。常識はずれな妖姫たちの能力をなんとか世の中に役に立てるべく、ユキトは『怪奇事件相談所』を開設する。そのころユキトたちの暮らす綾刺町で、不思議な事件が起きる。高校生たちの間で流れる『都市伝説』通りに、つぎつぎに人が襲われるというのだ。怪奇事件相談所初の事件と張り切って出かけたユキトたちだったが…妖怪コメディシリーズ第2弾登場。

感想・レビュー・書評

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  • 1巻目で各キャラクターの立ち位置や設定、そして今後メインの柱となる「怪奇事件相談所」の設立までやって、2巻目からは相談所の本格始動です。
    この巻は2編が掲載されています。
    1つは都市伝説、1つは古い土蔵にまつわる話です。
    1つ目の都市伝説は、妖怪の噂が出来上がって、口コミで広がって、それが実体化するというもので、インターネットの時代(ちょっとネタが古いですが)、メールで一気に広まって即座に妖怪化してしまうというものでした。
    その特性を逆に利用して、この都市伝説妖怪を退治します。
    2つ目は入った人がおかしくなって出てくる土蔵で、こちらは退治せず封印。
    都市伝説の方は、一度解決したと思ったら、また発生して、再び退治しにいかなければいけないとかいい感じの展開でした。
    土蔵の方はストレートに済んでしまって、少々物足りない感じです。
    土蔵の方では、温泉フラグとかいろいろあったのに、その辺についてもあっさりだったのも更に残念。
    付録ピンナップが水着で海水浴的なものだったので、それを少々期待していたのですが、行きたいねーっていう会話文のみという…。
    面白くないわけではないですが、少々物足りない。
    もうちょっといろいろ広がってると、更に楽しめたかなと思います。
    ですが、読みやすいので一気に読めますね。

  • 理屈っぽい展開は好きなんだけど、矛盾だらけで残念だな。いうなの妖怪。出現場所が限定されてるなら恐れる必要はないし、そもそも大した問題にならない。女の子しか襲わないはずの妖怪が主人公と金剛を襲った矛盾にも突っ込みはない。退治しないとか言っておきながら、弾みで攻撃してしまったことについても一切説明はない。せっかく理詰めで物語を進めようとしてるのに、徹底し切れていないのは残念。
    まあでも、京極夏彦を物凄く簡略化してラノベ風にまとめたらこんなお話になるんじゃないかな。ラノベとしては十分な質だし、新しい形の妖怪物語としてなかなか面白いと思いますよ。一巻では主人公が空気で不満だったけど二巻ではちゃんと活躍してるし、いい感じだ。

  • 前回に引き続いて買いました。うんやっぱりおもしろい!ユキトって名前はAIRを思い出すな〜(遠い目

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