図書館内乱

著者 :
  • メディアワークス
4.13
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本棚登録 : 9481
感想 : 964
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840235624

感想・レビュー・書評

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  • 図書館戦争に比べて、時代背景とか設定がわかっている分物語に入り込み安くて、案の定ハマッた。
    小難しいところはさーっと読み進めるとして、登場人物の恋愛模様が気になってしょうがない。
    次作は一体どんな風に始まるのか、楽しみ。

  • おおお!
    有川浩すごい!

    憲法を学んだことがある者ならたいてい知ってる図書館絡みの有名判例が2つベースになってて、世界観に説得力を持たせてる。
    表現の自由、検閲、知る権利、プライバシー、少年法。現実に問題となったものが、ちょっと過激なこの世界でも真正面から問題となり、しかもそれが書物という形態で描かれてることを考えると、有川浩すごい!としか言えなくなってしまう。

    あっちこっちカップルだらけなのは、甘んじて受け入れるから、次巻も期待してる。

  • そうですねぇ、恋しますよねぇ。
    ちょっと、このシリーズの世界から抜けだけなくなってるので、ここは敢えて言い回しについて。

    「…としたものだろう」っていう言い回しが、大切なとこにでてくるけど、私はあまり馴染みがないので、目を引いた。いや、悪い意味ではなく、ちょっと落ち着く表現ね。
    この本じゃないけど、別冊のなかで、館内に催涙ガスが充満する中で、少年を助け出した堂上と笠原を、小牧がねぎらって「(二人とも)休むとしたもんじゃない?」とか。あと、堂上と笠原がカモミールティー飲むとこも。あ、ここは大事なネタバレになるから、やめるとしたもんでしょう♪

  • おもしろいことにはかわりなく。
    実はアニメを全部、先に見ていたからストーリーもだいたい覚えてるんだけど、それでもおもしろいんだな。
    あとやっぱり本の方がおもしろい。熱血主人公笠原の一人称で描いていないところも、呆れることなく読み進められるし、物語の奥行きを広げていて、やっぱり私は本が好きだと再確認することとなった。
    登場人物たちにもめりはりがあって、熱さと冷ややかさの温度差のバランスに、心つかまれている次第です。

  • 一作目のさりげない伏線を拡張、回収しつつ、話をむやみに拡げることなく世界観、登場人物ともに深み・奥行きを出していく。
    組織が大きくなれば必ず直面する内部派閥、政治的駆け引き。それぞれの言い分が架空の話にリアリティを与え、思わず現実世界と結びつけて考えてしまった。

    また、組織内だけでなく、「家族」間の問題も描き、そういった意味でも「内乱」というタイトルにふさわしいないようになっている。

    そして次作にたっぷり余韻を残して終わる。

    つづきを早く読みたい小説はひさびさ。

  • 図書館戦争シリーズの第2作。伏線を張るための巻のよう。単独で見ても面白いけど

  • 書籍部で購入。読んだのはかなり前。2011年四月に危機と革命と別冊I,別冊IIを読んだので思い出したように登録。

  • おもしろい!

  • どこの世界にもネチネチってあるよね。

  • 小牧の想いにやられました。もどかしい。年の差考えても犯罪になるかならないかギリギリ?大事に大事に考えてるのがわかりました。
    メインの2人はまあ、こんなもんでしょ。
    郁は人を惹きつける。でもその郁が参るくらいの周りの仕打ち…。苦しかったなぁ。
    親との関係は気持ちがよくわかった。親の理想に応えられないのはキツイよ。
    柴崎が「こんな私を知られたら」と思う気持ちもよくわかりました。

著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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