発達凸凹なボクの世界: ―感覚過敏を探検する― (子どもの気持ちを知る絵本 3)
- ゆまに書房 (2015年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (55ページ)
- / ISBN・EAN: 9784843346037
作品紹介・あらすじ
シリーズ「子どもの気持ちを知る絵本」は、不登校(①)や家庭不和(②)、発達のかたより(③)などの理由で、元気でいられなくなってしまった子どもたちの気持ちを描いています。絵本を通して読むことで、子どもたちとのかかわりのヒントを見つけられるよう構成しています。本書が、子どもたちが「私は大丈夫」と感じられるよう、生き生きと過ごすことができるようになるきっかけとなれば幸いです。
【あらすじ】──発達の進み方は、早いところや遅いところ、得意なところや苦手なところが人によって違います。主人公タクは、その得意苦手の差がとても大きいところがあります。「発達凸凹」とこの絵本では表現しています。タクは教室での話し声や、給食のにおいがとても気になってしまい、みんなと同じように過ごすことができません。また、そのことをうまく言葉にできないので、お母さんや先生に怒られてしまいました。感覚の過敏からくる苦手に気づいた学童の先生が、お母さんに声をかけます。苦手があることに気がついたお母さんは、「大きな音」「服のチクチク」といったタクの苦手をいっしょに探検してくれました。
感想・レビュー・書評
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子どもって自分自身の感じることとか『これが普通』って思ってたりするし、周りと違う、合わせられないことに対しての対処法を知らないから大人たちが気づいてあげなきゃ
この本いいなぁ
子どもと一緒に考えられる
感覚過敏じゃないけど私にも凄く苦手な音、というか音域がある(嫌いな音と苦手な音は別だと思う)
私なら、そこから離れられるなら離れればいいけど子どもはそうもいかないだろうなぁ
苦手なことに着目しがちだけど、好きなこととか得意なことにもちゃんと目を向けることも大事詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
真剣だったな!多分おお?!って思ったんじゃないかな??いい!
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感覚過敏についてここまで分かりやすく端的にまとめられている本ははじめて……!クラスに1冊置いておきたい、学校職員に読んで欲しい一冊。
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わかりやすい、今まで読んだ本で1番わかりやすく、そして辛かった。
みんなが、ひとりひとり理解されて尊重されますように… -
知覚過敏にまで言及している本は少ないうえに、イラストがかっこよくて読みやすいです。
学校は買い!
2023/04/05 更新
※こちらは以前にもご紹介しましたが、再度ご紹介します。
<前回紹介の内容は↓>ーーーーーーーーー
2021/08/04 更新 -
現在障害児と関わる保育士をしています。子どもの苦手なこと、過敏なことがわかりやすく書いてあります。また、現在の大人の対応、良い大人の対応も書かれているので今の自分はどちらなのか考えられると思います。
この本が、保育・教育に関わる場所どこにでも置かれることを望みます。発達凸凹は身近なものです -
共感して泣いた。
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感覚過敏のある小学校高学年くらいの子が主人公の絵本。後半は感覚過敏を見つけるためのチェックリストなどが付いている。環境調整をして二次障害を防ぐ事について重きを置いて書かれている。