BITTER×SWEET BLOOD (電撃文庫 す 8-5)
- メディアワークス (2007年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840238472
作品紹介・あらすじ
私は、闇夜で首筋を噛まれた。プツッという音が響き、朱い玉が肌を伝った。それが、彼との関係の始まり。彼は、私の心を激しくかき乱す。彼に会うたびに、言葉を交わすたびに、見つめられるたびに、ドキドキとゾクゾクがやってくる。彼の身体の一部に触れただけで立っていられないのだ。…そう、彼は、私にとって『特別』な存在。-私の血を吸った"ひと"。『闇の眷属』たちが現代を舞台に妖しく踊る…。血の契約を結んだ少年と少女の現代ヴァンパイア・ストーリー。
感想・レビュー・書評
-
ハルが玲子のことをどう思ってるのかよくわからなかった。最後には玲子のこと好きみたいなこと言ってるけど、どこでどうなってそうなったのか…。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大してドキドキハラハラは無いストーリー。キャラにも印象・インパクトがない。わかりにくい描写が多い。絵は好きだよ!
-
「私は闇夜で首筋を噛まれた。プツッという音が響き朱い玉が肌を伝った。それが、彼との関係のはじまり。
『闇の眷属』たちが現代を舞台に妖しく踊る・・・。血の契約を結んだ少年と少女の物語。」電撃文庫より
この方の作品の中で、私はこの本が一番好みでした・・・。
ストーリーもですが、イラストレーターさんも良かったのです。
ライトノベルだけじゃないですが、イラスト付きの小説を読む時は、結構イラストにこだわります。
好みじゃないと、たいてい読まないので(作者好きじゃないと)
どんくさい女の子と、永遠を生きる吸血鬼の少年の恋愛物語です。
設定だけで私のツボです。
この二人を軸にお話が進むのですが、視点が変わるので、出てくる人物、その人その人の思っている事が感じられます。人物はそんなに多くないのですが、今イチはっきりしない部分がいくつかあって微妙に謎です。
それに難しそうな単語がいくつか・・・この物語の中での用語みたいなのでしょうね。
出てくる高校生の男の子も女の子もキャラがはっきりしてて区別つきやすく、それぞれ魅力的だと思います。
小桜くんがかわいかったので、次巻ではもう少し出番増やして下さい、周防先生。
どんくさい女の子とツンデレ(っぽい)男の子、まぁデレデレはしてないので微妙に違うかもしれないけど、ぶっきらぼうの優しさというか。
そういう二人のちぐはぐな恋愛は読んでて可愛らしく、羨ましく思えます。
もっと冷静なのかと思った吸血鬼のハルくんと、意外と冷静に物事を考える玲子ちゃん。
いつも助けに来てくれるハルくんは騎士様だな。
でも少々エロいです(笑)
玲子ちゃんが干涸びないことを祈ります。
きっと血を吸う事も愛情表現の一つのような気がするし、なによりハルくんは一途らしいので。
まぁそれだけじゃなくて、お姉ちゃんはあのままでいいのか、とかふと思ったり、奈津美さんはどういう存在なんだろうとか思ったり、「主人」の意味が明確にわからなかったり、玲子ちゃんは尻餅つきすぎだと思ったり。
そういう、重みがというか、深さがあまり無いな、と。
続きも出るようなのでその辺は次巻に期待。
ビターが4割、スウィートが6割。
確かにわりかし甘いお話でした。 -
「でたまか」のChiyoko先生の挿絵ということで、完全にジャケ買いでした(すみません)。
なので内容はあまり意識しなかったので、新鮮な気持ちで読めましたね。
…が序盤は結構気に入らないか?と思いました。
ヒーロー(笑)で表紙にもいるしで主人公とも言えるハルはかなり一応主人公であり語り手である玲子に対して「つっけんどんでよそよそしいのに馴れ馴れしい」のでかなり気に食わず、「わしゃ全然こんな奴アウトオブだべ」て感じで感情移入できなくて。
親しくない時から必要以上に嫌な態度取る人はどうにも嫌いなので…まぁ彼には「やっぱり」な理由があるんだけど。
ところが、物語が進むにつれ彼「ら」の背景も解ってきて、そしてハルと玲子の距離も縮まり奴の態度が自然に感じられるようになるとツンデレの彼は可愛いキャラになるんですね(笑)。
彼とよく似たキャラなのが玲子にとっても身近だったある人物。
このキャラの行方・結果には泣かされました。
このキャラがそんなひどいもしくは哀れな風にはならないだろうと思いましたが、そこはかとなく希望があってよかったです。
まぁかなり消化不良は多いです。
ハルの友人青木君・玲子の友人奈津美がどれくらいハル達に関わってるのかとか、ハルと同居人アニスさん&サウラの関係とか。
あくまで今回は玲子視点にほぼ終始しているので、今後があるのか気になるところですね。
彼女の物語は着地するところに出来た感じなので、彼女が今後があっても脇役かもだな(^_^.)
どんくさいのにまぶしい彼女は自分を重ねたり憧れる部分もあるヒロインです。
きっと彼女のお姉さんも何だかんだでまぶしかったんだろうな。
というのが彼女の描写の最後のページで匂っています。
しかしハルと玲子は前途多難かもしれない…「おもいでエマノン(梶尾真治先生著)」でこんなセリフがあります。
「数時間一緒にいても、数十年間一緒にいても、私には同じことなんだもの」
どちらも一瞬にすぎないということ。…子供と大人の時間の差とは比較にならないほど時間の差の壁が厚いのです。
でも踏み込まなければ解らないものも沢山あるハズですからね。 -
シリーズ2作目
-
エロイえろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い(おま)
でもおもしろいよ -
転校生はヴァンパイア。血を吸われた時の記憶がしっかり残っている玲子ちゃんとハルの恋愛にイマイチドキドキが足りないかなぁ。