秘密 (立東舎 乙女の本棚)

  • 立東舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845635351

作品紹介・あらすじ

私はひそかに鏡台に向って化粧を始めた。
夜な夜な女装をして出歩く「私」は、ある夜、昔の女と再会する。そして彼女との秘密の逢い引きがはじまった。
谷崎潤一郎の『秘密』が、『百貨店ワルツ』などで知られる大人気イラストレーター・マツオヒロミによって、鮮やかに描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 谷崎潤一郎 × マツオヒロミさんコラボ作品
    「秘密」を読みました。

    主人公の「私」は、或る気紛れな考えから日常生活から逃れ、隠れ家に密やかに住んだ。
    そして夜毎、変装をして自分と知られずに出歩くことに刺激を求めていた。
    それは濃い化粧で、女物の着物姿で人から注目されることが快感になるまでに、エスカレートしていく。
    ある晩、ウイスキーを呷って活動写真に入ったところで私は偶然にも、かつての恋人の女性と再会をした。
    そして彼女とまた会うようになるのだが、それは目隠しされて案内される秘密の場所、秘密の関係として…、だった。
    それは以前に「私」に捨てられていた女性は、秘密の関係で逢瀬を重ねることを望んだからなのだが、いつまでも神秘のベールを被った「夢の中の女」ではいられないのだった…!

    マツオヒロミさんのイラストが作品にぴったりとマッチしていて素敵でした。
    レトロ感あってノスタルジックな色づかいがとってもいいんです。

    この女性が、秘密の関係にした意味や、結末も予想していたであろう気持ちは感じられて、なんとも切なかったです…
    そして主人公は身勝手な最低男としか思えず、やりきれない気持ちが残りました。
    ただ、怪しげな世界に陶酔させられてしまうように、
    文章やイラストから惹きこまれてしまいました。

    秘密を、秘密のままにしておけない心理。
    秘密ってどうして、魅力的なのでしょうね…

    • かなさん
      チーニャさん、今日もお疲れさまでした!
      マツオヒロミさんのイラスト
      この作品の世界観にぴったりですよねぇ♪

      でも、でも
      どうして...
      チーニャさん、今日もお疲れさまでした!
      マツオヒロミさんのイラスト
      この作品の世界観にぴったりですよねぇ♪

      でも、でも
      どうしても、この「私」の身勝手さが許せない(^-^;)
      なんで、こんな男が、モテるのかなぁ…
      もう、それに尽きちゃって…
      なんか、もやもやぁ~っと(笑)
      2023/08/03
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      かなさ〜ん、お疲れ様でした〜(^^)
      そう!!もうね、この男、身勝手な最低な男でしたね〰️
      かなさ〜ん、お疲れ様でした〜(^^)
      そう!!もうね、この男、身勝手な最低な男でしたね〰️
      2023/08/03
    • mihiroさん
      チーニャさ〜ん、こちらでも〜♡♡
      レビューあらためて読みました〜♪♪
      ほんとそうなる事が分かってて、秘密にしたT女の気持ちを思うとせつなかっ...
      チーニャさ〜ん、こちらでも〜♡♡
      レビューあらためて読みました〜♪♪
      ほんとそうなる事が分かってて、秘密にしたT女の気持ちを思うとせつなかったですよね〜( ; ; )
      でもきっとこの男はずっと満たされない人生を送るのかな〜。
      今でも謎めいた人って魅力的ですよね〜
      私も謎めきたい〜〜♡←かけらもないゞ(≧ε≦*) 爆笑
      マツオさんのイラストの色使いとかレトロな感じとか、ほんとピッタリでうっとりでした〜( ꈍᴗꈍ)
      2023/09/01
  • 明くる日の晩は素晴らしい大雨であった。

    はい、18おネエでございますよ
    潤一郎さんです

    幼なじみに潤一郎って名前のやつがいるんですね
    もちろん谷崎潤一郎からとったんですがね
    幼心に(・д・)チッて思ってました
    我が子にに潤一郎って名付ける親…なんかいけ好かない
    もういいとこの子じゃん!
    実際いいとこの子だったし!
    あ、でも結果本人も親もいい感じの人たちでした
    遊びに行くと普通にクッキーと紅茶が出てきました
    間違えました紅茶じゃなくてお紅茶です

    まぁそれはそれとして谷崎潤一郎です
    ワタクシもあれですよ
    さすがに18おネエともなるとだいぶ慣れてきました
    このまだるっこしい感じ

    いや、わかっとるわ!
    文体がどうのこうのって分かって言ってるわ!
    でもいいのです
    別に学者先生でもなんでもなおですからね
    まだるっこしいでいいんです

    そして慣れてはきたが、さほど美しい文体とも思いませんでした
    まだまだですね
    奇っ怪な文体とは思いました
    潤一郎、自由やな
    潤一郎めっちゃ自由やな

    なんていうかこう「お紅茶」のようなお話しでした(伝わるか!)

    • ひまわりめろんさん
      うーん、友だちあんま呼んだことないわ…家せまかったし(´Д`)ハァ…
      うーん、友だちあんま呼んだことないわ…家せまかったし(´Д`)ハァ…
      2024/01/09
    • 土瓶さん
      どんな絵が当てられてるのかだけ見てみたいな。
      どんな絵が当てられてるのかだけ見てみたいな。
      2024/01/09
    • ひまわりめろんさん
      妖しい感じ
      妖しい感じ
      2024/01/09
  • 十四乙女読了です♪

    14冊目にしてようやく本書にたどり着きました。

    マツオヒロミさんのイラスト、なんとも言えない美しさ(///ω///)

    <あらすじ>
    谷崎潤一郎(初読み)の短編小説。
    普通のに刺激に飽きてしまった男が美しく女装して町に繰り出します。
    そんな中で、偶然に再開した昔の女。
    秘密の住居に訪れるには目隠しをしたまま人力車に乗せられ赴きます。
    女は決して目隠しを外してはいけないと言う。

    とくれば、お決まりですよね。

    そうです。
    外しちゃうんです。
    そして、その時に目にしたヒントを頼りに女の住処を探しだします。

    変態のストーカーじゃん(;≧△≦)<変態だー!

    でも、これがなかなかの美男子で、何より女が美しい!!
    (あっ、マツオヒロミさんのイラストですが...)

    あれ???
    あらすじを書こうと思ったのに...
    完全に感情移入しちゃってますね^^;



    人気シリーズ「乙女の本棚」第16弾は谷崎潤一郎×イラストレーター・マツオヒロミのコラボレーション!
    小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

    私はひそかに鏡台に向って化粧を始めた。
    夜な夜な女装をして出歩く「私」は、ある夜、昔の女と再会する。そして彼女との秘密の逢い引きがはじまった。

    谷崎潤一郎の『秘密』が、『百貨店ワルツ』などで知られる大人気イラストレーター・マツオヒロミによって、鮮やかに描かれる。
    名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
    自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

    著者について

    谷崎潤一郎
    明治19年(1886年)東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。在学中に同人雑誌「新思潮」(第二次)を創刊し、「刺青」などを発表する。代表作に、『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』『陰翳礼讃』などがある。

    マツオヒロミ
    イラストレーター。岡山在住。著書に『百貨店ワルツ』『Illustration Making & Visual Book マツオヒロミ』がある。その他、書籍の装画などで活動中。着物と近代建築が好き。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    谷崎/潤一郎
    明治19年(1886年)東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。在学中に同人雑誌「新思潮」(第二次)を創刊し、「刺青」などを発表する

    マツオ/ヒロミ
    イラストレーター。島根県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    • ヒボさん
      ...

      ...

      ...

      そうなんです...

      ...

      ...

      なんとなく...

      ...

      わかる…
      気が…

      袋叩き確定ですね(...
      ...

      ...

      ...

      そうなんです...

      ...

      ...

      なんとなく...

      ...

      わかる…
      気が…

      袋叩き確定ですね(,,> <,,)
      2023/08/18
    • かなさん
      ヒボさん、わかるって…言っちゃっいましたね(;・∀・)
      わかる…のかぁ~

      それは、ダメダメですよぉ…
      いけませんねぇっ!!

      ...
      ヒボさん、わかるって…言っちゃっいましたね(;・∀・)
      わかる…のかぁ~

      それは、ダメダメですよぉ…
      いけませんねぇっ!!

      って…ホント、延々と語れそうですよっ(*^▽^*)
      2023/08/18
    • ヒボさん
      いやいや、それもある意味「男心」ですよ~(苦笑)
      いやいや、それもある意味「男心」ですよ~(苦笑)
      2023/08/18
  •  乙女の本棚シリーズから、谷崎潤一郎さんとマツオヒロミさんのコラボ作品「秘密」です。なんともノスタルジックな印象の表紙ですよね!作中のイラストもステキでした。

     主人公は日常を生活する上で得られる刺激に物足りなさを感じていた「私」…ある日ステキな着物を見つけたことがきっかけとなり、夜な夜な女装して町に出かけることを覚え新鮮な刺激を得ていた。ある夜のこと、偶然以前お互いの身元を明かさず交際していた女性と再会する…。そして再び彼女とお互いの身元を詮索することない、秘密の関係を持つことになった…。ただ、「私」は彼女の秘密を暴きたくなってしまい…彼女との関係は終わりと告げる…。

     彼女のほうが秘密の関係を守ることで、「私」をつなぎとめておきたかったことが読み取れました。あるいみ健気です。対してこの主人公の「私」は、イやな感じだとつい思ってしまいました!私なら、こんな主人公とまた付き合いたいとは思わないや!とあまりいい感じの読後にはならなかったです(^-^;)。

    • かなさん
      チーニャさん、こんばんは!
      ホント、なんとも言えない
      濃厚な妖艶な淫靡な世界観っ(@_@)
      そうなんです、この表紙のイメージそのまんま...
      チーニャさん、こんばんは!
      ホント、なんとも言えない
      濃厚な妖艶な淫靡な世界観っ(@_@)
      そうなんです、この表紙のイメージそのまんま!

      この主人公の「私」にどうも腹が立ってしまってね、
      こんな身勝手な男イヤだっ!!って
      評価はちょっと低め、です(^-^;
      2023/08/03
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      そうですよね〰️
      ムカつく最低男でしたね!!
      (゙ `-´)/ 
      そうですよね〰️
      ムカつく最低男でしたね!!
      (゙ `-´)/ 
      2023/08/03
    • かなさん
      そうなんです!チーニャさん!!
      この「私」って、なに様ぁ~!!!とか、
      読みながらムカムカしたたんですが…
      マツオヒロミさんの息を飲む...
      そうなんです!チーニャさん!!
      この「私」って、なに様ぁ~!!!とか、
      読みながらムカムカしたたんですが…
      マツオヒロミさんの息を飲むようなステキなイラストを見て
      それを押さえました(^-^;
      2023/08/03
  • 乙女の本棚シリーズ♪
    谷崎潤一郎さん×マツオヒロミさん

    読んでみたかった谷崎潤一郎さん。
    こういう感じの文章を書かれる方だったんですね〜!
    うわ〜読みにク、、、( ̄b ̄)シーッ!
    難しい漢字がたくさん出てきたりして、なかなか勉強になりました笑笑

    読みにくさはあったけど、なんとも色気を感じる様な美しさのある文章と、マツオさんの妖艶で美しい装画がほんと絶妙にマッチしてて、めちゃくちゃ良かった〜!!
    でも正直、この装画がなかったら初谷崎さん、ここまで楽しめなかったと思う。

    日常に飽きてしまい刺激を求める男。
    そんな男が見つけた「秘密」。
    「秘密」というのは、秘密であるからこそ想像を掻き立てさせられ、心騒ぐもの。
    暴かれてしまうと、途端に夢から醒めてしまう。

    でも秘密と言われると絶対探りたくなるよな〜笑
    欲に底なし。それが人間の性かな。
    この男はこれからも夢から醒めるたびにずっと、次の刺激を探すんだろう。


    • mihiroさん
      1Qさ〜ん、おはようございます(^^)/
      でしょでしょ〜♪
      めっちゃ少〜しずつですが増えてきてます✌︎(๑˃̶͈̀◡︎˂̶͈́๑)✌︎
      図...
      1Qさ〜ん、おはようございます(^^)/
      でしょでしょ〜♪
      めっちゃ少〜しずつですが増えてきてます✌︎(๑˃̶͈̀◡︎˂̶͈́๑)✌︎
      図書館の予約枠に余裕がなくて、ちびちび借りてます笑
      私も乙女がずら〜っと並んでるチーニャさんの本棚見てニマニマしてます笑
      2023/09/01
    • mihiroさん
      チーニャさ〜ん、おはようございます(^o^)/
      初読みの谷崎さんでしたが、これ最初読みにくかったぁ〜〜笑笑
      途中から慣れて、雰囲気楽しみなが...
      チーニャさ〜ん、おはようございます(^o^)/
      初読みの谷崎さんでしたが、これ最初読みにくかったぁ〜〜笑笑
      途中から慣れて、雰囲気楽しみながら読めましたが、きっとそれはマツオさんの素敵な装画があったからだと思います(^_^;)
      秘密はやっぱり知りたくなりますよね〜。
      この男、きっとクズ男なんだろうけど、気持ちは理解できるかも。。
      こういう欲深さって人間の性ですよね〜(;´д`)

      2023/09/01
    • 1Q84O1さん
      mihiroさん、乙女の本棚シリーズ集め頑張ってくださいねー(*´ω`*)モキュ
      mihiroさん、乙女の本棚シリーズ集め頑張ってくださいねー(*´ω`*)モキュ
      2023/09/01
  • 読みたかった乙女の本棚シリーズ。
    図書館にあったので借りました。
    谷崎潤一郎という作家は名前は聞いたことあったけど、作品を読むのは初めてでした。
    耽美な世界観が、色艶やかなマツオヒロミさんのイラストととてもマッチしていて良かったです。

  • <乙女の本棚>シリーズに谷崎潤一郎がついに登場。これまで登場してこなかったのが不思議だ。そして絵師は、これまたシリーズ初登場のマツオヒロミ。美麗かつ妖艶。文章も絵も、耽美でデカダン。
     「本」としての出来栄えは秀逸すぎる。ただ、お値段が高い。オールカーラーで判型も特殊だからしょうがない。

  • 秘密は秘密だからこそ惹かれる、快感を得られるのであって、暴きたいという欲望が出て全てがあらわになった瞬間、全くつまらないものになってしまう……。

    ラスト「私はそれきりその女を捨てた」……いやいや、逆じゃぁないっすかね?何だこの男と思いましたが笑

    そんなナルシスティック主人公はさておき、岩崎潤一郎さんの描写テクニックにやられっぱなしでした。
    __________________
    『如何なる意味をも鮮やかに現し得る黒い大きい瞳は、場内のふたつの宝石のように、遠い階下の隅からも認められる。顔面の凡ての道具が単にものを見たり、嗅いだり、聴いたり、語ったりする機関としては、あまりに余情に富みすぎて、人間の顔と云うよりも、男の心を誘惑する甘味ある餌食であった。』
    __________________
    イラストなしでも、イメージが溢れんばかりに伝わってくる箇所は幾つもありましたが、主人公がかつて交際してた(?)女性の印象を語っているところが特に。。。好み

    物語中盤までは、
    イラスト少なめかな?と思いましたが、原文のみで逆に想像膨らませながら読めました。

    だからこそ、マツオヒロミさんのイラストがここぞというタイミングで描き放たれているのは、相乗効果もありパンチ強い。

    文章の表現も強いけど、イラストの色艶も半端ないので負けていない。めっちゃ良いコンビになってます。

    構成も今作品、変わっているというか。
    1行だけにイラストつけたり……。見開き1ページを超効果的に使っている感じがしました。

    車夫のセリフ
    「旦那、お乗んなすって下さい。」

    これで見開きページ分使ってイラスト添え!!贅沢過ぎませんかい!

    なんだか、乙女シリーズ他の作品と比べて、力の入れ具合が強めでは……?と勝手ながら思ってしまいました笑

  • 乙女の本棚シリーズ初読み。
    思ったよりイラスト数が多かったが、文字だけのページでは改行が少ないので少し読みにくい。また、背景が真っ赤なページも読みにくい。
    イラストは妖艶で美しくて期待通りだった。


    表紙の男も艶っぽく、美男だからこそ口紅を塗る様も色目かしく、もっと見たくなる。
    "秘密"を求めたくなる気持ちも共感でき、"秘密"があるからこそ魅力的に感じる女、秘密がなくなった途端に終わり。
    〜私の心はだんだん"秘密"などと云う手ぬるい淡い快感に満足しなくなって、もッと色彩の濃い、血だらけな歓楽を求めるように傾いて行った。

  • 「乙女の本棚」なる立東舎のシリーズを初めて知った。
    文豪の名作と人気イラストレーターのコラボで、「小説としても、画集としても楽しめる」が売り。

    http://rittorsha.jp/s/otome/

    ためしに、谷崎潤一郎の短編「秘密」をマツオヒロミのイラストで表現した一冊を、図書館で借りてみた。美麗。

    小説とイラストの配分具合は、「挿し絵」の域を超えている。さりとて、ストーリー全編をイラスト化しているわけでもない。両者の中間といったところか。

    登場人物が今風な美形に描かれているあたりは、『文豪ストレイドッグス』とかの影響なのかも。

    マツオヒロミは、以前『百貨店ワルツ』という著作を読んだことがある。
    大正時代を舞台に、架空のデパート「三紅百貨店」を一冊丸ごと費やして〝紹介〟した本。売り場、商品、広告・ポスター、包装紙(!)に至るまで、凝りに凝って作り上げたフェイクの大正浪漫。とてもよかった。

    本作も、舞台となる明治末期の浅草の街並みの描写などが素晴らしい。

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著者プロフィール

1886年7月24日~1965年7月30日。日本の小説家。代表作に『細雪』『痴人の愛』『蓼食う虫』『春琴抄』など。

「2020年 『魔術師  谷崎潤一郎妖美幻想傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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