谷崎潤一郎のおすすめランキング

プロフィール

1886年(明治19年)〜1965年(昭和40年)。東京・日本橋生まれ。明治末期から昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き執筆活動を続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た。主な作品に「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」など、傑作を多く残している。

「2024年 『谷崎潤一郎 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷崎潤一郎のおすすめランキングのアイテム一覧

谷崎潤一郎のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『痴人の愛 (新潮文庫)』や『春琴抄 (新潮文庫)』や『陰翳礼讃 (中公文庫)』など谷崎潤一郎の全1837作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

痴人の愛 (新潮文庫)

10264
3.68
谷崎潤一郎 1985年1月1日 本で見る

感想・レビュー

一人の男の告白話。真面目な高級取りの譲治がカフェで見つけたナオミを自分好みの妻にする。読んでるうちにこの夫婦の今後が想像つきイライラするがそれを越えたら苦... もっと読む

春琴抄 (新潮文庫)

9668
3.93
谷崎潤一郎 1987年1月1日 本で見る

感想・レビュー

盲目の美少女・春琴のドSぶりが凄いです。虫歯で苦しむ佐助の顔をおりゃーと蹴ったあたりなどは思わず笑ってしまいました。(笑)ぶったり、蹴ったり、撥で殴るのも... もっと読む

陰翳礼讃 (中公文庫)

6151
3.90
谷崎潤一郎 1995年1月1日 本で見る

感想・レビュー

谷崎潤一郎の、どんどん進む「日本の西洋化」に対する「(自らも言っているが)愚痴」の吐露エッセイである。 曰く(Audibleで聞いているので、原文の儘で... もっと読む

刺青・秘密 (新潮文庫)

5829
3.71
谷崎潤一郎 1969年8月7日 本で見る

感想・レビュー

大正7年(※)、新進作家の谷崎潤一郎は麻生市兵衛町に新築されたばかりの永井荷風亭を訪ねた。小さな庭に設えた巴里のカフェに模した丸卓で相向き乍ら、祝いに持参... もっと読む

細雪 (上) (新潮文庫)

3983
3.90
谷崎潤一郎 1997年1月1日 本で見る

感想・レビュー

随分前から積読してあった本です。 何度も途中で挫折してこれは大人になったら面白さがわかる本なのか(十分大人なんですが)と思ったら『世界は文学でできている... もっと読む

卍 (新潮文庫)

3626
3.59
谷崎潤一郎 1951年12月12日 本で見る

感想・レビュー

これから語られる二組の男女の複雑な愛憎劇の当事者の女性が、大阪弁で告白する形式で書かれています。一人の語りだけで、これだけの物語を読ませ、引き込むという流... もっと読む

細雪 (中) (新潮文庫)

2710
3.96
谷崎潤一郎 1997年1月1日 本で見る

感想・レビュー

 大阪の名門、蒔岡家の四女(こいさん)妙子は活動的。28 歳で人形作家として一角の人物になっているだけでなく、日本舞踊にも熱心、さらに洋裁を習い、将来は洋... もっと読む

細雪 (下) (新潮文庫)

2694
3.95
谷崎潤一郎 1997年1月1日 本で見る

感想・レビュー

 やっと読了した。これで蒔岡四姉妹との付き合いは終わった。  読み終えて、「で、一体作者は何が言いたいのだろう?」と思ったが、解説を読み、そもそも谷崎文学... もっと読む

猫と庄造と二人のおんな (新潮文庫)

2194
3.71
谷崎潤一郎 1951年8月28日 本で見る

感想・レビュー

R3.4.23 読了。  『一匹の猫を中心に、猫を溺愛している愚昧な男、猫に嫉妬し、追い出そうとする女、男への未練から猫を引取って男の心をつなぎとめ... もっと読む

文章読本 (中公文庫)

2182
3.76
谷崎潤一郎 1996年1月1日 本で見る

感想・レビュー

戦前に書かれたものであるが、その本旨については、今も納得のいくものである。 文語から、口語へ、現代仮名遣いへ以降する時代の香りというか、匂いというかが伝... もっと読む

痴人の愛 (角川文庫)

2068
3.76
谷崎潤一郎 2016年3月25日 本で見る

感想・レビュー

 大正時代の若い娘との恋愛を描いたものであるが、なんだかとても現代的であると感じた。現代であれば、これほど女性に貢いだり市内のかもしれないが、精神的には女... もっと読む

陰翳礼讃

1922
4.16
谷崎潤一郎 2018年1月18日 本で見る

感想・レビュー

こういう本が手元にあって、ページをめくりながらティータイム、みたいな生活が理想。 いつになったら実現するでしょう・・ もっと読む

谷崎潤一郎マゾヒズム小説集 (集英社文庫)

1848
3.52
谷崎潤一郎 2010年9月17日 本で見る

感想・レビュー

エロティシズムとしてのM性に訴えてくるのは、最初に収録されている「少年」くらい。後はモチーフや設定としてマゾをとりあげてはいるが、それに由来する人間の心理... もっと読む

谷崎潤一郎犯罪小説集 (集英社文庫)

1802
3.83
谷崎潤一郎 2007年12月14日 本で見る

感想・レビュー

何だか初期の江戸川乱歩を読んでるような感覚に陥ったので情報整理。谷崎の生年が1886年で乱歩が1894年。収録されている作品は乱歩デビューの1923年より... もっと読む

蓼喰う虫 (新潮文庫)

1675
3.38
谷崎潤一郎 1951年11月2日 本で見る

感想・レビュー

ロッキーさんのおすすめで。仮面夫婦の日常が夫目線で語られる。当時の最先端のお洒落風俗を織り交ぜつつ、義理の父達との交際や従弟とのやりとりの中で離婚を先延ば... もっと読む

細雪 全 (中公文庫)

1541
4.00
谷崎潤一郎 1995年1月1日 本で見る

感想・レビュー

優雅で絢爛な、関西版「サザエさん」(と私は思っている)。人生で一番繰り返し読んでいる作品。初代は開きすぎたせいか背表紙が割れて壊れてしまって、いま手元にあ... もっと読む

鍵・瘋癲老人日記 (新潮文庫)

1256
3.65
谷崎潤一郎 1968年10月29日 本で見る

感想・レビュー

濃い二篇。愛読書(但し、それを公言する勇気は持ちあわせていない)。 もっと読む

谷崎潤一郎フェティシズム小説集 (集英社文庫)

1087
3.76
谷崎潤一郎 2012年9月20日 本で見る

感想・レビュー

“フェティシズム”という括りで集められた6編の短編ですが、「刺青」「富美子の足」「青い花」以外はフェチと言うより精神分析の話のように思えました。 「刺青... もっと読む

春琴抄 (1) (角川文庫)

998
3.82
谷崎潤一郎 2016年6月18日 本で見る

感想・レビュー

盲目のお嬢様と丁稚奉公という春琴と佐助の出会いから、夫婦より師弟の関係に固執する二人の軌跡をたどる。文字通り盲目的献身的に尽くし尽くされるのが二人の愛だっ... もっと読む

陰翳礼讃・文章読本 (新潮文庫)

926
3.88
谷崎潤一郎 2016年7月28日 本で見る

感想・レビュー

昭和8年に書かれた名エッセイ『陰影礼讃』と、翌年に書かれた文章道を説く『文章読本』の二作品を合わせたもの。他に、『厠のいろいろ』他二篇を収録。 『陰影礼... もっと読む
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